マージャン、すげえよ!
いきなりですが、トップの写真はマージャンではありません。南の国のマージャンに似たゲームです。マージャンの写真が手元にありませんでした。写真素材として、マージャンって、やっぱりイメージよくないのかな。
しかし、マージャンはすごいですよ。
台湾の病院内にデイケアのところがあって、お薬調整入院中にそこを利用したことがあるのですが、まあ、いろんなものが準備されていました。毛筆とか絵とか、いろいろあるんですけど、一番人気だったのは、マージャンですかね。
台湾では旧正月のおやすみとか、家族みんなでマージャン大会とかする家庭も多いと思います。うちもそうでした。ゴンゴンもマージャンが大好きで、普段はきっちり夜10時ごろ寝る人でしたが、マージャン大会のときは夜更かしさんでしたよ。
ゴンゴンが入院したとき、流石にマージャン牌を病室には持っていけないので、iPadでマージャンゲームができるようにしたんです。
ですが!
マージャンゲーム、ゴンゴンにはだめでした。
世代によるかもしれませんが、ゴンゴン世代は、本物のマージャン牌を触るのがよかったんでしょうね。
しかし、どこかで聞きかじった内容ですが、やはり指先の感覚というのはとても大事で、ゴンゴンにとっても、その刺激がいい効果を出しているようにも見えました。それに気づいた私たち家族は、マージャン牌全部は持っていけないですけど、いくつか持って行って、時々「摸排(見ないで触った感覚でマージャン牌の内容を当てる)」をして遊んだりもしました。
マージャンで覚醒するお年寄りは、ゴンゴンだけではありません。デイケアにいらしていた他の認知症の患者さんたちも、マージャンの時だけはシャキッとなさる。しっかりルールも覚えてらっしゃる。気分も晴れやかになって帰っていかれます。なんて素晴らしいんだろうと思いました。
この「マージャンで覚醒する」というのが如実にわかる映画がこれ。
主人公(アンディーラウ)のお母さんは認知症を患っているんだけど、マージャンやるときだけはしっかりしています。親孝行のためにも麻雀やるんです。ちなみにこの映画、台湾では旧正月になると必ずと言っていいほど映画チャンネルに登場します。
日本ではマージャンをされる方が少ないかもしれませんが、もしかすると、将棋がお好きな方でしたら、将棋でもいいかもですね。
なにしろね、バリバリ・ブイブイやってたころの趣味っていうのを聞き出して、一緒に遊ぶのがいいかもですね。もしそういうものが見つからなかったら、介護している私たちも本気出して遊べるようなシンプルなゲームというのがいいのかも。
やはりね、中国うん前年の歴史ってすごい。マージャンがこんなに効果的だとは。しみじみ。
あ、最後に突然中国語講座です。
日本語でマージャンは、漢字で「麻雀」と書きますが、中国語で「麻雀」は、日本語の雀(スズメ)の意味です。昔近所に「麻雀幼児園」と施設があって、「台湾ってすごいな! 幼児からマージャン教育か!そんなにすごいのか!」と興奮したことがありますが、なんてことはない「スズメ幼稚園」という意味でした。