打てば響く人: 鳥もも肉の塩麹焼き
体調を崩しました。
お腹ぎゅるぎゅる急降下です。
こんな急降下は久々で、しかたなく、晩ご飯は町中華の出前を頼み、その他の買い出しをたまたま休みでたまたまLINEを送って来た姪に頼みました。
急降下中はそれどころではありませんでしたが、少し落ち着いて気持ちに余裕が出てくると、ごろりと横になりながら色々なことを考えてしまいました。
今回はたまたま休みだった姪がたまたま買い物に行ってくれたけれど、これがもし、誰にも頼めない状況だったらどうしたらいいのだろう。
私一人なら何とでもなります。でも、あれもこれも今や自分ではできなくなってしまった年寄を抱えているこの状況で、もし私が動けない状況になってしまったら…。しかも、お腹急降下くらいならまだしも、入院にでもなってしまったら?
ああ、前回のこれとよく似た問題です。ある意味、介護者のジレンマ。
弱ったお腹と弱った気持ちを抱えて考え事をしたところで名案が浮かぶわけもなく、さりとてこれはちゃんと考えておかなければならない。私も還暦目前の身です。
そうだ!と思い立ち、ケアマネージャーさんにメールをしてみました。
「ご相談です。もし私が体調を崩し、あまつさえ入院でもしてしまったらどうしたらいいのだろうかと考えてしまっているのですが…」
さほど間を開けずに返信が届きました。
「ショートステイの契約をしましょう。そろそろいい時期だと思います。いつでも使えるように準備しておきましょう」
ああ、打てば響く人だ。
以前にも記事に書いたか、カイゴデトックスでお話したことがあるので、覚えている方もいらっしゃるかと思いますが、このケアマネージャーさん、とにかく素晴らしいのです。
上の返信の後、父に合いそうなショートステイの施設をいくつか探し出し、それぞれのいい点・ちょっと気になる点を挙げて「私は、お父さまには〇〇ホームがいいと思います」との提案もとても心強い。
「では〇〇ホームでお願いします」とメールをしたところ、ホームの担当者に連絡を取ってくれて、あれよあれよという間に契約の日時が決まりました。
母を自宅で介護していた時も(今よりももっと大変でした)、「どんな小さなことでも構いません。何かあったら連絡をください」という言葉に甘えて、泣きながら電話をしたこともありました。
「解決策は必ずありますから」という彼女の言葉が、どれだけ私を支えてくれているか。
本当にありがたいなと思いつつ、私も彼女のように「打てば響く」で誰かをサポートでき人になりたいとつくづく思うのです。
さて、暦の上では既に秋に突入しているというのに、私が住む北関東では気温も湿度もまだまだ真夏です。病み上がりというのもありますが、やっぱりまだ台所に立つのは暑くてしんどい。で、この記事に
コメントを下さった皆さんの中から、ぶんぶん8さんが教えて下さった「肉や魚を適当なたれとか塩こうじとかそんなものにつけておいたものと、どっさりの野菜・キノコ類とをグリルプレートに並べ、魚焼きグリルに入れて適当な時間焼くだけ」を試してみました。いやぁ、楽よ。ホントに。そして美味しい。
鶏ももの塩麹焼き
- ジッパー付き袋に鶏もも肉と塩麹を入れ、味が染みるよう揉み込みます。
冷蔵庫で1時間ほど置いてください。 - じゃがいもはくし切り、エリンギは長さ4センチくらいの縦割りに、ピーマンはへたとタネを取り除いてから縦1/4にカットします。
- コンロの魚焼きグリルを5分ほど予熱します。また、ペーパータオルなどでグリルプレートに薄く油を塗っておきます。
- グリルプレートに皮を上にして鶏肉を置き、その周りに野菜を置きます。
野菜には軽く塩もしくはハーブソルトを振ります。やけどに気を付けて。 - 私は、じゃがいもに火が通りやすくなるようグリルプレートに蓋をするのですが、じゃがいもを使わない場合や、下茹でしたものを使う場合は蓋をしなくても大丈夫じゃないかなぁ…
- 時々焼き色をチェックしつつ(焦げ過ぎに注意)、鶏肉に火が通ったら出来上がりです。
しつこいようですが、やけどには十分気を付けてくださいね。
もう少し暑さは続きそうです。介護に限らず、色々な形で大変な日々を過ごしている方がたくさんいらっしゃることと思います。無理し過ぎないで下さいね。
大したことは出来ないけれど、話を聞くくらいならできるよ。コメントでもオバフォーサイトのフォームからでも声を掛けてね。
ミカスでした。
Yuri yam
ミカス様
いつも楽しく拝読しております。
今日の記事とてもためになりました。
私は神戸在住、両親は岡山で兄とそれぞれ近所に住んでます。
父は持病で入院中。それなりに落ち着いてますが、退院後に入所できる施設を兄が探してくれてます。
そして父の世話を主にしていた母も認知症の症状が出始め介護認定の申請の準備をしています。
もし、介護の中心で頑張ってくれている兄が倒れたら。考えもしてませんでした。
母が、もしデイサービスのお世話になるならショートステイの設備があるところがいいですね。
早速、兄に連絡しておきます。
ありがとうございました。
まとまりのない長文失礼しました。
暑い日が続いてますので
どうぞご自愛ください。
爽子
おなかの調子はもどりましたか?
わたしも1年半くらい前、突然おなかが痛くなり、大変でした。
私が寝込むことに慣れていない、義母とオットは、動けない私がなにか作るものを
ぼんやり待ってました。
それには、困りました。あきれ果てつつ。
信頼できるケアマネージャーさんと出会えて本当に良かったですね。
グリル、おいしそうだわ~~~。
うちのグリル網が高くて、グリルプレートの仕上がりが微妙なんだよね~。
高さを変えられないものか。。。
ゆのみ
こんにちは。体調はいかがでしょうか。
まさに今朝、私は認知症の母を初ショートステイに送り出した所です。母は外人スタッフがダメな人なので、暴言・暴力をぶちかまして出入り禁止にならないか心配している所です。
全ての持ち物に名前をつけるというのが中々の試練でした。なんとか頑張って支度して、無事に送り出し、マックで月見バーガーを食べて、このコメントを送信し、昼から出社します。
今夜は真っ暗な部屋で無音で眠れると思うと、母を心配する気持ちが薄れてきます。
長文失礼しました。
お大事にしてください。
ぱろる
その後、ご体調いかがですか?
このブログがあがった日、早速作りましたよ、鶏ももの麹焼き。
すごーくやる気がなくて、作るものも考えられない中、ブログが神の啓示のように思えましたです✨😭✨
塗って寝かせて焼けばいいのね。
そのくらいなら頑張れる。
エリンギもじゃがいももピーマンもある。
ついでにオクラも焼いてしまおう。
写真撮る余裕もなく食べ切ってしまったのですが😅しっとり柔らかく仕上がること、やさしい甘み、いいですねぇ。お弁当にもよさそう。
皮目にちょうどいい焼き色をつけるのが、次回への課題かな。グリルプレートに蓋したら、どうしても焼き色がつく場所が限られるから…(こんがりしてたいヒトです)
本調子じゃなくても、ケアマネさんにご相談したり、その後こうしてレシピとブログを上げる。天晴れです。
どうぞご無理ありませぬよう💐(☜おみまい)
ミカス Post author
Yuri yamさん
コメントありがとうございます。
入院中のお父さま、認知症が出始めたお母さま、どちらも心配ですね。
お兄さまが何歳なのかわかりませんが、親の介護をしなければならない年齢ということは自分の健康もそろそろ気になるお年頃。
いつなんどき入院を要する病気になるとも限りません。
ショートステイや、更に先を考えるなら特養を併設しているデイサービスがあれば(もちろんそこがお母さまにとっていい施設でなければなりませんが)そこをお勧めします。
お兄さまが大変なのはもちろんですが、離れたところで案じているYuri yumさんも日々ご両親のことが気にかかって大変ですね。
どうかお二人とも無理のないように、連絡を取り合いながら乗り越えて下さいね。
もうしばらく暑さが続きそうです。Yuri yumさんもご自愛ください。
ミカス Post author
ゆのみさん
お気遣いありがとうございます。すっかり元気になりました。
施設での暴言、暴力は本当に心配ですね。
私の父はとても短気な人なので、何かしらのスイッチが入ってしまうと大声で起こり出してしまうことがあります。その報告を頂くたびに謝罪をしなければならないのがストレスです。
ゆのみさん、一人で過ごせる短い時間くらいはお母さまを心配する気持ちにふたをしてしまいましょう。
好きなもの食べて、好きなテレビ見て、真っ裸でお風呂上りを過ごして、好きな時間に寝ましょう。
ゆのみさんにはその権利がある! お互い、自分を労わる術を忘れないようにして、頑張り過ぎないようにいきましょうね。
ミカス Post author
ぱろるさん
ご心配をおかけしました。今はすっかり元気です。ありがとうございます。
塩麹焼き、美味しいですよね。野菜も、ぱろるさんのように「ありもの」何でも使えるから本当に楽ですよね。
ヒントを下さったぶんぶん8さんに感謝です。
蓋をするか否か、そして焼き色問題は私にとっても課題です。塩麹が付いてると焦げやすいし。
その辺りはぱろるさんの実験(?)結果を待ちたいと思います。ちょうどいい焼き加減にするレシピをみつけたら教えてください。
ひどく無理はしていないつもりなのですが、ちょっとだけスローダウンしてみるといいのかな。
ぱろるさんにいただいた「天晴れ」を胸に、極力楽しく生きるようにします。
ミカス Post author
爽子さん
ありがとうございます。もうすっかり元気です。食欲も戻ってしまった(残念)
爽子さんの腹痛は結構大変でしたよね。それなのに、食事の支度をしてくれるものと思って待っている人たちよ…。困ったものですね。
それこそ、そんな人たちにグリルプレート料理を教え込んでみては?
まずはグリル網の高さを変えて。