ヒンドゥー教の聖地「バトゥ洞窟」とサル。
クアラルンプール郊外に洞窟がある。
この洞窟、ただの洞窟ではなく、ヒンドゥー教の聖地なのだ。
観光地化されているので、行ってみるとがっかりとする?かと思いきや、
意外と楽しい聖地だった。
聖地を楽しむだなんてなんて不謹慎な私。
でも、楽しかった。
だってね、なぜだかわからないけれど、洞窟のなかを鶏が走りまわって、
子どもに追いかけまわされたり、サルが餌をおねだりしたりと、
なかなか面白い展開になったのだ。
正直言って、私はここを訪れるのをあまり期待もしてなく、
友人が遊びにきたので、仕方なく観光地っぽいところでも案内しないとなーっ
という思いから来たのだった。
マレーシアといえば、イスラムですよね。
他民族国家マレーシアでは、仏教、ヒンドゥー、クリスチャンまでも混在する国。
他宗教においても寛容な国。外国人にはいい国だ。
このバトゥ洞窟、272段の急な階段を上がると、大鍾乳洞が私たちを出迎えてくれる。
息切れしてしまうこの階段、運動不足の私にはちょうど良かった。
鍾乳洞は圧巻ではあるが、人の多さにも驚き、うーん、そしてゴミの多さにはがっかり。。。
聖地なのに、汚されている気がして、もう神様がいないのでは?と思った。
日本の神社ではありえない。
うーーん、まだまだ民度が低いと感じるマレーシア。
先進国入りを目指しているという。
経済だけが上向きになった国を先進国と呼ぶのか?と言いたくなったが、
あれ、フランスでもどこかの国やらも
結構マナーがなってないのだから、仕方ないのか。。
先進国とは経済だけが発展した国を指すのかなーって、ふと思ってしまった。
うーん、それにしても、ゴミが気になる。
聖地にゴミはご法度だろう。ここに神がいるとしたら邪神のみだろう!
ゴミが好きな神様なんて聞いた事がない。
いや、ここだけだ。
そんなこと言ったら、マレーシア人に怒られてしまう。
イスラムのモスクの周りにはゴミはなかったのだから。
そんな思いもあったので、
私はいるかいないか分からない神様よりも動物に興味を持った。
サル。
なんでこんなにサルがいるんだ、と思っていたら、
どうやら誰かが餌をやっている。餌というよりお菓子。。。。。
糖尿病になるのではとちょっと心配にもなったが、選ぶのはサル。
仕方ない。
ここで私が叫ぼうが何も変わらない!
うーーん、ここにきて、環境問題なら生態系破壊についても考えてしまった。
動物に餌をやる行為は、人間の楽しみの一つ。
それを止めろ言ったところで、止める人は少ないだろう。
罰金でも課すような事をしない限りは。
それにしても、サルの多さにびっくりである。
なんだかここが聖地だなんて忘れて、サルにばかり気を取られてしまったこのバトゥ洞窟。
ここはゆっくり拝むようなところではないかなーって思ってしまった。
観光地化された場所はどこもかしこも単なる観光地になっただけの土地。
そこにパワーなどあまり感じないと思ったのは私だけだろうか。。。
うーーん。
観光地はどこに行っても観光地。
仕方ないのかもしれないが、観光地化されて変わってしまう悲しい運命をたどる土地。
それにしても、楽しい聖地だったのだから、よしとするか。。。
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