衣服費平均、月4360円。現実をクールに見つめて、おしゃれ心を更新しつづける。
「若い人の服ばかりが多くて、自分たちの世代に似合う服がなかなか見つからない」という声をよく聞きます。実際に友人とそんな会話をしたこともあるし、ブログにそのような内容のコメントもらったことも何度もあります。
他人事みたいで恐縮なんですが、そうなんだよなあ、と思う気持ちと、そうでもないのかもしれないな、と思う気持ちが半々です。というのも、自分が「平素、服を買う気でまちを歩いていない」から、真偽をしっかりと確かめたことがないので何ともいえないのです。買い物といえば、食材と日用品がほとんど。お金を使うといえば、住宅ローンに教育費に医療費に車両費に交際費に…なんか、そんな感じで洋服購入の付け入るスキがないのです。
基本的に洋服購入のスイッチをオフって歩いていますから、どこに何があるか、どこに行けば自分の気に入る服が買えるのか、というアンテナが鈍ってきます。そんじょそこらの服の「付け入るスキがない」がないぐらいですから、ファッション雑誌に載っている服の大半には、まったくもって付け入るスキを与えていません。そのスキのなさは、ほとんど要塞都市。難攻不落。
・・・という自分の状態を一般化したくて言うわけじゃありませんが、総務省の2011年家計調査によると1カ月の衣服費平均(2人以上の家庭)は一人あたり4360円。平均値は高い数値によって引き上げられるので、もしかしたら、現実にはもう少し少ない家庭も多いかもしれません。20代、30代も含まれますから、40代、50代はもっと多いということもあるでしょう。いずれにしろ、一人当たりの衣服費平均は年間5万円前後。まちを歩くとき、スイッチオフにはしていないまでも、スリープ状態というか、省エネ運転状態というか、起動に時間がかかるというか(笑)、ま、そんな感じで日々を生活している女性が多いのではないかなあと思います。「これじゃダメだ」「もっとオシャレしなきゃ」と思いながら。
1カ月4360円という金額は、あれもこれもと流行を取り入れ、コーディネートできる額ではないのではなかろうか。あまり直視したくないことですが、冷静に認識する必要があるようにも思います。ある程度のユニフォーム化を断行するとか…。白いシャツとパンツを基本にカーディガンやセーターを着る、とか。たとえば、そういうことです。「ああ、あの白いシャツの人ね」になってしまう、とか。(あくまでも一例ですよ)
いずれにしろ、「若い人の服ばかりが多くて、自分たちに似合う服がなかなか見つからない問題」は、ゆゆしき問題ですから、この別冊でも、いろいろな人に登場してもらったり、読者の皆さんの意見を聞いたりして、ぼちぼち考えていきたいと思います。
こんな感じで考えたら面白いんじゃない?と万が一、思いついたら、どなたさまも、
いつでもメールくださいまし。
自分の生活と乖離した「素敵」を追うのは、そろそろやめどき、ってことは
みんなが、うっすら、しっかりわかってきたというのはあると思う。
★カリーナの他の記事は、こちらへどうぞ。
by カリーナ
みきみき
本当に膝を打ちました
そうです!!その通り~スイッチオフです
そしてファッション雑誌さえあまり見なくなりました(でも見ないのも不安です)
流行もどこか他人事のような気がします
時間の比重が変わってきてるんでしょう、雑用が増え自分の事まで気が回る様な回らないような…
そのくせ自分の好きな事には固執して(笑)
服も小ざっぱりといきたいです^^
前は女装も大事だと思ってましたけど今はないです(あははは)
ただカッコ良く…と言えばヘンですがパリッとしたいです
抽象的ですいません^^;
ゴツイ時計、シルバーの指輪、光るペンダント、これは外せないです^^
(小僧のようだと言われましたが…爆)
このコーナー、いつも深くてじっくり考えさせられます
ホントに素晴らしいです
ありがとうございます
k
そうですね。
使えるお金には限りがあるのです!
ファッション雑誌でいいなあ、と値段を見たら、無理無理無理と思うことはしばしばです。
高身長なので、サイズ展開を探すのも苦労してきましたが、年代による選択肢の狭まりにも悩む今日この頃です。
帽子と眼鏡
娘の買い物に スポンサーとしてつきあわされる。
そして探すのは 自分の服!帽子! プチプラだけど 自分用には財布のひもは堅い…
娘が買う服も 自分が応用できるかチェック!
ついには 娘のタンスの服は 自分の物 (もちろん 私の服も娘に貸し出し自由)
時には 息子のタンスの服にまで手を出す。
鏡の前に立ち まちがっても彼らと同じ着こなしはしない。
大学生二人に 中学生.. スリープしそうな 私のファッション欲…
ちょっと うきうきして 毎日元気に頑張るために
眠るな 煩悩
来月は 眼鏡 二年ぶりに 買うぞぉ
七蓮しずく
40代以降の世代には、きっとリアルに痛感する問題ですねぇ!!
「別冊」バージョンに、初めてコメント書かせてもらいます。
妙にモノ持ち良すぎる私は、推測するに…もっと少ないような気がする(苦笑)
元々が小柄体形過ぎて、サイズの合うモノが少なすぎるし、予算は厳しいし。
☆もっぱら、ファッション誌は、参考書程度に読み込み、頭に叩き込むのが普通。
実生活も、持ち合わせの衣類は、大半『シンプル派』。
普段着は、ここ20数年間、カジュアル派のカラーデニム!!
昔から予算が厳しいなりに、結婚式用の服が必要なんて時は、どうにかソレっぽいのを購入しては、どれも自分でリフォームしまくりです(笑)
(華やかさが不足したら、アクセサリー小物をプラスしたり。)
財政難のお祝い事の衣類費は、『頭ひねって、手先使って、組み合わせ変えて、アイデア勝負。』ってところでしょうか!?
ドーリー
!!あぁー!!
昨日書きかけで来客の為に中断したコメントが、送信されちゃってたようでごめんなさい!!
改めまして…。
服も含めて生活全般における好みのモノが無印良品にある、というような私は、いわゆるずっとユ二フォームの人かもしれません。
シャツにカーディガンかセーター、ボーダーT、ボトムスはデニムかチノパン・・・ほぼこんな感じです。
でも面倒だからじゃなくて好きだから。
定番の服が多いと着まわせちゃうし、しかも中古もOKなので、本当に服にお金かけてないなぁ…。
私の衣服費は平均以下かと思われます。
でも、「あのチャックシャツ欲しい!」とか「あの色と幅のボーダー欲しい!」とか、定番のモノって意外と次々欲しいものはあるんですよ。買えないだけでぇ~ ^^;
みきみきさんの「女装」は、自分にも心当たりがあって共感しつつ笑っちゃいました♪
帽子と眼鏡さんは、きっととてもおしゃれが上手な方ですよね♪
同じ服でもこういう違う着こなしが出来る!なんて写真とか見せていただきたいなぁ。
そしたら私も息子のタンスに手が出せる!?…あ、サイズがダメだ…。
私もアクセサリーやストールはよく使いますが、七蓮しずくさんみたいにリフォームでおしゃれに出来ちゃう人ってうらやましいです♪しかも結婚式用とかって、すごい!これも見たいです!
Tompei
本当にこれは切実な問題! だから、皆さんのコメントもとても気になります。
月5000円以下の予算でオシャレやファッションが可能か?!
たまに見るファッション誌(美容院にて)や着こなし本(図書館貸出)には1年分の予算をつぎこむような服やグッズが当たり前のように出てきて現実的ではありません。
そりゃあ、できることなら、いいものが欲しいんです。でも、買えない。だから、「おしゃれ心を刺激しないようにそっとしておこう」と引き下がるしかない。もちろん、お金をかければいいってものではないけれど、やっぱりオシャレにはそれなりの元手が必要な気がしてしまいます。
それを見事に克服して、いつもファッショナブルなTomi*さんには感服しています。Tomi*さんのような方のお話をもっとお聞きしたいです。
ドーリー
昨日から私のコメントは、なんかもうダメダメですね。
送信前にチェックしてるつもりなのに、今度は「チェックシャツ」を「チャックシャツ」と間違えたまま送信してました。
ごめんなさい!
Tomi*
生活していくだけでもイッパイイッパイなのに、そんな中でおしゃれ心を更新し続けるのは本当に難しいですねぇ…
私のやり方はドーリーさんと似ています。
自分の好きな格好、似合うアイテムなど、自分の定番がハッキリしていれば洋服選びも焦点が定まります。
「あ、これは私の服だな」「これは違うな〜」
ユニクロやH&Mの中から、自分好みのものを探すのも楽しいです。
古着も平気!
ただ、いつも同じ格好になりがちで面白味には欠けるかと思いますが、自分が好きな格好なので着ていても楽しいし、結果それが「自分らしさ」になっているような・・・
「ユニフォーム化」も案外イケるかも知れないなぁと思います。
私にとって40〜50代のファッション雑誌は全く役に立ちません。
本屋さんでパラパラ眺めて「ふ〜〜〜ん」って思う程度。
女子力もないからなぁ・・・所謂「女装」は似合いません。(>_<)
tomo
カリーナさん、はじめまして。ハクハツ美人を目指したいtomo、といいます。別冊もブログも楽しみに読んでいます。「私たちに似合う服が(買える値段で)無い!」同感です〜。「自分の生活と乖離した「素敵」を追いかけるのをやめる」これはすごくかっこいい。
ところで、Tomiさんの最適解のインタビューで、ハクハツにしたら今までの服が似合わなくなった、とおっしゃっていましたが、皆さんも「昨日までの服が似合わなくなった瞬間」がはっきりとあるのでしょうか?私は30歳の時に東京→沖縄へ引っ越したのですが、途端にそれまでの服が似合わなくなりました。東京でシックないい色が沖縄ではにごった変な色に見えたのと、20代半ばに買った服が「あれれ?」という感じで違和感発生。この時はユニクロで子供服のサイズ大とメンズのSサイズをセールになるのを待って買う、でしのぎました。二年間ぐらいこの方法で服を買っていましたよ〜。買い物がゲームのようになって結構楽しいものでした。
いろんな人の、似合わなくなった時→どうやってしのいだか→そして回復、最適解へ、の道のりドキュメンタリーを聞いてみたい…。
アメちゃん
私も30代後半から「自分に合う服がどこにも売っていない」と、途方に暮れるジプシーになっています。
一時期、ナチュラルが流行ったときは、どこにいってもふんわりチュニックばかりで
「もーどーしたらいいのー!!??」って思いました。
好きなお店もありますが、ちょっとパンツのサイズが小さかったり、かといってLサイズにするとぶかぶかでフィットしないとか、別の問題が派生して。。。
最近の若い子って、お尻が小さいんですね。
あと、いろいろダメなものも多くて、、、例えば、化繊が苦手だし、
古着もダメだし、シンプルは似合わないし。
いいデザインでも、安い洋服ってアクリルやポリエステルを使ってるコトが多いので着られないんですよね。
見た目が大事な仕事をしているので、それなりに洋服にお金も使いつつも(←って言うほどの額じゃないですけどね〜)、気づくと下着から靴下、ジーンズにカーディガンまで全身無印良品のときもあります。
如庵
はじめてコメントします。
世帯の一ヶ月の衣服費2人以上の1人平均が
五千円以下、という数字
2人家族なら一万円。
これ、全部主婦の衣服費では?
まあこれ、わが家の20数年にわたる家計簿の
数値からの実感です。
会社員の夫は車通勤なので制服通勤。
夫はジャージで寝ちゃうし休日は日中はそのまま
夫の衣服費、家計からの出費ゼロです。
年間十万円の主婦の衣服費
どう使う?
カリーナさんのおっしゃってるカジュアル空間をオシャレの主戦場にして
デパートのない地方で孤軍奮闘(笑)
ちなみに私はたまに行く都会のデパートで
ラルフローレンをまとめ買いする
ラルフおばさんです(^.^)
如庵
あっ、バーゲンで出ているのラルフローレンですがf^_^;)
Cairna Post author
みきみきさん
そんなふうに言っていただいてすごくうれしいです。
なかなかブログとこちらの記事の書き分けができず、
迷っていました。
それにしても、みきみきさんは、「パリッとする」戦略がしっかりとしていて
とても素敵だと思います!
これからもよろしくお願いします。
Cairna Post author
kさん
コメントありがとうございます!
そうなんですよねえ。限りがあるんですよね~。
身長が高いんですね。私にとって高身長は、もう、ひたすら憧れですが、そういう悩みもあるんですね。
他の人の悩みはわからないモノですね。
Cairna Post author
帽子と眼鏡さん
・・・という呼び方でいいのでしょうか。こんにちは!
コメントから、オシャレを楽しんでいる様子が伝わってきます。
「眠るな 煩悩」って、うまいコピー!
確かに眠らせちゃもったいないですね。
メガネ、私も、先日いろいろ見てきました。
二年ぶりのメガネでますます素敵になってください。
Cairna Post author
七蓮しずくさん
こちらにもようこそ!うれしいです。これからもガンガンくださいまし。
『頭ひねって、手先使って、組み合わせ変えて、アイデア勝負。』
↑
これ、すばらしいですね。七蓮しずくさんは作れてしまうという強みもあるよなあ。
手先を使えるっていうのは、すごい武器だな。
わたし、すごーい不器用なんですよ。しかも雑なの(笑
Cairna Post author
ドーリーさん
いえいえ、書きかけであろうと何であろうと構いません(^_^)/
シンプルという路線に決めているドーリーさんの
清潔感のある姿を今、眼に浮かべていますよ。
そして平均以下に抑えているなんて、本当に素晴らしいです。
確かに、もっと、いろんな方のオシャレが見てみたいですね~。
写真付コメントとかできればいいのにね(笑
Cairna Post author
Tompeiさん
こんにちは!
>だから、「おしゃれ心を刺激しないようにそっとしておこう」と引き下がるしかない。
↑
この表現、うまいなあ。
刺激したら、すぐにムクムクと立ち上がるんですよね。その雰囲気がよく出ているなあ。
Tomi*さんには、次はヤフオク活用術について伺うつもりです。
またぜひ感想を聞かせてくださいね。
Cairna Post author
ドーリーさん
え??気づいてなかった(爆)
ぜーんぜん、オーケーっす!
毎回、どこか間違うとかどうでしょうか(笑
Cairna Post author
Tomi*さん
そうか、ユニフォーム化といいうと何だか制服を着ているみたいですが、
定番を決めるというと、「スタイルとして決める」感がありますね!
限られた予算を、自分を知るトレーニング、よい機会と思うと楽しめますね!
最適解で、そのあたりもぜひm(__)m
Cairna Post author
tomoさん
はじめまして。すごく興味深いコメントありがとうございます。
東京から沖縄という場所の移動が「似合わない」経験というのは、とても面白いですね!
なんだか、いろいろ考えが広がりそうです。
私も思えば30才頃だったような気がします。
tomoさんのように劇的なことではないんですが、
それまで「ストンとしたワンピース」が似合っていた(と思っていた)のに
試着室で「おばさんがいる」と思ったことがありました。
そのドキュメンタリー、聞いてみたいですね!
Cairna Post author
アメちゃんさん
ああ、すごくリアルなコメントでうなづくばかりです!
確かにそうなんです。お尻が小さいですよね。
私も娘と買い物に行くことがありますが、
それを感じていました!
ある価格帯で探そうとするとヤングものか、今もナチュラル物になる傾向がありますよね。
特にショッピングセンター的なところとかは。
そのあたりの微妙な落としどころを無印は満たしているんですね。
そんなこともコメントから発見できました。
Cairna Post author
如庵さん
はじめまして。コメント、ありがとうございます!
なるほど!この数字からはいろいろなことが読めますね~。確かに。
ご主人の職業によって、本当に数字はいろいろでしょうね。
うちは、2年に一度ぐらい、スーツを買うので、結構ドカンと使われてしまいます(残念だ)
ラフルローレンをバーゲンってすごく賢いです!
わたしはバーゲンと逃す癖があって
上手に使えないんですよねー。意識が低いのかなあ。今年はバーゲン派になりたいです!
かえるちゃん
初めてコメントします
被服費を最大限に活かすため、私は買った服を大事に扱う!様になりました
古着で200円で買ったニットにさえ、毛玉防止にブラシをかけますっ。カットソーにも、ブラシとアイロン
基本的な服を古着で、貯めたお金で、ちょっといいものを買いますっ
ちゃんと手入れできる自信がついたので、長く愛せるお洋服を買うようになりました
バブル時代の自分は何処へやら、です
お手入れ、ハマると楽しいですぅ
ジャスミン
お洋服大好きの私
私一人で家族分の4分の3くらい使ってるかも…
うちのダーリンは、職人で作業着だし、子供は息子だから。
それに、家族で旅行や食事に行かないので
レジャー費や食費が衣服費に回っているかな~
しかし、最近気付いちゃったんです
いや、本当は前から気付いてたけど、認めたくなかったこと
それは「アラフォー女優さんの着ているものはファッション誌に載っているような
モノではなく、いたってシンプル!」と言うこと
美しい人は、シンプルだからこそ、美しさがさらに引き立つんですよね
流行もので誤魔化したりしない
今後は自信を持って 定番+流行ものを取り入れた小物で
行きたいと思います
masakobe
みなさんのいろいろなコメント、おもしろいですねー^^
一ヶ月4360円は高いのか安いのかは、わかないのですが・・・。
着る服がなーい、気に入ったものが見つからなーい、そもそもお金がなーい(笑)と悶々としている日々であります。
リフォーム、オークション・・・みなさん工夫されてて素敵です♪
因みに私が試着室でオバちゃんを感じたのは、ふわりとした生地のスカートを履かせて頂いた時。自分の太い大根のような二の足に愕然としました (´∀`;)