4月19日はカレー記念日

カレー記念日

昨日見た ストレッチ動画 探せない

4月19日はカレー記念日

Comet

投稿はこちら

カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

あなたのカレー記念日も、教えてください。
五七五七七形式で、下の句は「○月○日はカレー記念日」なので
上の句の五七五だけ送ってね!

日付は掲載日に変えさせていただきます。

みんなのカレー短歌 一覧 >>

50代、男のメガネは

小豆島には行きづらい。

 

image

 

ブックデザイナーの平野甲賀さんやその奥さんである平野公子さんと知り合って、けっこうな年月が経つ。最初はお二人が主催していた『イワト』というスペースで開かれる演劇やコンサートに出かけるだけだったのだが、時々そのお手伝いをさせていただいたりして、親しくお話をするようにもなった。

 

そもそも、平野甲賀さんは、僕が十代のころから大好きだった晶文社のロゴマークを作ったり、ブックデザインをしている方で、僕にとって何人かいるヒーローのうちのお一人だったのである。

 
 
ちなみに、僕の十年以上続く他のヒーローは音楽家の高橋悠治さんと詩人の藤井貞数さんで、このお二人とも『イワト』でお会いすることができたのだった。

 

そんな僕にとっての奇跡の場所『イワト』もいまは神楽坂にはない。一時、神田に場所を移した後、いまは小豆島で平野夫妻は『小豆島イワト』として活動されている。

 

そう、小豆島に移住されたのである。たしか、移住されてからもう二年ほど経つだろうか。移住される前にも一度甲賀さんにインタビューさせてもらい、移住してからも神戸で一度お会いした。そのときにも、「小豆島に遊びにいらっしゃいよ」と言われ、自分でもそのつもりは充分にあるのだが…。なかなか、行きづらいのだ。

 

音楽祭を開催されたり、島の若い人たちといろんなイベントを行ったりして、すっかり平野夫妻は小豆島での生活を楽しんでいるように見える(ツイッターなどで推察する限り)。そこへ、遊びに行くのは造作ないことなのだ。

 

しかし、なぜか踏ん切りがつかないのは、たぶん、僕が子供のころ毎年のように小豆島に遊びに行っていたからなのだろう。そして、僕の父が淡路島の出身で、島というものに対して想い入れを持っているからなのだろうと思う。

 

正直、小豆島で僕が経験した時間は何度かの夏休みののべにしても一ヵ月程度のものだろうと思う。どう考えても、平野夫妻が移住してからの時間のほうが数十倍多い。なのに、「遊びにいらっしゃい」と言われると、いやいや小豆島は僕のほうが昔から知っているのさ。なんて思ってしまうのだ。そこに「遊びにいらっしゃい」と言われる感覚がなんだか、とても照れくさいのだ。

 

我ながらなんてアホな感覚、と思うのだけれども、間違いなくこんな感覚が立ち上がってくるのだから仕方がない。みんなは、こんなふうに思うことはあまりないのだろうか。

 

僕の知っている小豆島は、すでに映画『二十四の瞳』の効果も薄れてしまい、観光客も減りつつあり、なんとか夏の海水浴客でもっている島というイメージだった。そして、僕はそんな島が大好きだったのである。

 

いま、小豆島に限らず、あちらこちらの島はにぎやかだ。芸術で村おこしに成功したところもあるし、若い人たちを集めて活性化することに成功しつつあるところもある。古くからの特産品をリニュアルすることで再びスポットを浴びているところもあったりする。

 

それはそれで、とてもいいことだと思うし、僕自身、そういうことをしてみたいとかつて思ったこともあるのだが、いやそれはそれで違うのではないか、という気もしていたりする。

 

ただ、それが広告みたいな仕事に関わったが故の感覚なのか、それとも、誰かがそれをやっていることへのやっかみのような気持ちなのか、そこがなかなか複雑である。

 

寂れていくものは、寂れていくがままにすればいいのだ、とも思っていない。みんなでセールスポイントを考えて、みんなの手で村おこしだ!という戦略に乗っかるのも嫌だ。

 

そう考えると、平野さんたちがやっているように、自分が穏やかに暮らせそうな場所を選び、その周辺の人たちと一緒になにか楽しめることをする。そうすることで、島全体が活気づいていく、ということは決して悪いことではないし、むしろものすごくいいことだと思えてくる。

 

なのに、「遊びにいらっしゃい」という言葉に、素直に「はい」と言えないのは、おそらく僕自身の身勝手な「小豆島ってそいう島じゃないんだよ」という感覚があるからかもしれない。なんだか、自分の友達が知らない間に誰かの親友になっていたという感覚に似ているのかもしれない。

 

だとしたら、僕は五十を過ぎているのに、なんと偏狭なのか。うん、きっとそうだ。これはえらいことだな。ということで、今年の夏あたり、小豆島へ行こうかと密かに思い描くようになったのである。

 

人間、四十を過ぎようが、五十を過ぎようが、あんまり若い頃とアホさ加減は変わらないのだと最近開きなおってきたのである。

 


 

植松さんとデザイナーのヤブウチさんがラインスタンプを作りました。
ネコのマロンとは?→

「ネコのマロン」販売サイト 
https://store.line.me/stickershop/product/1150262/ja
クリエイターズスタンプのところで、検索した方がはやいかも。

そして、こちらが「ネコのマロン、参院選に立つ。」のサイト
http://www.isana-ad.com/maron/pc/

植松眞人(うえまつまさと) 1962年生まれ。A型さそり座。 兵庫県生まれ。映画の専門学校を出て、なぜかコピーライターに。 現在、神楽坂にあるオフィス★イサナのクリエイティブディレクター、東京・大阪のビジュアルアーツ専門学校で非常勤講師。ヨメと娘と息子と猫のマロンと東京の千駄木で暮らしてます。

★これまでの植松さんの記事は、こちらからどうぞ。


50代、男のメガネは 記事一覧へ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。また、コメントは承認制となっています。掲載まで少々お待ちください。


コレも読んでみて!おすすめ記事

出前チチカカ湖

第196回こう見えて一途(いちず)です。

なんかすごい。

春の地響き

四十路犬バカ日和

ペットタクシーで病院に行ってみた!

60代、男はゆっくりご乱心

貧乏の段

OIRAKUのアニメ

第101回 アストロノオト/終末トレインどこへいく?

今週の「どうする?Over40」

お風呂の栓が、私をまた一つ成長させてくれた話。

黒ヤギ通信

桜の下、草葉の陰

山あり谷あり再婚ライフ

胴咲き桜のように

カレー記念日 今週のおかわり!

オンライン 中高年の ライフライン

ゾロメ女の逆襲

【月刊★切実本屋】VOL.80 朝ドラと『化学の授業をはじめます。』の化学反応

ミカスの今日の料理 昨日の料理

優しい人:ささみのオーブン焼き

かわいいちゃん

チューリップパーティー

夫亡き日々を生きる

カリーナからゆみるさんへ 2023年2月4日

いろんな言葉

That’s Dance!文字起こし 第5回(episode15) 大阪のお嬢様‥と見せかけての人

絵手紙オーライ!

絵の具セットの思い出

母を葬る

(9)無理ゲーの行き先

昭和乙女研究所

ファンシーケース

いどばた。

凹むこと最近ありましたか?

じじょうくみこの崖のところで待ってます

はなやぐお盆、わたしは墓へとタックルした。

ただいま閉活中

お守りが無くなったら

50代、男のメガネは

『レジェンド&バタフライ』で絶望の淵に立つ。

おしゃれ会議室 ねえ、どうしてる?

人生は引き算である

日々是LOVE古着

(終)これからも。これからは。

これ、買った!

くっつかないしゃもじをもう一度買った!

ワクワクしたら着てみよう

最近思うことをとりとめもなく書いてみた♡

わたしをライブに連れてって♪

コンサートwithコロナ

これ、入るかしら?

行き当たりばったりで失礼します

KEIKOのでこぼこな日常

巣ごもりしてたらこんな買い物を…

あの頃、アーカイブ

【エピソード37】最終回記念、私たちのクリスマス!

フォルモサで介護

私が負けるわけがない

お悩み相談!出前チチカカ湖

【File No.41】 私って多重人格!?

ラジオブースから愛をこめて

ノベルティグッズ

着まわせ!れこコレ

冬とウェディングと後れ毛と

このマンガがなんかすごい。

第15回(最終回):マンガよ永遠なれ!

夫婦というレッスン

津端英子さんの一筋縄でいかない個性と行動力がすごい著書「キラリと、おしゃれ」

ハレの日・ケの日・キモノの日

暑くじめじめな7月

眉毛に取り組む。

総集編!眉毛ケアグッズ&お手入れ用品のご紹介

さすらいの旅人ゆりの帰国&奮闘日記

グアテマラ。そこで見た不思議な光景と懐かしい味

新春企画 輝く!カレー記念日大賞2017

輝く!カレー記念日大賞2017

≪往復書簡≫SEX and the AGE 

「女性の健康を守り、5歳若くなる抗加齢医療」だって。ボーっとしてたら、すごいことになってるね。

最近、映画見た?

第12回 「海よりもまだ深く」

Over40からの専門学校 略して「オバ専」

【オバ専インタビュー】今まで知らなかった「責任感」も含めて、人生が大きく変わりました。

じじょうくみこのオバサマー

四十九歳の春だから。

華麗なるヅカトーク

第8回 型、色、数! 嫌なことがあったら、また観に来る!

サヴァランのやさぐれ中すday ♪

in her SHOES ~ おばばは何を考えて? #8

器屋さんのふだん器

ふだん器-38  飛びかんな

2016 みんなのこれ欲しい!

サヴァランの「これ、欲しい!」。

2015 みんなのこれ買った!

【じじょうくみこ】低反発リクライニングソファ、買った!

ブログの言葉

「別冊 どうする・・・」はこんなことを大事にします。(過去記事より転載)

今日のこていれ

「今日のこていれ」最終回。1年間のご愛読に感謝を込めて。

崖っぷちほどいい天気

崖っぷちより愛をこめて〜最終回はカピバラとともに。

アラフ ォー疑惑女子

「もったいないお化け」の世代間連鎖

とみちっちの単身ベトナム&中国

ベトナムって、ハノイって、どう?

晴れ、時々やさぐれ日記

ああ、感謝。巳年と午年のあいだ。

中島のおとぼけ七五調

中島。の気ままに更新「おとぼけ七五調」12

ムーチョの人生相談「ほぐしてハッケン!」

【主夫ムーチョの相談】娘がご飯を食べません・・・。

ミラノまんま見~や!

連載最終回!「駐妻のここだけの話」にしようかと思ったが…災難に遭う!

ウェブデザイナーとの対談

大きな旗は振れないけど、小旗はパタパタと振れるだけ振っていこうと思ってます。

「最高の離婚」ファントーク

<対談「最高の離婚」最終回>ホームから電車に乗ってしまってキスして・・・ロマンチックでしたね。

スパコレ

美味しい缶詰を教えて!

2014 新春企画

どうする?Over 40 新春企画「物欲俗欲福笑い」♪( メンバー編 )

フォルモサ(台湾)の女

あずみの台湾レポート「やっぱり紅が好き!フォルモサの女たち」(13)〜不景気顔卒業します

ゾロメ女の図書館小説

帰って来たゾロメ女の逆襲 場外乱闘編 連載図書館ゴロ合わせ小説  『ライ麦&博 完結編』 後編

青蓮の「マサラをちょいと」

青蓮の「マサラをちょいと~人生にもスパイスを効かせて~ VOL.12」

Tomi*さんの最適解

「Tomi*さんの最適解。 ・・・白髪とコムデギャルソンとヤフオクと」  マインド編②

YUKKEの「今日もラテンステップで♪」

YUKKEの今日もラテンステップで ~VOL.13

よもじ猫

丹下左膳

猫No.80  by はしーば

猫大表示&投稿詳細はこちら!

丹下左膳

猫No.80  by はしーば

よもじ猫とは…

全世界初!?四文字熟語と猫のコラボ!

「よんもじ」と猫がペアになって、ランダムに登場します。
ふだん着の猫の一瞬を楽しむもよし、よんもじをおみくじ代わりに心に刻むもよし。
猫が好きな人も、そーでもない人も、よもじ猫の掛け軸からタイム&ライフトリップして、ときどき世界を猫目線で眺めてみませんか。

みなさんの猫画像の投稿をお待ちしています。

投稿はこちらからどうぞ

カイゴ・デトックス 特設ページができました

Member's Twitter


  • カリーナのBILOGはこちら!「ともに生きる。

  • ZOOMでプライベートレッスン、リモート英会話AQUA
  • BLOG版 ウチの失語くん
  • 植松 眞人さんの本がでました♪「いまからでも楽しい数学―先生と数学嫌いの生徒、35年後の補習授業」
  • 「出前チチカカ湖」連載中 まゆぽさんの会社「シリトリア」

Page up