自分のご機嫌を取りながら:ウチの器1
「時間は全ての人に平等」と言いますが、老いは少しだけ不平等に、でも確実にやってきます。だよね?(なぜ確認する?)
今朝はプラスチックごみの収集日でした。収集場にごみの袋を置いたところ、隣にあった袋からリハビリパンツの袋が透けて見えました。心の中で「お宅もですか」と呟きながら軽くため息をつきました。
この小さな町の、更に小さな地域の中で、同じように老いと対峙する人がいるのだなぁ。
老いた家族との対峙もそうですが、最近は自分の老いと向かい合わなくてはならない瞬間も増えてきました。
老いの兆候を挙げ出したらきりがないけれど、まずは、とにかく体のあちこちが痛い。
痛んでいた肘が楽になったと喜んでいたのも束の間、膝が痛み出します。それがかなり治まってきたと思ったら、間髪をいれず腰が痛みだします。あれ?いつの間にか腰が痛くない!と思った途端にまた肘が。肘、膝、腰、肘、膝、腰。回る、まわる~よ、痛みは回る~。
数年前に右手の手根管症候群の手術を受けたあたりから、両手に少しずつ問題が出てきました。一番困ったのは、両中指がバネ指になってしまったこと。痛みはないのですが、曲げた指を伸ばす瞬間に文字通りバネのようにびよん!と跳ねるのが気持ち悪い。気持ち悪いから無意識のうちに指を曲げないようにすると、手先の作業がおぼつかなくなってくる。おぼつかないから他の指で補って、更に中指を使わなくなっていく。こちらもまた、悪循環です。
手根管症候群もバネ指も更年期の女性に多く出る傾向があるものらしく、これもやはり老いの為せる業。
少しずつ少しずつ変化を遂げていく自分の体と、それにうろたえる心を抱えた”Over40″の私たち。(最近では、メンバーもおそらく読者の皆さんも、Over50の方がしっくりくる年齢になってきたような気もしますが)
高齢になった親族への対応や介護から逃げることはなかなか難しいけれど、自分自身のことも大切にしなければ。
そうか、カイゴデトックスはもちろん大切だけれど、それと同時に私たち自身が上手に自分の心身のご機嫌を取る、
そのための活動もオバフォーの中でできたらいいなぁ。
さて、11月はいつもの料理紹介ではなく、私が使っている器をご紹介しようと思います。題して「ウチの器」。題する程たいしたタイトルでもありませんが。
皆さんのお気に入りの器や、憧れの器などをコメント欄で教えて頂けたら嬉しいです。
ウチの器1 月まちさんからの器
10月29日配信のThat’s Dance!で、熊本地震の際に、オバフォーに記事を書いてくださっていた「くらしの器 月まち」の店主平沢さんのお店から皆で食器を購入したというお話をしました。今日ご紹介するのは、その時に私が月まちさんから購入した器です。
「小皿や小鉢にちょこちょこと盛り付けるようなこじゃれライフを送りたい!」という浅薄な私の希望を笑うことなく聞いてくださった平島さんが選んでくださったのがこの3点。全て愛媛県の砥部町を中心に作られている砥部焼という焼き物です。
左上の青と赤のラインが鮮やかな小鉢は、小鉢ながらも容量が大きくて、ヨーグルトを食べる時などに最適。その右隣にある四角い小鉢は、一人分の漬物や薬味を入れるのにぴったりのサイズです。手前にある四角いお皿は、丸い器が多い中で食卓のアクセントになってくれる貴重な存在。実際、このお皿を手に入れて以降、四角いお皿に興味が湧いて、正方形、長方形、何枚か手に入れました。
平島さんセレクトの器と出会ったことで、私の器クエストが始まったような気がします。
平島さんがオバフォーで書いて下さった「器屋さんのふだん器」
くらしのうつわ 月まち(ウェブサイト)
くらしのうつわ 月まち(Instagram)
お手頃価格で素敵な器を手に入れることも私の「自分のご機嫌取り作戦」のひとつかもしれません。
皆さんはどんな方法で自分の心や体のご機嫌を取っていますか?器の話と同様、コメント欄で聞かせて頂けたら嬉しいです。
ミカスでした。
いまねえ
ミカスさん、こんにちは。体のあちこちが順繰りに申し合わせたように一つ痛みが治まると次の部位へ、とぐるぐる回る不調、ほんとうにこんなはずじゃなかった、元気に歩き回るオーバー60になる予定だったのに!な日々です。なってみるまでわからない、なってもどうしようもない体の不調にこの先不安が募る時もあります。でも自分の機嫌を取れる程度の知恵工夫を身に着ける大切さ、実感しますね。
私も「くらしのうつわ 月まち」さんで小皿を見繕っていただきました。その届きたての写真を添付します。とても気に入っていて今も日々使っています。小皿とかお猪口とか、小さい器は良いですね。手に持つのにも容易だし、形で遊ぶのにも冒険できるし。場所を取らないのも良い。セットで揃えるのではなく単品で好きな色柄形を集める楽しみもあるし。箸置きで遊ぶ、と言うのがいま一つ身につかないので小皿が箸置きを兼ねてます。お惣菜だけでなくチョコレートを入れておやつの時に使ったりもしていますよ。あ、自分の機嫌を上げるもう一つの大事なお供はスィーツ!ですね。
ミカス Post author
いまねえさん
いつもお顔を拝見するたびに、とても健やかな笑顔のいまねえさん。でも、やはり体のあちこちに痛みがでていますか。加齢による痛みは本当に厄介ですよね。ひとつ治ればまた別の痛み。整形外科へ行っても「骨に異常はないですね。貼り薬を出しておきましょう」ばかり。
もっと体を動かせばいいのでしょうか。
いまねえさんもこの器だったのですね。
本当に便利ですよね。大きさがいい。
家族の人数が減り、それこそ加齢で食べる量も減った今、確かに小さな器は大活躍してくれます。
そうそう、スイーツも自分のご機嫌とりには欠かせません。