冬支度
関東地方は小春日和、昼間はうさぎ部屋のエアコンを切って過ごせる貴重な時期です。
ベランダに出してやっても(べらんぽ ですよ)気持ちよさそうにしています。これが本格的に冬になると、ぴょんっと出てすぐ「おっと」というかんじで戻ってきます。寒いんですね。
うさぎはどちらかというと暑さより寒さに強いですが、気温の急降下は消化管うっ滞などの体調不良になることがあります。
エアコンの19度と外気温急降下での19度は違うんだなあと反省したこともあります。
今年は10月上旬に急に気温が下がったときに「ほっと寄添いウサ暖ヒーター」というパネルヒーターを出してつけてやりました。
A4くらいの大きさで真ん中で90度折ることができ、ケージの隅につければ温かな一角を作れます。
うさぎは寒いときはヒーターに寄添い、それほどでもないときは牧草箱で丸くなっています。暖をとれるようにエサの牧草は多めに入れているのです。
そして、もう一台。
まだ稼働していませんが、空気を暖めるというより動物の体の水分に反応して体そのものを温かくする小動物用の遠赤外線ヒーターもあります。
人間でもこのヒーターに背を向けて無心にケージ掃除などしていると腰や背中がずいぶん温かくなります。
一代目のうさぎは寒さに弱く、このヒーターを愛用していました。
外気温急降下の時は具合が悪くなりがちでしたが、このヒーターを使ってからずいぶん安定しました。
ヒーター類をネットで見ていると、魚類や爬虫類、鳥など、それぞれ暖をとるための商品がたくさんあって驚きます。
今のうさぎには人間のボアシーツのお下がりで小さなマットを作りました。そこそこ気に入ってくれて、へやんぽで薄ら寒いときは乗っかっています。ボアに牧草が絡まりやすいのが玉にキズです。
マット類は電気を使わないのは安心ですが、誤食しそうでケージに入れっぱなしにする気になれません。ケージに布を直接かけるのでさえ隙間から中に引き込むので危ないのです。
へやんぽでの様子だと布類はかじって穴を開けているだけに見えますが、目の粗いガーゼ素材をかじったときは糞が糸でつながって出てきたのでやはり誤食は気がかりです。
麻や綿は植物だけれど消化しないのか獣医さんで聞いてみましたが、先生は「うっ」と言って、結局なんともいえないようでした。
というわけで布類は専らケージの外で使っています。
そのほか、ケージの回りに断熱材(窓からの冷気を防ぐという簡単な衝立)を立て、断熱材カミカミ防止にサークル板でさらに囲みました。
ケージのまわりで作業していると、うさぎが何やってるのー?と様子を見に来ました。
冬支度だよーと答えながらあたりを見回すと、窓から差し込む陽の光のなかにうさふわ毛が漂っているのが見えました。
そう、うさぎ自身も冬支度で、換毛が始まっているのです。
早く冬ごろもに変われるようにあとでブラッシングしますかね。