変わりゆく「普通」に対応していく
お彼岸に入ったのにまだ暑いです。それでも散歩していたら彼岸花が咲いていました。
8月下旬にコロナになりその後マメオ君も体調を崩す。今回、熱はすぐに下がったが咳がなかなか抜けない。今でも日中は大丈夫だが布団に入った時、夜中、朝方と咳き込んでいる。これはコロナの影響だとずっと思っていたがよく考えてみるとマメオ君は後遺症で失行もあるので昔に比べると嚥下機能も低下しているのでむせ込むことは多い。今の状態が今回の体調不良によるのものなのか、それとも以前と変わらないのかわからなくなってきた。
先週は月1回の看護師さんの訪問があったので聴診器で胸の音も腸の音も確認してもらい問題なし、日々血圧も体温も測っているがこちらも問題なし、もしかしたら今の状態は普通?なのかもしれない。家族としてはちょっと具合悪いだけですぐ心配になってしまう。
でも今のマメオ君は以前のマメオ君とは違うのである。以前は普通だったことは今の普通ではない。もちろん誰でも年齢を重ねていけば体の機能も衰えていく。マメオ君のように病気により一瞬で変わってしまった場合。本人はもちろん辛く受け止めるのに時間もかかるだろう。わたしは全てを受け入れて自宅介護を選んだつもりだったが、最近辛くなることがある。今でも辛くなるのにこの先今の普通が普通でなくなる時がきたらわたしはどうしたらいいのだろう。
倒れた直後はリハビリしたら歩けるかもしれないと思っていた。そのうちそれが難しいとわかってきたら車椅子で生活できる家を探した。とにかく施設にいれないで自宅で生活してほしいと思って必死になった。退院した直後はなるべく本人の負担が少なくなるようにやたらと手伝ってあげていた。今思えばあの時にもう少し自分のことは自分でやるように厳しく?しておけば良かった。マメオ君にとって手助けしてもらうことが普通となってしまった。その結果わたしの方が辛くなってきた。周りの人に「もう少し自分でやれよ」と言われてもすぐにわたしを頼ってきた。それでも昨年リハビリセンターに入所させたり周りの方から助言も受け、以前より少し自分でやることは増えたように思う。
でも今回のように少し体調を崩すとやっていたこともやらなくなったりする。
再婚して1年半の間、休日の昼ごはんを作ってくれたり、一緒に畑仕事したりしていたあの当時の普通は戻ってこない。わたしにとっては車椅子を押して散歩する休日が普通となった。もう5年。倒れる前の1年半よりずっと長くなった。
マメオ君はルーティンをかなり重視する。週末の近くの居酒屋と日曜日の散歩は今のマメオ君にとってはとても大事な普通の生活である。でも何かが欠ければその普通も崩れる。
この先も変わるであろう普通だがその都度対応して次の普通に慣れていかなければいけないのかな?慣れることができなくなった時は我慢せずに誰かに助けを求めたい。
とりあえず今は今の普通を大事にしながら生活していこう。自分で「これが普通」と人に言っていられる間はどうにかなりそうな気がします。
それにしても9月下旬なのに暑いですね。来週にはこの暑さも落ち着いてくるようです。暑さを感じにくいマメオ君は時々エアコンを切ってしまうので早くエアコンなしで生活できる気温になってほしいです。そしてあっという間に暖房の季節がやってきそうなきがします。
暑いけど空の雲を眺めながら仕事していると落ち着けます。これもわたしの普通です。