57の手習い:鮭のから揚げ甘酢あん
数年前から音訳という活動に参加しています。
音訳、ご存じですか?
なんらかの理由で目から情報を得ることが難しい人のために、そこに書かれている文字や図表、写真といった情報を音声化するのが音訳です。
対面で行われることもありますが、私が参加しているボランティアグループでは、町が発行している月刊広報誌を、DAISY(デイジー)という録音編集ソフトを使ってCDに録音して、必要とする方に配布するということをメインに活動しています。
音訳をするのに公的な資格は必要ありません。ただ、読む技術、録音するためのソフトの操作などが簡単ではないため、初級、中級の講座受講は必須です。昨年夏に初の広報音訳に挑んだ私ですが、その時は録音ソフトの操作を先輩にお願いし、私はマイクの前で読むことだけに集中しました。その後必死で勉強した甲斐があって、今は読むことと録音ソフトの操作の両方を自分1人でこなすことが出来るようになりました。
それにしても、この年齢で新しいことを勉強し、さらにそれを活かす活動に参加することになるとは思ってもいませんでした。年齢云々以前に、小心者の私は新しいことを始めるのがとにかく苦手で、面白そうなことや興味を惹かれることに出くわしても二の足を踏んでしまい、結局はやらずじまいのことがほとんど。オバフォーに参加したことも、私にとっては清水の舞台から数百篇ジャンプするくらいの覚悟でした。でも、オバフォーといい、音訳ボランティアグループといい、えいやっ!と飛び込んでみたら楽しいこと、楽しいこと! そうか、これまでたくさんのことに二の足を踏んだ私は、きっとたくさんの楽しいことを逃してきたのだろうなぁ。ああ、もったいない!
でも、56の手習いでそれに気づけたのはラッキーだったと言うべきか。老い先は決して長いとは言えないけれど、その分怖がるべきものもそんなにはないはず。これからは二の足踏まないやり方に変えていこうと思うのです。
さて、二の足踏まずに挑戦してみるか!と思うのは料理も同じことで、「これとあれをこうしてみたらどうだろう?」と頭に浮かんだレシピは即実践していこうと思っている昨今です。そこで、先日、思い浮かんだまま作ってみたのが「鮭のから揚げ甘酢あん」です。
鮭のから揚げ甘酢あん
- 甘酢あんを作っておきます。
私は、酢大さじ4、醤油大さじ4、砂糖大さじ4、水100ccを鍋で熱し、大さじ1の水で溶いた片栗粉小さじ2を加えて作ります。 - 鮭はやや大きめの一口大に切り、生鮭の場合は塩胡椒を、塩鮭の場合は胡椒を振ります。
- 1の鮭に片栗粉を薄くはたいて、170℃くらいの油で揚げます。
- 写真の付け合わせは玉ねぎ。これも油でさっと揚げてあります。
- 皿に鮭と付け合わせを盛り付け、甘酢あんをかけたら出来上がりです。
皆さんは最近始めたことはありますか? 始めてみたいけれど、まだ踏み出せずにいることはありますか?
楽しくてたまらないことに出会いますように。
ミカスでした。
Jane
ありま~す。ボランティアで~す。2年くらい前からやりたかったボランティア、コロナに阻まれ、昨夏の夏休み限定ポジションは決まったところで仕事が入ってドタキャン、秋からはまたコロナの大波、冬は時々外出もままならない大雪。1月2月なんてやりたくていてもたってもいられなくなり、3月を待ち望んでいたはずなのに、さあコロナも落ち着いてきたし、いざ申し込もうと思ったら、急に心が重くなり。
ボランティアとは言え、面接に推薦者依頼に、犯罪履歴証明書、めんどくさい。
大体私にはそんなことやれる能力もないんじゃ…などと及び腰になっている自分をプッシュしているところです。
今やっていることも過去に踏み出したから今やれているんだと思い出しても、まだ躊躇。やらなくてもいいボランティア、自分以外にプッシュしてくれる人もなし。
でも今日この記事を読んだのも、何かのメッセージ。
そして、最低4カ月はやらないといけないとか書いてあっても、もう絶対続けたくない時には、やめていいのさ。
アメちゃん
ミカスさん。
まさに今朝、1年間の講座に思い切って申し込んだところです!
私は仕事でMacを使ってますが、そもそもこの類がまったくダメで
OSのアップデートだの、TimeMachineでバックアップだの
ホントについていけなくて、ほとほとイヤになって
なんか、こういう機械に支配された世界から抜け出して
自分の体をちゃんと使って生活したいなぁって思ったんです。
(ミカスカフェを手伝います!っていうの、あながち嘘じゃないんですよー・笑)
でも、生きていくためには稼がないといけないし・・
これからどうやって生きていこう・・どうしたらいい??
と、ここのところずっと悶々としてて
とにかく何か新しいところへ、新しい人と交わってみよう!と
清水の舞台からダイブしました。今朝(笑)
自然のこと、カラダのこと、養生、陰陽などなど学ぶ講座です。
なにか扉が開くきっかけになればいいなぁとおもいまーす。
ミカス Post author
Janeさん
私がJaneさんの背中をプッシュしましょう。
とはいえ、確かに北米は色々な場面で推薦者が必要だったりするのでちょっと面倒ですよね。
カレッジでとあるコースを取ろうと思ったら、規定時間数以上のボランティア経験とそのボランティア先の人からの推薦状が要るというのでボランティアに申し込もうと思ったのですが、そのボランティアに参加するのにも推薦者が必要だと…。
とにかく referenceを重要視しますよね。
能力があるかないかはやってみなければわからない。
私もこのボランティアに結び付く講座の受講について考えた時は「こんな講座を受けても意味はないかなあ」なんて考えていました。
まずは始めてみましょ。楽しめそうか、いい時間が過ごせそうか、まずは探ってみましょ。
もしそのボランティアを始めたら、ぜひレポートをお願いします。
ミカス Post author
アメちゃんさん
おおっ!新しいことが始まりますね!
しかも自然や体についてなんて、とても楽しそう。
新しい知識や情報が増えるのはもちろんのこと、新しい人との出会いもきっと待っていますね。
大人になって年を経れば経るほど新しいもの・人との出会いは減っていく、いや、なくなってしまうのだろうと思っていましたが、
どうやらそうでもなさそうです。
充実した1年になりますように!
いまねえ
こんにちは。甘酢あん、大好きです。食べ終わったお皿をなめちゃうくらい好き。
特に魚の揚げ物にはベストパートナーですね。
Janeさん、アメちゃんさん新しい世界に飛び込まれるのですね。
定年後、自分がこんなにおうち大好きに引きこもり生活が苦でない人だったのに
我ながら驚いています、そういえば子供時代もそうだったなと今更ながら性格は変わらないんだなと思ったり。
家で下手糞なソーイングを自己満足で続けるのも良いのですが、でもなんとなく外に出てなにか始めたい気もしています。
習い事、何かの講座、なにかないかしらと思い始めているところです。
義母の介護で息を詰めるような時間が一段落して、少し家族親族との距離を一歩引いておきたいと思うようにもなったのも一因ですね。逃げるではないが薄めたい。
何がしたいんだろう私。やって意に添わなければこっそり抜ければいい、と思うも
そもそも何がしたいのかな。近場でできること、ていうのも大事ですね。
通うのに不便だったり乗り換えが幾つかあったり、だと負担だしなあ。。
63の手習い、新しい出会い、探してみます。
ミカス Post author
いまねえさん
甘酢あん、美味しいですよね。私も大好きです。甘酢あんをかけておけば何でも美味しくなるんじゃないかと思うくらいです。
ぜひ、揚げワンタンの甘酢あんかけも絶品ですよ。ぜひお試しください。
外で新しいことを始めるもよし、家で何かを始めてみるのもよし。
ソーイング、いいじゃないですか!
自己流で続けるのも楽しいし、通信・通学でソーイングレッスンを受けるのもいいなぁ。
介護の流れが変わったことを敢えて好機ととらえて、「薄める」ためにぜひ何か始めてみてください。
始めてみて「これはちょっと違うかも」と感じたら方向転換できるのも大人の特権。
いずれにしても、いまねえさんのこれからの日々が軽やかなものになることを祈っています。
kokomo
ミカス様、ミカスさんは新しいことも飄々と始めてしまうように見受けられるのですが、心の中では激しい葛藤があったなんて意外です。そして、「音訳」という人の役に立つ活動をするというのはなんともミカスさんらしいですね。
私はミカスさんとは逆で、新しいことも比較的気軽に始めてしまっていたのですが全て中途半端なままというのが後悔です。そんなわけで、私は新しいことを始めるというよりも「再開」。とっちらかった伏線を回収すべく、長い中断の後に再開したことがここ数年でいくつかあります。
その一つがピアノ。高校までダラダラ習い続けていました。20年ほど前に電子ピアノを買ったのですが、子供が生まれて弾く時間が全くなく物置台になっていました。少し前にいろいろなきっかけが重なり、自習でピアノを再開しました。今は先生について習っていませんが、そのうちレッスンに行きたいなぁ。
再開したことは基本的に一人でやることばかり。グループでする何かを始めたい気も
するのですが、過去に参加していたグループでトラブルがあったりして、二の足を踏んでしまいます。でも、合わなかったらさっさと撤退でいいんですよね。私たち大人ですもの。
まるこ(ひのえうま)
え???
ミカスさん、年上???
と、驚いてしまいました。私よりずっと若いと思ってたー!!
私は点訳ボランティアをしたことあります。音訳ボランティアさんともよくご一緒しました。きれいな発音、憧れます。ミカスさんの声も、聞き心地が良くて好きです♥️
ミカス Post author
kokomoさん
私はこう見えて(どう見える?)、とんでもない小心者かつ心配性です。
まだ起きてもいないことをーの結果を想像して(もちろん悪い方に)身を震わせるような人間なのです。
「ぼのぼの」のアライグマくんが言った
「後でこまることをなんで今こまるわけ?後でこまるんだったら後でこまればいいじゃねえか。なんで今こまるんだよ」
を自分への戒めのように唱える毎日です。
一度離れても再開したいと思えることは、kokomoさんにとってきっと良いことなのだと思います。
ピアノ、いつかレッスンを始められるといいですね。
同じものを楽しむ・学ぶためのグループも、仲良くなれれば御の字ですが、
程よい距離を保つのも手ですよね。そう、私たち大人ですもの。
ミカス Post author
まるこ(ひのえうま)さん
まるこさんがおいくつかは存じませんが、まるこさんがそう仰るのであれば年上なんでしょうね、ワタシ。えへっ。
点訳ボランティアをされていたのですね。
点訳、私もやってみたいと思ったのですが、覚えることがたくさんありそうでそれこそ二の足を踏んでしまいました。
私も点訳ボランティアさんとご一緒したことありますが、点訳に関するお話、楽しかったです。
そうそう、声。
私、自分の声がコンプレックスで、それをなんとか改善できないものかというのも
音訳の講座を受けた理由です。
褒めていただけでとてもうれしいです。
ミカス Post author
「褒めていただけでとてもうれしいです」→「褒めていただけてとてもうれしいです」でした