1月18日はカレー記念日

カレー記念日

お年賀の菓子 食べきってから ダイエット

1月18日はカレー記念日

めー

投稿はこちら

カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

あなたのカレー記念日も、教えてください。
五七五七七形式で、下の句は「○月○日はカレー記念日」なので
上の句の五七五だけ送ってね!

日付は掲載日に変えさせていただきます。

みんなのカレー短歌 一覧 >>

ゾロメ女の逆襲

【月刊★切実本屋】VOL.39 消えるもの、またはきえもの

このサイトのTwitter公式アカウントをご存じだろうか。このアカウントでは、最新記事の更新の告知と、それにまつわるメンバー有志のコメントが発信されているが、何時間かおきに、自動的に過去記事がランダムにツイートされてもいる。実は最近、これに救われた。

先週、パソコンが壊れた。少し前から「そろそろヤバいかも」と思う徴候はあったので、仕事関係のデータのバックアップだけはとっていたのだけれど、それ以外は、そのうちやろうと思ってそのままにしていた。

あ、いけない!と思った時…すでに遅し!
住所録が
何年にも及ぶ読書備忘録が
簡易手作り家計簿が
家で介護していたときの義父母の各種の記録が
自分が書いたあまたの雑文が
大量の画像が、雲散霧消した。おおげさかもしれないが、自分の十年以上の歴史のけっこうな部分が消えてしまった。

しばし、呆然自失。

今、パソコンのない生活はちょっと考えられないので、頭を抱えながらもAmazonで新しいパソコンを注文した。それはわりとすぐに届き、軒並みパスワード忘れの中、なんとか各種の設定をすませ、やれやれと一息ついた。

その間の生活は思いのほか快適だった。今まで、ムダにパソコンの前に座っている時間がいかに長かったを思い知った。読書も捗った。あら?パソコンなんてそんなに必要ないかも、とすら思った。

思ったのだが、新しいパソコンのがらんどうな中身(ドキュメントやピクチャ)を目の当たりにしたら、あらためて、もう自分には新しいパソコンしかないのだ、古いパソコンの中の、あのみっちりした中身を、自分はもう二度と見ることはできないのだと実感して凹んだ。

それは、寂しいとか不便というより、過去の自分に「ちゃんとやっとかない方が悪い。自業自得だから!以上!」と一刀両断に斬り捨てられたみたいな、理不尽に傷つけられたような気分だった。

間違った被害者意識(明らかに被害者ではないし)丸出しでバカみたいなのだけれど。

ちょうどそのタイミングで、公式アカウントの【過去記事】に、自分が以前書いた2つの文章がツイートされたのを見た。この記事だった。⇒ 

そこには、昔の職場や上司の思い出を楽し気に慈しんで書いている自分がいた。自分で言うのもなんだが、イキイキとした筆致で微笑ましく、妙になつかしかった。そして思った。

なんだ、自分の思い出や歴史、消えてないじゃん、ここにあるじゃん、と。

このサイトに参加していてよかった。パソコンの中身は消えても、7年間このサイトに書いてきた文章はちゃんと在った。消えてない。びくともしてない。自分のうかつさで、瞬時に斬り捨てられることも、たぶんない。

消えるときはあっけないものだし、消えないと思っているもののほとんどもいつかは消える。でも、消えたものがすべてではなかったりするし、消えたからといって必ずしも終わりではないのだよ…と、サイトの公式アカウントに、いたずらっぽい目でそうささやかれた気がして、ちょっと救われたのだった。

そんなドタバタした中、読んでいたのは、高山なおみさんの『きえもの日記』だった。

ドラマや映画撮影の際、一回だけで消えるものを「きえもの(消え物)」と呼ぶらしい。料理やお菓子や飲み物という、口にすることで消えるものだけでなく、花や、火をつけたロウソク、破る手紙なども入るのだそう。この本は、私が偏愛する脚本家&小説家である木皿泉さんのドラマ「昨夜のカレー 明日のパン」(2014年にNHKBSプレミアムで全7回で放送)の料理を監修した著者の、その奮闘記だ。

料理家、そして文筆家としても人気の高い高山さんの本を、私は今までちゃんと読んだことがなかった。何年か前に、木皿泉さんと高山なおみさんのトークイベントに行ったのだが、それでも特に高山さんの本を読もうという気持ちにはならなかった。要するに、私は高山さんにあまり興味が持てなかったのだろう。

でもこの本は別。木皿ドラマにまつわる日記だし、このドラマは料理が重要なモチーフで、それがとてもいい感じに仕上がっているなあと感嘆しつつ見ていたので、「5年も前に出ていた本だったのに気づかなくて(忘れてて?)ゴメン」と思って読んだ。面白かった。

監修を引き受けるまでの逡巡、タイトルバックの映像の裏話、舞台になった飯能の古民家に作った即席調理場のこと…なども興味深かったが、もっと何気ない、たとえば、岩井さん(溝端淳平)が焼きそばを作るシーンで、OKが出た後に菜箸のまま焼きそばを食べたこととか、虎尾(今をときめく賀来賢人!)が食したアジフライに小骨が残っていて猛省したとか、良かれと思ってお弁当にニンニクを入れたことに反省しつつ傷つく気持ちとかがリアルでよかった。

この日記の高山さんは終始、悩み落ち込み反省している。彼女はドラマの料理監修という仕事は合わないのじゃないかと思う。それは、誰にでもしっくりする分野とそうでもない分野があるってことで、揶揄ではない。

読み終わった後に当然またドラマを見た。それまで何気なく見ていた、卵かけごはんを食べ終わった後のお茶碗、焼売の温め方、魚用の網で焼く食パン、法事のお料理、お総菜屋(パワースポット)のメニュー…などなどが装いも新たに(?)立ち上がってきた。

このドラマには印象的なセリフがたくさんあるが、今回はヒロインのテツコさん(仲里依紗。巧い!!)が言う「手放すのは忘れることじゃないよ。生きる方を選ぶことだよ」にグッときた。

私、古いパソコンに入っていたものは「不注意で失くした」ではなく、「手放した」ってことにしたいんだな、きっと。

by月亭つまみ

 


ゾロメ女の逆襲 記事一覧へ


コメント、ありがとー!

  • Jane

    つまみさんが手放したものに比べたらとても少ないのですが、私も前に投稿待ちのカレー短歌と投稿した記録をコンピューターに入れておいて、自分のミスで一瞬で失くしましたよ。そして、過去に掲載された投稿をさかのぼってそれだけ紙に書き写しました。で、あとのものは「日々の愚痴が天国に昇華」ってことでせいせいしました。

  • Jane

    「消えもの」についての記事、今コロナの影響で「消えもの文化」がまさに消えようとしているのを目の当たりにしているだけに、考えさせられました。消えるものであるからこそ美しく貴重なのに。
    「消えもの」は自分の心の中にもあるものですが、ここ数日で、何年も持ち続けてきたそれがすっと消えました。忘れたのではなく、消えることに抗うのをやめたと言う感じです。
    原因を考えてみるに、このところ自分と同世代の人の急な病死が周りで相次いだせいで、自己防衛の本能が活性化したためだと思われます。
    霧が晴れた眺めが新しくも寂しいような、妙な感じです。

  • つまみ

    つまみ Post author

    Janeさん

    カレー記念日は特に、あとで思い出すとか記憶で再現するものではなく、その瞬間の、もしかしたら5分後にはそれこそ「消えてしまう」気持ちを切り取る要素が大きいので、どこかに残しておかないと一瞬たりとも存在しなかった言葉になりがちですね。

    私もよく投稿していますが、しょっちゅう「こんなこと、送ったっけ?」と思います。ほとんどそう、とも言えます。
    それはそれでいい、と思ったりもするのですが。

    コロナは本当に、それまでの世界を変えてしまいましたよね。
    文化に関して、特にそう思います。
    効率や経済や利便性とは必ずしも一致しないものにこそ宿るのが文化だったりするからこそ、いちばん「割を食った」気もします。

    自己防衛本能が年々活性化してきたこと、私も自覚しています。
    一度消えたように思っても、それは自分でどこかに仕舞っただけで、ということも多いかもしれません。
    今は一度消えたことにすることが自分をラクにする、と思えば、とっとと消し(仕舞い)込んでいるんだと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。また、コメントは承認制となっています。掲載まで少々お待ちください。


コレも読んでみて!おすすめ記事

OIRAKUのアニメ

第60回 王様ランキング

今週の「どうする?Over40」

侮れない。家の「細かな修繕」というハードルの高さ。

黒ヤギ通信

3度目の寅年

カレー記念日 今週のおかわり!

まだまだこれから 米寿の父が言いました

絵手紙オーライ!

大津絵はたのし。

ゾロメ女の逆襲

【月刊★切実本屋】VOL.53 今年初のヒット本はこれだ

50代、男のメガネは

奈良の山の中で聴くサッチモちゃん。

ミカスの今日の料理 昨日の料理

新年早々狼狽える:干し柿の天ぷら

日々是LOVE古着

おばの遺品の色づかい

昭和乙女研究所

昭和の中学生のクリスマス会

出前チチカカ湖

第175回 本当はそんなに好きじゃなかった。

なんかすごい。

青天の霹靂

いどばた。

小さな工夫を見せ合いましょう。

じじょうくみこの崖のところで待ってます

ああ、自粛。マスクとレタスのあいだ。

ワクワクしたら着てみよう

最近思うことをとりとめもなく書いてみた♡

これ、買った!

お雑煮用の椀、買った!

おしゃれ会議室 ねえ、どうしてる?

サコッシュとメルカドバッグとOSAJI

わたしをライブに連れてって♪

コンサートwithコロナ

これ、入るかしら?

行き当たりばったりで失礼します

ただいま閉活中

まだ終わってないのかよ

KEIKOのでこぼこな日常

巣ごもりしてたらこんな買い物を…

あの頃、アーカイブ

【エピソード37】最終回記念、私たちのクリスマス!

フォルモサで介護

私が負けるわけがない

お悩み相談!出前チチカカ湖

【File No.41】 私って多重人格!?

いろんな言葉

デトックスフォー、あの日を振り返る

四十路犬バカ日和

小さな日常、非日常。

ラジオブースから愛をこめて

ノベルティグッズ

着まわせ!れこコレ

冬とウェディングと後れ毛と

このマンガがなんかすごい。

第15回(最終回):マンガよ永遠なれ!

夫婦というレッスン

津端英子さんの一筋縄でいかない個性と行動力がすごい著書「キラリと、おしゃれ」

ハレの日・ケの日・キモノの日

暑くじめじめな7月

眉毛に取り組む。

総集編!眉毛ケアグッズ&お手入れ用品のご紹介

さすらいの旅人ゆりの帰国&奮闘日記

グアテマラ。そこで見た不思議な光景と懐かしい味

新春企画 輝く!カレー記念日大賞2017

輝く!カレー記念日大賞2017

≪往復書簡≫SEX and the AGE 

「女性の健康を守り、5歳若くなる抗加齢医療」だって。ボーっとしてたら、すごいことになってるね。

最近、映画見た?

第12回 「海よりもまだ深く」

Over40からの専門学校 略して「オバ専」

【オバ専インタビュー】今まで知らなかった「責任感」も含めて、人生が大きく変わりました。

じじょうくみこのオバサマー

四十九歳の春だから。

華麗なるヅカトーク

第8回 型、色、数! 嫌なことがあったら、また観に来る!

サヴァランのやさぐれ中すday ♪

in her SHOES ~ おばばは何を考えて? #8

器屋さんのふだん器

ふだん器-38  飛びかんな

2016 みんなのこれ欲しい!

サヴァランの「これ、欲しい!」。

2015 みんなのこれ買った!

【じじょうくみこ】低反発リクライニングソファ、買った!

ブログの言葉

「別冊 どうする・・・」はこんなことを大事にします。(過去記事より転載)

今日のこていれ

「今日のこていれ」最終回。1年間のご愛読に感謝を込めて。

崖っぷちほどいい天気

崖っぷちより愛をこめて〜最終回はカピバラとともに。

アラフ ォー疑惑女子

「もったいないお化け」の世代間連鎖

とみちっちの単身ベトナム&中国

ベトナムって、ハノイって、どう?

晴れ、時々やさぐれ日記

ああ、感謝。巳年と午年のあいだ。

中島のおとぼけ七五調

中島。の気ままに更新「おとぼけ七五調」12

ムーチョの人生相談「ほぐしてハッケン!」

【主夫ムーチョの相談】娘がご飯を食べません・・・。

ミラノまんま見~や!

連載最終回!「駐妻のここだけの話」にしようかと思ったが…災難に遭う!

ウェブデザイナーとの対談

大きな旗は振れないけど、小旗はパタパタと振れるだけ振っていこうと思ってます。

「最高の離婚」ファントーク

<対談「最高の離婚」最終回>ホームから電車に乗ってしまってキスして・・・ロマンチックでしたね。

スパコレ

美味しい缶詰を教えて!

2014 新春企画

どうする?Over 40 新春企画「物欲俗欲福笑い」♪( メンバー編 )

フォルモサ(台湾)の女

あずみの台湾レポート「やっぱり紅が好き!フォルモサの女たち」(13)〜不景気顔卒業します

ゾロメ女の図書館小説

帰って来たゾロメ女の逆襲 場外乱闘編 連載図書館ゴロ合わせ小説  『ライ麦&博 完結編』 後編

青蓮の「マサラをちょいと」

青蓮の「マサラをちょいと~人生にもスパイスを効かせて~ VOL.12」

Tomi*さんの最適解

「Tomi*さんの最適解。 ・・・白髪とコムデギャルソンとヤフオクと」  マインド編②

YUKKEの「今日もラテンステップで♪」

YUKKEの今日もラテンステップで ~VOL.13

よもじ猫

避難場所

猫No.70  by 伽羅

猫大表示&投稿詳細はこちら!

避難場所

猫No.70  by 伽羅

よもじ猫とは…

全世界初!?四文字熟語と猫のコラボ!

「よんもじ」と猫がペアになって、ランダムに登場します。
ふだん着の猫の一瞬を楽しむもよし、よんもじをおみくじ代わりに心に刻むもよし。
猫が好きな人も、そーでもない人も、よもじ猫の掛け軸からタイム&ライフトリップして、ときどき世界を猫目線で眺めてみませんか。

みなさんの猫画像の投稿をお待ちしています。

投稿はこちらからどうぞ

カイゴ・デトックス 特設ページができました

Member's Twitter


  • カリーナのBILOGはこちら!「どうする?年齢とおしゃれ。それからすべての生き方」

  • BLOG版 ウチの失語くん
  • 植松 眞人さんの本がでました♪「いまからでも楽しい数学―先生と数学嫌いの生徒、35年後の補習授業」
  • 「出前チチカカ湖」連載中 まゆぽさんの会社「シリトリア」

Page up