Posted on by Comet
受容のプロセス
もう50歳だからさー
なかなか覚えられないし
覚えてもすぐに忘れるし
はあ、もう嫌になっちゃうよ。
と、家で愚痴りまくっていたら
オットに言われました。
「キミは障害者と一緒なんだから」
念のためにお断りしますと
オットは脳出血の後遺症で失語症になり
「身体障害者手帳」をもっています。
(これは法律上の「障害者」の定義です)
その障害者のダンナが「同じ」と言った理由を聞くと
「できなくなったことを嘆いても何もならない。
そうなってしまったのだから、しょうがない。
その状態で、自分はどうすればいいのか
考えて工夫してやっていくしかないでしょ」
障害者は「障害の受容」のために
ショック→回復への期待→混乱と苦悩→適応への努力→適応
というプロセスをふむと言われています。
いまの私は、まさにこのプロセスの「混乱と苦悩」。
「障害の受容」≒「老いの受容」でもあるわけで
オットは「ここを乗り越えて先に進んでいけ」
と言っているわけですね。
よし。行きますか。
*そもそも、なぜ言語聴覚士を目指すことにしたのか。
長い長い理由はこちらをご覧くださいませ。
*オバ専キャラクターを描いてくれたのは
籔内美和(やぶうちみわ)
1978年大分生まれ、香川育ち、東京在住。
オフィス★イサナのデザイナー兼イラストレーター。
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nao
とても考えさせられます。
人は生きていれば必ず年をとって、出来なくなることも増えていくのに
いつも体力気力のピーク時を基準にしてしまいます。
障害と健常は地続きで、誰でも障害がある道にたどり着くのにね。
それと日本は、公共の場所を働き盛りの男性中心に考え過ぎだと思うのです。
Comet Post author
naoさん、本当にそうですよね。ついつい「昔は徹夜明けで遊びに行っても平気だったのに」とか考えて溜息をついてしまいがちですけれど、そんなこと考えて淋しい気持ちになるより、自分のいまの状態を等身大で見極めて受け入れたほうが楽しい(^ ^)