わたしをライブに連れてって♪
そうだ、東京へ行こう
みなさま 今年も引き続きよろしくお願いいたします。
前回「東京へ行こう」と決めたはいいものの、うだうだしているそんな私の話です。おつきあいください。
・・・♪いざ、東京へ ライブハウスへ♪・・・
いざ、東京へ行こうと決めたら、天の導きなのでしょうか、タイミングよく行きたかったバンドのライブ予約がありました。善は急げ、もたもたしてると、日常に気持ちを持ってかれててしまう。そして、また、何もない「いつも」が戻ってしまう。その日に行けるかわからないけど、まずはチケットを予約しました。
ライブを経験したとはいえ、所詮地元。アーティストだって落ちついた自分世代。今回は私より一回り以上下の年齢層のバンド。しかも、場所はクラブクアトロ。日本で最もヤング指数の高い場所、センター街のあたりにあるライブハウスです。地名だけでも怖気づきます。
とりあえず、Google先生で情報収集です。「バンド名 ライブレポ ライブ ファッション ライブ感想」などのキーワードで検索すると、ロッキンオン等の音楽雑誌の専門家のライブレポからファンの方の感想までいろいろでてきます。ただ、私が知りたいのは、音質がどうとかこうとか演奏がどうだとかいうよりも、
アラフォーのおばさんが行ってもいいのか?
有名アーティストだと、ライブレポにこんな人もいるとか、何を持っていくとか、この演奏ではこれをするとか具体的なアドバイスやレポートもあったりするんですが、私が行きたいバンドはそれほどメジャーでもないので、情報の数も少ない。そこで数少ない情報から、どんな客層なのか推理することにしたのです。
♪ バンドでも、「○○さんかっこよかった~」的なコメントがあるなら女子率高い可能性大。しかも、音楽目当てじゃないから意外とおばさんも多い可能性アリ。
♪ 音質や演奏の話がメインなら、玄人好みで男性中心。ライブレポの書き方で、「特筆すべき点だろう」「圧巻だ」みたいな表現があり、つめつめの文章なら、おじさんがいる可能性大。(おじさん特有の言い回しってありますよね(笑))
♪ 改行が多くて、よくわかんない言葉(チルアウト、ダウナー、ドリーミーなとかのクラブっぽい音楽用語)が使われていると若者男子多し。
探偵調査の結果、
「行ける」と判断。一人で来ている人が意外と多いじゃないか?そして、おじさんが多いんじゃないか?
おじさんだからいいってわけでもないけど、おじさんがいるならおばさんだって・・・という気になってきた。バンド自体は、私よりはるか年下だから、そうはいっても不安が残る。
服装は・・・?おじさんとはいえ、ダンディなおしゃれおじさんなんじゃないか?
ライブ会場の写真をみても、あんまりよくわからない。でも、ブログで「これ着てライブ行きます」な記事がないといううことは、つまり、それほどこだわりのあるファッションではないことがわかる。このバンドが好きだと言ってる人のブログに書いてあるふだんのファッションをみると、シンプルな格好だけど、こだわりのブランドをあえてブランド名を隠して着るような(笑)かんじ。もはやストーカーレベルのの調査です(笑)
そんなこんなの探偵結果、当時の私の考えたファッションはこんなかんじ
足元は動きやすいようにレペットのJAZZ。ジャケットは仕事帰りのこなれ感を出すために手に持ちます(笑)
心がぶれないように武装するための自分設定は
「音楽業界のフリーライター(A子40代)。
若手バンドも趣味をかねてチェックしに、ふらっと仕事帰りに来てみました」
音楽業界もフリーライターも実際にはあったこともありません。知り合いすらもいません。いったい実際はどんななのかまったくわかりませんが、雑誌でみた1weekコーディネイトで知り得たイメージ知識です。でも、あくまでも架空設定なんでいいんです。
発言小町や教えてGOOで「おばさんがライブに行ってもいいか」的なQ&Aも読んだ。
「ありえねー」というようなネガティブ回答もありましたが、概ね「ステキだと思います」「音楽に年齢は関係ありません」という肯定的な意見が多くあり、怖気づく私の背中を押してくれました。
「会場でおばさんがいるからって何か?人種や年齢や性別を気にするようなヤツがいたら、そいつはロックじゃねー」
という書き込みの言葉を胸に私は東京行きの新幹線へ乗り込みました。