私はクリアできるのか?:お好みキャベツ
私が住む田舎町でも、高齢者に対する新型コロナウィルスワクチン接種が始まりました。
接種にたどり着く前、まずは予約を取ることがとても大変でした。
我が家の場合、グループホームに入所している母の分も予約を取れなければならなかったので(ホームから「予約、接種はご家族でお願いします」と連絡がありました)、父、母、それぞれ2回、都合4回分の予約が必要でした。
1回目の予約は割とすんなりできたのですが、2回目が曲者でした。
スマホ、タブレット、PCの3つをインターネットに接続して、予約開始時間の9:30に一斉にアクセスしたのですが、必要事項を記入して先に進むことは出来ても、最後の『予約する』というボタンをクリックした途端、うんともすんとも言わなくなってしまうのです。簡単に済むとは思っていませんでしたが、それにしたって大変過ぎるだろうとびっくり。
結局、両親ともスマホからのアクセスで2回目の予約を取ることに成功しましたが、何だかんだで1時間ほどかかってしまいました。
難関を乗り越えて予約が取れたことで、すっかり大船に乗った気分になっていた私でしたが、父の接種当日、付き添って行ってまたまた驚くことになります。
決められた時間よりも少し前に会場へ行くと、既に何人かの人が列を作っていましたが、人数自体はさほど多くはありませんでした。多くの人が押し寄せているのかもしれないと予想していた私にはちょっと肩透かしだったのですが(届いたワクチンの数が少ないため、接種できる人数も自ずと少なくなるわけです)、驚いたのはその後です。
列に並んでから接種終了までのステップがあまりにも多いのです。
予備受付、受付、問診、接種(ここでも医師から問診)、接種後チェック、待機時間の告知、15分待機。
これ、予約から始まって会場へたどり着き、接種を終えて会場を出るまでのステップをクリアしていくゲームを作ったらかなり難しいものになるんじゃないの?と思ったくらいです。
もちろんこれは接種を受ける人の安全を守るために考え抜いて作られたシステムなのだと思います。万が一にも漏れやミスが生じてはならないからこそ、ここまで幾重ものステップが必要になってくる。
でも、正直「こりゃ大変だ」と言う気持ちは否めません。
体の動きや判断力に不安が出てきた高齢者がこの手順を1人ですんなりとこなせるのだろうかと考えたら、なぜか自分のこれからが不安になってきました。
雑なものは絶対に困るけど、もう少しシンプルで、でもきちんとしたシステムを作ることは出来ないものか。じゃないと私、クリアできない、かも…
料理も、時には(いや多くの場合)シンプルだけど美味しいもので終わりにしたいものです。とりわけ、自分1人の食事などは、手間をかけずに美味しく食べたい。というわけで、今日ご紹介する一品は『お好みキャベツ』です。
お好みキャベツ
- キャベツを千切りにします。
細めの方がいいので、面倒ならコンビニやスーパーで売っている千切りキャベツを使っちゃいましょう。 - フライパンにオリーブオイルを引き、中火で温めます。
- 2にキャベツを入れて軽く炒め、ハーブソルトを振ります。この時、炒め過ぎないように注意してください。卵を加えてからも加熱するので、この時点ではフライパンに入れて大きく混ぜ、油をなじませる程度でOKです。
- フライパンの中でキャベツをパンケーキのような丸い形に整え、真ん中を軽くくぼませます。
- キャベツのくぼみに卵を割り落とし、黄身の周りのキャベツにピザチーズをのせます。
- 蓋をして弱めの中火で焼きます。卵がお好みの固さになったら出来上がりです。
ハーブソルトとチーズの塩分でも十分に美味しいのですが、お好み焼き風に
ソースやマヨネーズを少しかけてみるのも美味しいと思います。
最近は、親のケアをしつつ自分のこれからが心配になることがしょっちゅうあります。そろそろ自分の『準備』も始めるべきなのかもしれません。
そんな話をするのもいいかもしれないなと思いつつ、今月の『在宅デトックス』は29日(土)21:00からの開催となります。
今回のゆるテーマは『実際、カイゴってどんな感じ?』です。
主に介護未経験の方や、遠距離などで直接は介護に関わっていないものの介護の実態が気になる、どう関わっていけばいいのだろう?という方を中心にお話をしたいと思っています。初参加の方も大歓迎ですので、今まで気になっていたけれど参加する勇気が出なかったという方、ぜひご参加ください。
尚、お申し込みが多数となった場合は抽選とさせていただきます。ご参加いただけるかどうかは開催日の前日までにお知らせいたします。
お申し込みと詳細はこちらからどうぞ。
ミカスでした。
kokomo
ミカス様、(ワクチン予約2回+付き添い)×2、お疲れ様です。
これからもお母さまの付き添い×2とお父様の二回目の付き添いがあるのでしょうか?私の友人も親のワクチン予約が取れなかったとか、やっと取れたとか、一時期のマスク争奪戦のように格闘していたようです。本当に本当にお疲れ様です。
「That’s Dance!」でも話題になっていましたが、この予約システム、誰が考えたのでしょう?私もとりあえず接種日を決めてハガキなので通知、指定日に無理な人は予備日に、というやり方はダメなの?と思っていました。私の両親の自治体では両親の年齢帯のワクチン予約はまだ開始されていないようなのですが、一体両親が自分たちでできるのか非常に不安になってきました。さらに接種当日のシステムも複雑なんて。遠方の私は付き添いが難しそうなので、不安が増大するばかりです。
私は恐らく子供達が巣立ったら、すぐに親の介護、そして自分の老後の準備です。自分のことだけに集中できる時間って意外と長くないかもしれないよ、と子供達には伝えてあります。
キャベツに卵、野菜とタンパク質が同時に取れて簡単にできるなんて最高ですね。今、何度目かの個人的温泉卵ブームが来ていて、冷蔵庫には温泉卵が常備されています。温泉卵を食べるたびに幸せです。「お好みキャベツ」も卵が半熟になるくらいでやってみますね。
ミカス Post author
kokomoさん
はい、あと3回の付き添いがあります。
考えるとちょっと面倒なのですが、こればかりは仕方ありません。
地域によってシステムが違うので、予約から接種まで効率的に進む地域もあれば
そうでない地域もありますね。
kokomoさんのご両親がお住いの地域がシンプルかつ効率的な手順で接種をしていることを祈るばかりです。
本当に、最近は親の介護の向こうにうっすらと自分のこれからが見えるようになってきました。
自分が介護される立場になった時、今、自分が親の介護で困っていることや悩んでいるのと同じ思いを
若い人たちにはさせたくないと思っているのですが、一体どうなることやら。
温泉卵、いいですね。私も好きです。
お好みキャベツも卵を半熟に仕上げて、キャベツにとろりと絡ませる感じで食べると美味しいですよ。
ぜひ作ってみて下さい。