Posted on by つまみ
性質を無理に寸法に合わせてないんだ。
『棟梁―技を伝え、人を育てる』
小川三夫 聞き書き 塩野米松
(文春文庫)より
高校の修学旅行で行った法隆寺に感激した著者は、宮大工を目指し、数々の寺社建築に関わります。
後進を育てることにも心を砕いてきた棟梁の言葉は、どれもグッときます。
法隆寺なんかは不揃いの部材でできてるということや。 それでも千三百年持ってるんだ。
もしかしたら、それだから千三百年持ってるのかもしれん。
木を割るというのは木の繊維を生かすことや。
性質を無理に寸法に合わせてないんだ。
by月亭つまみ
マレ
歯車
グッとくる記事だなあ、と思ってツイッター覗いたらこんな記事が。
Posted by 家入一真 on 10月 22, 2013
歯車が綺麗に噛み合う社会適合者は、代替可能な安い歯車に取り替えられてしまう。不適合者同士で噛み合ったガタガタの歯車はなかなか交換部品は見つからない。ネットで世界がグローバル化していく中で、社会不適合者が力を持ち始める。
じじょうくみこ
棟梁、かっけー!!!!
つまみ Post author
マレさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
不揃いの部材や規格外の歯車が「活きる」社会であって欲しいと思います。
ただ、「代替可能な安い歯車」という文言で、ついつい歯車を合わせてしまう、軋轢を怖れるあまり、表面上は過剰に適合してしまう歯車のキツさもあるのかなあとちょっと思ったりもしました。
つまみ Post author
じじょくみさん、棟梁役、誰がいい?
私は、井川比佐志かなあ。