Let’s Enjoy! K9ゲーム!!~犬と仲間との新しい楽しみ方~
みなさまこんにちは!ふぇんふぇんです。
2週に1度お送りしているこのコラムも早10回目になりました!
ありがとうございます~!皆さんのおかげです♪
この犬バカコラムでは、ワンちゃんとそれを取り巻く犬バカさんのあれこれを、
なるべく客観的に分かりやすくお伝えしようと心掛けています。
でもつい先日、愛読している犬関連ポータルサイト「dog actually」の記事に、
“メディアじゃなくても、トレーナーじゃなくとも、
知識を持った人は、情報をどんどん世に広めるべきだ。
犬が犬らしく生きれる。犬が犬らしい犬生を得て、幸せになる、
ということに、何が含まれているのか。”
とあり、「なるほど~!」と思ったのです。
確かに私達は、自分の知識や情報を「どんどん世に広める」なんて、
なーんか僭越というか、こっぱずかしいというか、上から目線と思われたら嫌だとか、
まあいろんな理由であんまりしませんよね~。
でもそれじゃあ、「知識や情報の伝達」がメディアや雑誌、トレーナー発信に限られてしまい、
受け手側としては、やっぱりリアルさと身近さにかけちゃいますもんね。
ということで今日は、超個人的にリアル飼い主としてはまってる事を書いてみようと思います!
だから今日の私は熱い!熱いよー!! あたかも松岡修三かゴン中山のようですわよ。
そこんとこよろしくー(笑)
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さてさて。今私が最もはまっている、かつ広めたい事といえば「K9ゲーム」!
以前トレーニング関連の記事でも少し触れましたが(⇒「教育ママゴンはどこへ行く?」)
ちょうど先週末にK9ゲーム西日本地区大会が開催され、バトーと出場してきたばかりなので、
興奮さめやらぬ1人の飼い主として、K9ゲームの魅力について語っちゃいます!(笑)
いつも読んで下さってる皆さんはよくご存じの通り(笑)
私とバトーは今まで結構色んなトレーニングに取り組んできました。
そんなあれこれ試した私から見たK9ゲームの一番の魅力って、
「全方向において上手く考えられているシステム」ってことなんです。
これは実際K9ゲームをやってても気付いてない方もいるかもしれません。
(K9ゲームしか知らない飼い主さんだと気づきにくいと思います)
どういう事かというとですね、
ドッグトレーニングって、やるのは犬だけじゃなくて人間もなので、
色んな意味で人間も楽しめないと続かないんですよね~。
その辺、K9ゲームはうまーく考えられているんです。
K9ゲームはイアン・ダンバー博士という、パピートレーニングで超有名な、
アメリカのドッグトレーナーさんが考え出したものなんですが、
その上手いシステム構築には「さすがアメリカ発祥!」と感心しちゃいます(笑)
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【超個人的見解】K9ゲームに「よっ!うまいねっ!」と言いたくなるポイント
その1.犬種や犬の大きさに関係なく楽しめるようになっている
競技系のドッグスポーツに普通の犬がトライして一番げんなりするのが「犬種」問題。
努力じゃどうしようもない「ガラスの壁」に突き当たるんですよねー。
誰にでも門戸は開かれているけど結局特定の犬種しか勝てないじゃーん!?
という「ドッグスポーツあるある」が、K9ゲームにはありません。
たくさんのゲーム種目があるので、どんな子でもどこかでは特性を生かせるんですね。
こういうところって、アメリカンフットボールに似ているなぁ~とよく思います。
(高校時代、アメフト部の女子マネだった過去を持つ私です…笑)
バスケとかバレーとかだと、いくら走るの速くても、ちびっ子な時点で厳しいでしょ?
アメフトは、おデブちゃんも出来るポジション、ちびっ子向きのポジション、
などなどがちゃーんとあるんですよね。そこが似てるなーって。
同じアメリカ発祥だからかな?
その2.多様な種目構成と柔軟な出場規則
K9ゲームには全部で9種類の競技があるのですが、
ひとつひとつの難度などが非常によく考えられています。
まずどんな犬でも(特に練習しなくても)気軽に参加できそうな、
ただ歩くだけ、座って待つだけ、走るだけ、吠えるだけ、という
エントリー系の初級種目がいくつか。
で、その次にはというと、「かなり練習しないと無理じゃない?」的な
上級種目がラインナップされているんです。
でもですね、その上級系の種目も出来るようにならないと参加できないか?
というとさにあらず!
K9ゲームのチーム戦は1チーム5名&5ワンなのですが、
「チームの中の誰か」がやってくれればよいんです!
ねー?自分達が出来なくってもいい種目があるって素晴らしい~!
やっぱりワンちゃんそれぞれ、得手不得手が絶対にありますからね。
例えばバトーは「ワンワンリレー」という「吠える」種目があるのですが、
これが出来ないんですよねぇ…。
理由は簡単!「吠えちゃダメ!」ってずっとしつけてきたから。
バトーにしてみれば、今更「吠えろ!」って言われてもぉ~!?
ってことなんでしょうね(汗)
その3.選べる出場形態
K9ゲームは、1チーム5ペアのチーム戦がメインですが、
その他に単独で出場する「シングルK9」という個人戦と、
更に難度の高い種目をこなす個人戦の「K9ゲームアドバンス」があります。
これも結構飼い主にとってはボディブローのように効いてくる重要ポイントです!
まずですね、興味はあるけどまだ全然練習も出来てないから自信もないし、
こんな状態でチームに入るのはなんだかプレッシャー、って場合は「シングル」へ。
逆に「もうK9ゲーム種目は網羅しちゃってパンチに欠けるわ~」なんて上級ペアは、
種目も新たに難度もググッと上昇する「アドバンス」へ参加することが可能です。
それぞれのペアの目標に向けてGO!って感じね。
でも一番多いのは「ドッグトレーニング中間層」ともいうべきボリュームゾーン。
この人たちはおそらくパピートレーニングは終わったけど、
ドッグスポーツするほどの犬でもないし、そんな時間もお金もかけられないし、
なんかしてあげたい気もするけど、じゃあ何をすればいいのかしらん??
って飼い主さんとワンちゃんだと思われます。
よく語学学習で「さまよえる中級」って言葉がありますが、まさにそんなイメージね!
「さまよえる中間層」(笑)
このさまよえる中間層に、K9ゲームのチーム戦はぴったりんこ♪
だってチームだから練習あんまり休んじゃ迷惑がかかるしね。
中だるみしがちな中間層には「みんなと何かを目指す」という、
一見ドッグスポーツと何ら関係ないモチベーション維持システムが
「人間側」に必要なのです!(笑)
その4.勝負系要素とエンタメ系要素のコラボ
一般のドッグスポーツと比べてかなり「ゆるい」要素満載のK9ゲームですが、
一応、人間が本能で興奮してしまう「勝負」という要素も取り入れられています。
タイムレースしかり、リレーしかり…飼い主はタイムを聞いて一喜一憂大騒ぎです。
ましてやチームですので、チーム全体で大騒ぎしているその様は、
「Jリーグを熱く応援するサポーター」と何ら変わりない興奮に包まれています。
また、種目ごと、チーム別の優勝者なども発表されますし、
地区大会(予選)⇒全国大会(本選)というシステムもなかなかの興奮ポイントです。
しかしながら、勝負系要素が強くなりすぎると、またしても特定の犬種が有利な
「ドッグスポーツあるある」が襲ってきます。
それを阻止するため??か、K9ゲームにはトラップとも言うべき細かなルールが、
犬だけでなく、飼い主にも課せられています。
例えば、飼い主の両足がラインから出たら失格などなど。
こういう「犬の能力とは全く関係ない」ルールがエンタメ性を高めています。
そして、びっくりすることに競技順位を決めるのには特に関係がない
「犬とワルツ」というものがあり、選曲や衣装小道具などに凝った、
チーム毎のドッグダンスを会場でお披露目します。
これは技の難易度というより、エンターテイメント性やチームワークなどが重視される
K9ゲームの名物イベントなんですよ。
(6/10追記:「犬とワルツ」は全国大会では採点範囲に入るようです。)
参加者のみんながどんな競技よりも楽しみにしていて、
どのチームも練習に力が入っている「犬とワルツ」。
そんなところもK9ゲームという競技とそれを楽しむ人達の特徴かもしれません♪
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いかがでしょう?
私の「K9ゲーム」熱、伝わりましたでしょうか~?(笑)
普通のワンちゃんと飼い主さんにも、めっちゃ楽しんでもらえそうでしょ?
でしょでしょ?(←押しつけがましい?すんません!修三が乗り移ってるので…)
でも、K9ゲームはこんなに楽しいにもかかわらず、
西日本ではあまり知名度がないみたいで、参加者が少ないんですよー。
寂し~!西日本のみんな、特にカモーン!(爆)
あ、もちろん冒頭でお断りしたように、これは私の個人的見解であり、
いちダックス(7歳)の飼い主が現在はまっているもののご紹介です。
他のドッグスポーツ魅力も十分に知っているつもりですし、
K9ゲーム以外のものをおススメしない、と言ってるわけでもないので、
そこのところよろしくです~♪
ふぇんふぇんさんのプロフィール
大阪のおばちゃん予備軍な40代前半。
30代は中国4都市に「なんちゃって駐妻」として7年ほど生息。
帰国と同時に犬と暮らし始めて「正真正銘の犬バカ」に。
現在の犬バカ活動?!は主にInstagramで行ってます♪
犬バカ指数100%な「#犬バカばんざい倶楽部」ハッシュタグ主催(笑)
Instagram ID:kamayuko
okosama
お久しぶりです、少佐 (^o^)/
ワンちゃんでも人でも、楽しそうな様子は、見てる(読んでる)ほうも楽しくなりますね。
写真のバトーくん、ほんま楽しそう!応援してる気分ですわ p(^_^)q
ふぇんふぇん Post author
>okosamaさま
はい!草薙でございますよ~(笑)
今回も早速コメント頂いて嬉しかったです~!
そうなんですよねー、バトーがほんとに楽しそうで、犬バカとしてはやめられましぇーん状態です♪♪
応援ありがとうございます!!