不思議で素敵な場:そら豆とホワイトコーンのかき揚げ
土曜日の夜9時、『在宅デトックス』が開催されました。
東京と京都で開催されたトークミーティング『カイゴ・デトックス』をぐぐっと小さくした、リモート毒吐きミーティングです。
一応このミーティングの仕切り役だった私は、事前に「とにかく参加者の皆さんにたくさんお話をしていただきましょう。私たちメンバーは相槌役ということで」と、偉そうに他のメンバー参加者に指示をしていたのですが…
蓋を開けてみたら、話す話す、私。相槌どころではありませんでした。
自分で開催しておきながらこんなことを言うのも変ですが、在宅デトックス、とても不思議で素敵な場だなあとつくづく思いました。
だって、介護ですよ? テーマとしては激重でともすればドロドロじゃないですか。なのに、笑うんです。話す人も、聞く人も。
もちろん、終始笑ってばかりではありません。とてもしんどいこと、不安なことを吐き出すこともあります。(そのためのデトックスだし)
そうすると、聞いている人たちは、話す人と同じ表情で「えぇー?!」と声を上げたり、ため息をついたり。でもね、それもなんとなく楽しい。
決して重苦しくはないのです。
「あぁ、いいなあ。いい場だなあ」と思ったら、相槌役なんてことを忘れて、ぺらぺらとしゃべりまくってしまいました。
参加者の皆さん、申し訳ない。
この活動を始めた時から参加者の皆さんに言っていることなのですが、カイゴ・デトックスは、参加することで何か答えを得ることができたり、問題を解決できる場ではありません。その期待はしないでください、と。
でも、介護中に経験したことやこれからの不安を話す中で、そしてそれを聞く中で、思いがけず気が楽になったり、意外な情報が転がり込んでくることも無きにしもあらずだということが、実際に参加してみるとよくわかるのです。
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだできるだけステイホームを守った方が安全なようです。でも、ホームにステイすればするほどストレスが積もっていく。介護に不安を抱えている人ならなおの事。
あなたの悩みを解決して絶対的な幸せに導く魔法はないけれど、ちょっと楽しいですよ、在宅デトックス。ぜひご参加ください。
さて、最近手抜きが続いていた我が家の食卓ですが、在宅デトックスの楽しさに浮かれた今週ははちょっとやる気が出てきました。ちょっとね。
そこで作った一品は『そら豆とホワイトコーンのかき揚げ』です。
ホワイトコーンは粒状で冷凍になっているものを生協で買いました。正直、普通のコーンとの違いが今ひとつわかりません。普通のコーンの方が黄色が映えてきれいかもしれません。ちょっと弱気になって来た。
ちなみに、揚げ物をするのは好きです。鍋の前で、食材が上がっていく様子を眺めるのは楽しい。
そら豆とホワイトコーンのかき揚げ
- そら豆をさやから出し、薄皮をむいて縦半分に割ります。
- コーンは、冷凍の場合は必要な量をざるに入れて室温に放置し、回答します。生のとうもろこしを使う場合は、包丁を使って実を芯からこそげ落とします。
- ボウルにそら豆とコーンを入れ、そこにてんぷら粉を少々振り入れ、全体にまぶすようにします。
- 天ぷら衣を作って3のボウルに流し入れ、かき混ぜます。
- 揚げ鍋で油を熱します。
- 油が適温(180℃くらい)になったら、大きなスプーンやお玉のようなもので4をすくい、滑らせるように油の中へ入れて揚げます。
私はかき揚げを作る時は無印のシリコーン調理スプーンを使います。 - 衣が多すぎたり、濃度が濃すぎると火が通りにくく、衣部分が生げというか、お好み焼きのようになってしまいます。衣の具合、火の通り方に注意しながら様子を見て、カリッと揚がったら出来上がりです。
お好みではありますが、塩で食べるのがおススメ。
私はこのゆず塩を振って食べるのが好きです。
在宅デトックスは、これからも定期的に開催します。
これからの日程については、近日中にオバフォーサイトでお知らせしますので、
興味がある方はぜひご参加ください。
ミカスでした。
ずん
在宅デトックス
楽しかったです!
ありがとうございました。
今回は当事者がすぐそばにいて
正直、話したい事全てを話せたわけでは
ありませんし、
何から話していいかわからず、変なお話しになっていたとは思いますが、
このような場があると言うことが
本当に嬉しいです。
介護ってみんな違うし、大変な事もわかってる。
親戚や親しい人に話して
「大変だね」と同情されたいわけじゃないし、思いきり愚痴っても仕方ないことも
わかってる。
でもなんか話したりできたり、お話し聞けたりする場があるということがデトックスになってると思います。
時々全然違う話しになる事もまた楽しい。
ありがとうございました!
また機会があったらよろしくお願い
します。
ミカス Post author
ずんさん
ご参加ありがとうございました。
在宅デトックス初回ということで、やや手探り状態そして足りなかった部分もあったと思います。
時間帯についても、介護対象のご家族が在宅されている可能性を考えると、日中に開催する回もあった方がいいかなと考えています。開催しながら考えていきたいと思いますので、感想やご意見を聞かせていただけるとありがたいです。
それにしても楽しかったですね。
開催側が楽しんではいけないのかもしれませんが、全員が介護経験もしくは介護への不安を持った中でのお喋りは、みんなが同じ目線の高さで話せる分、とても気持ちのいいものでした。
またぜひご参加ください。
アメちゃん
ああー。かき揚げおいしそう!
衣サクサク、そら豆ぽくぽく、コーンぷちぷち。
それをお塩で食べるなんて、どことっても美味しいに決まってます!
ミカスさん、うちに来て作ってくださーい(笑)。
デトックスに参加された方が「楽しい」って感じるのが一番ですよねぇ。
京都のに参加して思ったんですけど
私など、たまに田舎に帰省して母を手伝うぐらいで
皆さんの介護に比べたら、、、で、
でもそういう私みたいなのも、大変な介護をしている人も
なにを話しても批難されない、大丈夫っていう信頼感みたいなのがあるなって。
不思議ですよね、みんな初対面なのに…。優しい時間。
ミカス Post author
アメちゃんさん
ありがとうございます。
実は私、かき揚げを揚げるのが本当に下手なんです。でも、今回は割と上手く仕上がりました。
具を少なめに、小さく揚げるようにした方がいいみたいです。
京都へのご参加、ありがとうございました。
カイゴ・デトックス三箇条には挙げていませんが、「比べない」というのもデトックスには大切な条件だと思います。
遠距離で実際に親御さんと会う機会が少なくても、心配や不安は同じです。辛いことは辛いし、嫌なことは嫌ですよ。
だから、これからも色々な形でカイゴ・デトックスにご参加頂いて、その時の気持ちを吐き出してくださいね。在宅にもぜひご参加ください。
Jane
フキノトウの花の咲いたのを上から見るとこんな感じ。美しくて、おいしそうですね。
ミカス Post author
Janeさん
ありがとうございます。
たしかに、ふきのとうに似ている。
ふきのとうの天ぷらも食べたくなってきました(笑)