YUKKEの今日もラテンステップで ~VOL.10
ハイヒールはお好きですか?
私は、身長が同年代では高い方なので、若いころから低めの中ヒール派でしたから、ハイヒールは本当に苦手。でも、ほどよい高さのハイヒールは脚をきれいに見せてくれるし、ヒールに乗ってきゅっと締まった足首はセクシーさも醸し出しますね。
アラフォーになってからというもの、歩きやすいことや、長く履いていても疲れないという実用重視になってしまって足下のおしゃれアイテム、ハイヒールは遠のきました。
メキシコに暮らして何が辛いって、中ヒールの靴がほとんど売っていないこと。
8~10センチのピンヒールが靴屋さんの9割を占めていて、履いてみたい靴がないというよりも、履ける靴がない!車社会でもあるから、移動は車、基本歩かないのでセニョーラ達はこぞってピンヒールをカツカツいわせて闊歩しています。
コロニアルな石畳を歩くときや、車のステップを降りるときは、男性がいればかならずがっちりエスコートしてくれるからいいしねぇ。おひとり様のときは、細心の注意を払ってちょこまか歩幅で歩き、これまでも計算済みかと思うくらいにモンローウォークさながらの女性らしさ満開で歩いています。
滑りやすい大理石の銀行のフロアなんかでは、見ている人の、おっと危ないなぁ、という視線を、ヒールと脚に上手に集めている気がしてなりません。
このピンヒールでサルサを踊るセニョーラたちのステップの年季はほんとに素晴らしいと絶賛。
でもさすがに年中ピンヒールというわけにもいかず、ペッタンコのバレエシューズにスリムなパギンスやジーンズというスタイルもあります。
アメリカが近い事もあって、なぜかメキシコセレブのセニョーラと、おばあさんたちに絶賛大人気なのが、Tory Burch(トリーバーチ)のバレエシューズ。車いすのおばあさんの足下に、このトリーバーチの中華丼風ロゴのまんまるマーク率がとっても高いのね。
横並びみんなおんなじファッションが安心ね!の日本人メキシコ駐在員奥さまたちにも大人気で、休暇のロスで大人買いしちゃうほど北米では人気だね。
うちのお向かいのセニョーラも、今日は白にグレーのバイソン柄のトリーバーチのバレエシューズでお孫ちゃんの送迎していました。
メキシコで流行りすぎて、私はややひいていしまっていますけど、ピンヒールとバレエシューズの使い分け、パーティーとお子さまの送迎というON&OFFの切り替えにもなっているみたいですね。
★YUKKEさんのブログ、アンティークの錆びたアイロンをブックスタンドに使うっていいなあ。
同記事のリンク先の老学者さんちがまた美しい。
★「Studio HAGAのお片づけコーチング」についての情報も、
こちらの記事の最後に。ジュースが美味しそうです。
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ジンジャー
こんにちは、YUKKEさん。
不思議なんですが、メキシコでは老齢・・若干前、といった実ネン層のセニョーラたち
バレエシューズ以外は頑張ってハイヒールを装着してらっしゃるんでしょうか?
コンフォートシューズ、って概念はおしゃれじゃないし論外、ということなのかしら
・・・でも、腰にキますよね?
固い舗道に固いヒールだと。
いくら素敵なミドルエイジのセニョーラだって・・・。
鍼とか整骨とかもなさそうなメキシコで、セニョーラたちはどうやって靴からくる
カラダの不調をメンテナンスしていらっしゃるのかしら?
YUKKE Post author
はい、おしゃれのために、ほんとにみなさん、がんばってハイヒール派が多いですよ。
さらに車社会だから、石畳を歩くという観念が、上流マダム達にはありませんねぇ。
歩いてこけているのは、私ぐらいかなぁ~。
日本みたいに、コンフォートはないし、スニーカーみたいな足の甲をすっぽり包む、皮靴もあまりなくて、みなさん苦労されているように見受けられます。
ふだんはペタンコ。
でもパーティーが多いので、ほとんどヒール履いていますね。
さいきん、ようやくスニーカーのメーカーが、外反母趾や、体に良い靴を出し始めましたけどね。
おしゃれな靴=やせ我慢
の構図ですね。
ダンスパーティーのお帰り際に、引き出物で、ルームシューズのようなスリッパが配られたりもします。
やせ我慢してるんだなぁ~やっぱりね!と思います。
車に乗らない、中流以下(所得とおしゃれが直結のメキシコ)は、がっしりスニーカータイプの皮靴をはいています。うちのお手伝いさんとか・・・。
靴で階層がわかるというのもびっくりです。
ものすごく太っていても、ヒールとダンス大好きなセニョーラもいっぱい。
だから、膝の手術はとても多いんですって。