ゾロメ日記⑳ 人生は250字ピッタリのつぶやきの連続だ(自縄自縛)
◆8月某日 ありがとう!2-1
パートで小学校の図書室の司書をしている。決まった曜日だけの勤務なので利用クラスが固定しがちだが、今日の2時間目はふだんは来ない2-1だった。
来るなり担任の先生が、司書のいる日の利用は初めてだから、と子供達に私を紹介し始めたが、実はこのクラスは1―1時代、私の出勤日に毎週来ていたおなじみのメンツなのだ。でも進級時に担任が変わったので先生はそれを知らない。こういうとき、子供は案外黙って聞き流すのかと思いきや、口々に「知ってる!」「月亭センセー」「1年のとき本を読んでもらった」。
ちょっとうれしかった。
◆8月某日 大ドンデン返し!
スーパーで、見知らぬオバアサンに「最近おかあさんを見ないけど元気?」と声をかけられた。
義母と一緒にいる私を見た義母の知り合いなのだと理解し現状を報告したら、最後に「サクマさんによろしく伝えてね」と言われ、人違いと気づく。脱力しつつ、今の話はサクマさんのことじゃありませんよと念押ししたが、誓ってもいい、オバアサンの中では「サクマさんは週4でデイサービスに通っている」になったね・・と、義母にこの話をしたら、義母をしょっちゅうサクマさんと呼び間違えるかつてのパート仲間がいることが判明!大ドンデン返し!
◆8月某日 スカイネット法案!?
朝井リョウ著『何者』を読んで、今の世の中はこんなことになっているのか!?と驚く。
ベタな言い方だが、就活やSNSがいつのまにか自らで意志を持ち、勝手に人間をコントロールしているような・・スカイネット法案か!?
ツイッターは自分もやっているし、今回の日記は長めの、明らかにツイッターもどきなわけだが、確かにツイッターには知らない方がシアワセだった気がする他者や自分の一面が漏れ出ることがある。
この小説を読んだら「若くなくてよかった」と心から思ってしまったが、そんな感想でいいのか?と自問もしてしまう小説だった。
◆8月某日 温度差上等!
国会前のデモに参加した友人から様子を聞いた。印象的だったのは「実際その場に行ってみると、みんなで一丸となって!!って感じはあんまりなくて、いろんな温度の人がいた」というフレーズ。
ああ、それはいい。デモというと、どうしても拳を突き上げシュプレヒコールを繰り返すイメージが強く、もちろん、そういう行動をとる参加者、場面も多々あったのだろうけれど、集団ヒステリーのようにも映る抗議は、異論者もヒートアップさせるだけ、な気もするから。
市井の人々があいまいな雑感も言える余地のある論争こそ実がある気がするのだ。
◆9月某日 自作自演?
前回の記事(→★)で『フェーム』のことを書いたらまた見たくなって、自分で貼ったリンクを自分でポチッとした。自作自演?
DVDの画質も内容もセリフも、今見ると色あせて映るんじゃないかと少し危惧したのだが、全くそんなことはなかった。全編瑞々しくて、画質もよく、古臭さは微塵もない。
「願えば夢は叶う」的なお気楽な内容ではなく、どちらかというと挫折ばかりが描かれた映画なのにどうしてこんなに胸が熱くなるのだろう。 「真剣な人生はみっともない。だから美しい」の持つ力かな。ラストの卒業式のシーンは何度見ても圧巻だ。
by月亭つまみ
友人との掛け合いブログです。♪→→「チチカカ湖でひと泳ぎ」
アメちゃん
おはようございます!
温度差があったんですね。ちょっとホッとしました。
私も原発再稼働、ヒミツ保護法案、安保法案反対のデモに心がうごきましたが
どーしても、群衆で行動することや
誰か旗ふり役の人のあとに付いていくのが苦手で、参加しませんでした。
(子どもの頃から、組体操とかみんなですることがすっごく恥ずかしくてイヤだったですよー)
ひとつの大きなうねりが出来たとき
いつのまにか違う方向に誘導されてしまう危険性がありますよね。
ときどき立ち止まって、旗ふり役を俯瞰で確認する必要があります。
なにに関しても、いろんな雑音が入る余裕があるほうが好ましいですね。
つまみ Post author
アメちゃんさん、コメントありがとうございます。
「温度差上等!」の部分はデリケートな話題でもあるので、そこにコメントをいただけたことが、特にうれしいです。
デリケート扱いする、それがすごく良くないような気がするのですけどねえ。
まさにまさに、私もアメちゃんさんと同じ気持ちです。
自分の気持ちを表明するしないにかかわらず、意見(異見を含む)には耳をすませたいですし、専門家でもなく、発言に影響力が発生しない一般人の自分だからこそ、聞く耳を持たない感じになるのは怖いなあと思います。
okosama
つまみさん、こんにちは!
「大どんでん返し」はまるでネタですね。(^^)
たいへんな毎日でいらっしゃると思いますが、ある意味「おいしい生活」ですね。
つまみ Post author
okosamaさん、こんばんは~。
コメントありがとうございます。
そうですね。
「人生は全てネタだ」精神で行こうと心に誓った夜もあったのでした(^-^)
思い出させてくださり、ありがとうございます!
これからもネタ作りに精進します(^O^)