人の手を借りる: 柚子茶でなます
去年の末から整体に通っています。
30代くらいの女性が自宅の一部屋をサロンのようにしてやっている整体院。
この整体師さん、とても華奢な方なのですが、無駄に肉がついた私の体をこちらが申し訳なくなるくらい丁寧に全身を使ってほぐしてくださいます。
初回は手技を施されるたびに体をよじりたくなるほど痛くて、「こんなにガチガチの体でしんどくないですか?」と言われたほどでしたが、回を重ねるごとに痛みは無くなり、体が楽になっていくのが分かりました。痛みどころか、施術が気持ちよくてうとうとしてしまうことも。
数年前に坐骨神経痛で歩けなくなったこともあって、体の歪みや傷みを正そうと整体に通い始めましたが、整体に限らず、とにかく私は誰かに体のケアをしてもらうのが好きです。
アロママッサージ、フェイシャルトリートメント、果ては脱毛の施術まで。
なぜ? 毎日人の世話に明け暮れているとね、たまに「私も誰かにケアされたい!」と無性に思う事があるのです。変な言い方ですが、変な意味ではなく、「誰かに手を添えてもらいたい」と思うのです。
とはいえ、手を添えて頂けるケアというのはそれなりに費用がかかりますから、「たまに」「無性に」欲する時だけお願いすることがほとんどです。今回の整体は体の徹底的なメンテナンスをするためなので、無駄遣いを減らして捻出した費用で続けるつもりですが。
頑張るのはあくまでも自分ですが、時には文字通り人の手を借りて心身を楽にすることも大切だなあと痛感している最近です。
さて、料理もできるだけ楽をしたいと常々考えている私ですが、今回は出来合いのものの力を借りて楽に作れる一品をご紹介します。『柚子茶でなます』です。今どきっぽく、「柚子茶deなます」とでも書いちゃう?
柚子茶でなます
- 大根と人参の皮をむき、長さ5センチの千切りにします。
- ボウルに大根と人参を入れて塩をふり、5分ほど置いておきます。
- 小さなボウルにお酢と柚子茶を入れてしっかりと混ぜ合わせます。
お酢と柚子茶の割合は3:1、甘い味が好きな方は2:1くらい。とはいえ、味見をしながらご自分の好きな割合を見つけて頂くのがベストです。(丸投げ・笑) - 大根と人参をさっと洗い、ぎゅっと絞ってしっかりと水を切ります。
- 水を切った野菜と柚子酢を混ぜ合わせたら出来上がりです。
大人になると、誰かの手でケアをしてもらう機会がぐんと減ってしまいますね。あ、でも、あと20年もすれば私もまた誰かにケアをしてもらう日々がやって来るのか。
ミカスでした。
爽子
ゆず茶、アイデアがすごい。
余りがちなので、やってみます。
嬉しいです。
ミカス Post author
爽子さん
ぜひ試してください。味見しつつ、自分好みの甘さと酸味のバランスを見つけて下さいね。