第1回:うっかりマンガの話を始めてみたら…
ひょんなきっかけから始まったこのマンガ企画。
懐かしのあのマンガ、いま夢中のこのマンガ、
少女マンガに青年マンガ、
記憶に刻まれた名言から、フェミニズム論まで、
権太、つまみ、プリ子、ミカス、はらぷの
5者5様のマンガ好きが集まって、縦横無尽に語ってみた!
怒濤の月・水・金、週3回の更新です。
どうぞお楽しみに!
えーと、みなさんこんにちは。なんか今年の夏、関東は雨ばっかりでしたね…。唐突ですが、雨といえば、の定番と言えば?
…読書?
ぶー惜しい!雨といえば「マンガ!」に決まってるじゃありませんか。
正解でいいじゃん(笑)
そこは差別化しないと話が…。というわけで、新企画「このマンガがなんかすごい。」、はじまります!
待ってた!この企画を待ってたよーーー!!
ご、権太さん落ち着いて(笑)でも私も楽しみ!
この企画、もともとはつまみさんが毎年やってる「ベスト本!」企画からはじまったんですよね?
そうそう、はらぷがコメントで、「マンガ本バージョンもやってほしい!」と書いてきたから、「言ったもん負けではらぷがやれ!」って。
言ったもん負け…題してつまみ法(笑)
その適用により、せんえつながら今回の企画、はらぷが司会進行をつとめさせていただきます。どうぞよろしくお願いします!
怒濤のマンガ遍歴スタート……
ではでは、メンバー紹介かねてみなさんのマンガ遍歴からお聞きします!
まずは…あ、じゃ、すごい目をきらきらさせてる権太さんから(笑)
はい、はい♡ マンガ大好き権太55歳です!
マンガとの出会いは「なかよし」。小学3年生のころに友だちがよんでた「なかよし」にびっくりして、家に帰って母に当時買ってもらっていた「小学3年生」を「なかよし」に代えてくださいとお願いしたような記憶が(笑)
そこから私の漫画歴がはじまったと思われ…。
で、小6のときに『エースをねらえ』(山本鈴美香)が大流行。中学のテニス部入部申し込みが凄かった。もう皆読んでましたねぇ。宗方コーチがかっこよすぎた!!
それから、いつからか覚えてないんだけど「なかよし」から「花とゆめ」「LaLa」「ぶーけ」あたりにシフトをかえて、「りぼん」「別冊マーガレット」「別冊少女コミック」系はなぜか読まない青春時代だったなあ。
高校生のころは『ストップ!!ひばり君!』(江口寿史)、『マカロニほうれん荘』(鴨川つばめ)を友だちの影響で読んでた。
ガッツリ読み出したのは、学生の頃より就職してからだね。自分でお金が自由に使えるからか、あの大人買いするときの気持ちよさ!!「ビッグコミックスピリッツ」も読んでたなー。『少年アシベ』(森下裕美)もここら辺りで読んでいたような。
で、オットが大のマンガ好きだったもので、拍車がかかります。
オットの実家にも山ほどの漫画があって、義兄も甥っ子たちもバンバン漫画買うので、置き場が無いからって宅急便で送ってくるの(笑)、月刊マガジン、『ゴルゴ13』(さいとう・たかを)『ろくでなしブルース』(森田まさのり)『哲也』(原案:さいふうめい 漫画:星野泰視)『美味しんぼ』(原作:雁屋哲、作画:花咲アキラ)…
で現在に至る!
ぎょえー!うらやましすぎる環境!
いきなりすごいの来た(笑)じゃ次、ミカス花の52歳です!
最初に読んだ本は、ちゃんとおぼえてますよ。『きみどりみどろあおみどろ』(土田よしこ)でした。『つる姫じゃ〜っ』じゃないところが通っぽいでしょ(笑)
小学生のころは、雑誌は「りぼん」派。あと、長期出張していた父が『小さな恋のものがたり』(みつはしちかこ)をお土産に買ってきてくれて、そこから少しずつ買って読んだのですが、さすがに全巻は読めていません。
チッチとサリー。完結したの何年か前だよね。(調べたら2014年9月だった。43巻!)
別れたんだよね?
らしいね。
(笑)
で、中学生のときは部活でぐったり。ほとんど読みませんでした。高校生では『生徒諸君!』(庄司陽子)!高2の3学期の終業式に友達から全巻借りて、帰宅して即読み始め、一気に24巻を読破。ラストの台詞「生徒諸君!」で号泣しました。あのラストと、映画「リトルダンサー」のラスト、「いまを生きる」のラストは、私の中の『三大ラストシーン』です。ちなみに私は沖田君派。
私じつは『生徒諸君!』読んだことないんですが、こないだ何の話してたんだったか忘れたけど、「穂高連峰」の話が出て、そしたら誰かが「穂高といえば『生徒諸君!』だよね」って言って、みんながそうそうって言ったからびっくりした。え?それは一般常識なの??って(笑)
専門学校の時は、期待と不安を抱えて東京に出てきた田舎娘には『アイドルをさがせ』(吉田まゆみ)がドンピシャにハマるストーリーでした。これから東京でこんな生活ができるのかなぁ…って。できなかったけど(笑)
美男美女ばかりの物語じゃないところが大きな魅力でした。一度捨てちゃったけど、大人になってからあらためて全巻買いました。カンロちゃんの彼氏がタイプ!
ふふふ。ワタシはねえ永江君。いい男だよぉ。カンロちゃんがフラフラ揺れるのも判らんではないぞ。
で BMWの車のこと「豚の鼻みたい」って言ってたよねぇ。
大人になってからは、これが今の私を象徴する漫画だ!というものが今一つないです。若い頃ほどのめり込んだり夢中になることがないからかな…。しかしこうしてみると、見事にその年代を象徴するような漫画を読んでいますね、私(笑)
時代を象徴するマンガってたしかにあるよね。つまみ、明日よりは若い57歳です。最初に読んだマンガは『おそ松くん』か『ひみつのアッコちゃん』の単行本。カバーの裏で赤塚不二夫がふざけたことをやってた。
ふざけたことってどんなの?
二十面相的な顔マネ。青島幸男がいたことは覚えているんだけど、あとは忘れた。女装もあったのはまちがいないです。
なんかますますわからない(笑)
小学校低学年のころは60年代後半、週刊少女フレンドにのってた細川知栄子の『あこがれ』、里中満智子『ナナとリリ』、望月あきら『サインはV』とか好きだったなあ。高学年から中学生くらいは、りぼんの陸奥A子、田渕由美子とかの70年代乙女チックものを読んでました。そういやこないだ弥生美術館にいったら、陸奥A子のシールが売ってて思わず買ってしまった!
「A子タン」ね!
高校生のとき好きだったのは、別冊マーガレットの槇村さとる『愛のアランフェス』、あとやっぱりくらもちふさこ!亜月裕の『伊賀野カバ丸』もサイコーだった。
その他だと『愛と誠』(梶原一騎原作・ながやす巧作画)、『うしろの百太郎』(つのだじろう)、『恐怖新聞』(つのだじろう)、『エースをねらえ!』、『スケバン刑事』(和田慎二)、TVブロスに連載されてた『俺に血まなこ』(おおひなたごう)とか。
『エースをねらえ!』なんかねえ、権太さん、わたしうっかりほんとに高校でテニス部に入ったよ。
本当に入ったんだ!
途中退部したけどねっ。宗方コーチも藤堂さんもいないんだもん。やってらんねーよ。
そりゃ、いないよ(笑)
ミキティさんはテニス部に入ろうとするも、テニスコートの手前で練習していた器械体操部にうっかり入部してしまったと…。
みんなうっかりしすぎ。
あと結婚後は、夫の本棚にあって読んだのが、あだち充とか『少年の町ZF』(原作:小池一夫 作画:平野仁)小林まことの『1・2の三四郎』、大友克洋、たがみよしひさ『軽井沢シンドローム』、いしいひさいち『DOUGHNUTS BOOKS』とか。『ボーダー』(原作:狩撫 麻礼 作画:たなか亜希夫)はブルーハーツにハマるきっかけになったマンガ。あとジョージ秋山の『浮浪雲』。
自己紹介がいつまでも終わらない…。
続きは、プリ子さんのマンガ遍歴から!
※次回更新は9月22日(金)です。
nao
マンガですと!!
ワタクシ、別マ、別コミ育ち、花ゆめ、LaLaときて、大学時代は漫研で当時のあらゆるマンガ雑誌を読んでいました。
つまみさんの、大友克洋、たがみよしひさを見て変な声が出ましたよ(笑)
みなさんの思い出のマンガ話、楽しみにしています。
大いに語ってください!!
はらぷ Post author
naoさん、こんにちは!
わーいコメント1番ありがとうございます!
イエス!マンガですよ!!
うおー、naoさん相当の猛者だ!
大学の漫研…!
濃そうだな〜ぜひ潜入してみたいです。
つまみさんも、naoさんが「たがみよしひさ」に反応してくれたことに、変な声をあげているにちがいない。
この企画、先が長いですよ(笑)
マンガの話は止まらない!
どうぞお楽しみに!