捨てちゃうの? : バターナッツかぼちゃのスープ
我が家から車で5分程の所に道の駅があります。
田舎町に住む人間としては珍しく運転免許を持っていない私は、週末に妹に連れて行ってもらうことがほとんどです。
道の駅の目玉は、もちろん地場野菜。
毎朝近隣の農家さんが収穫したばかりの野菜を持ち込むのですから、新鮮なのは当たり前。農家直送なので、お値段も驚くほど安いのです。
さて、先日も妹と道の駅へでかけました。
相変わらず、キレイで安い新鮮野菜は魅力的。使い道すら考えずに、あれもこれもとカゴに詰め込んでしまうのはいつものことです。
そして、最後に買ったのは葉付き大根。
この道の駅の大根には、それはそれはいきいきとして立派な葉っぱがついています。私は、細かく刻んだ大根葉とじゃこを炒めたものが大好き。でも、スーパーで売られている大根には葉っぱが付いていないことがほとんど。なので、道の駅へ行った時には必ず大根を買うのです。大根本体よりも、葉っぱの部分をじっくり品定めして。
その日も、並んだ大根の葉っぱを眺めながらどれにしようかと悩んでいると、隣に立った若い女性が言いました。
「ああもう、どうして大根の葉っぱ切り落としてくれないんだろう?!」
はい~?
すると、彼女の隣の女性が言いました。
「もったいない。刻んで炒めたら美味しいじゃないの」
そうだ、そうだ!
「ええ~、面倒くさい。そんなに言うならお母さんにあげるわよ。私はいらなぁい」
なんてこった。
「美味しいのになぁ、大根葉。もったいないなぁ。そんな人もいるのか」と思いながらレジへ向かうと、私の前に並んでいる女性のかごにも立派な葉っぱがついた大根が。
ああ、この人が選んだものも随分といい葉っぱが付いている。そうよね、だからこの道の駅で大根を買うんだものねぇ。
女性の順番が回ってきました。レジの人が大根を手に取った瞬間、耳を疑うような言葉が聞こえてきました。
「大根の葉っぱ、切り落としてもらえませんか?」
はい~?
「大根の葉っぱ、いらないので」
ああ、世も末か。
「大根の葉っぱ、いらないっていう人も結構いるんだね」
「美味しいのにねえ。レジで切り落とされた葉っぱ、よっぽど『ください!』って言おうかと思ったよ」
駐車場を歩きながら、そんな会話をする妹と私。
さすがに「ください!」とは言えなかったけど、ばっさりと切り落とされた葉っぱの行方が気になって仕方がないのでした。
さて、鮮度、お値段に加え、珍しい野菜に出会えるのも道の駅の魅力です。
都会のスーパーやデパ地下なら色々な野菜が売られているのかもしれませんが、田舎のスーパーで見かけるのは基本的な野菜ばかり。道の駅で、普段あまり見かけない野菜に出くわすとワクワクしちゃいます。
今日ご紹介するバターナッツかぼちゃに初めて出会ったのも道の駅。バターナッツなんてなんとも香ばしく美味しそうな名前。
炒め物などでも美味しいようですが、今回は『バターナッツかぼちゃのスープ』です。
『バターナッツかぼちゃのスープ』
- バターナッツがぼちゃの皮をむき、縦半分に割ります。
- 種とわたを取り除き、適当な大きさにカットします。
- 鍋に2のバターナッツとひたひたの水、固形スープの素を入れ、火にかけます。
- バターナッツに火が通ったら、粗熱を取り、ミキサーにかけます。
熱いうちにミキサーにかけると、膨張して蓋が飛んだり中身が飛び散ったりすることがあるので、
必ず粗熱を取ってください。バーミキサーを使う場合は熱いままでも大丈夫。 - 4の鍋に牛乳を加え、中火で加熱します。
味見をして、もし薄いようなら塩で味を調えて出来上がりです。
大根の葉っぱを使うか使わないかは、好みにもよるでしょう。
我が家では母が立派な葉の付いた大根を見つけると喜々として買っては炒めていたので、私も妹も葉を使うのは当たり前だと感じているのかもしれません。
ミカスでした。
okosama
ミカスさん、こんにちは!
バターナッツかぼちゃ。まだ見てるだけなんです。どんな風味ですか?普通のかぼちゃより皮が薄そうにみえますが、ポタージュはやはり皮は剥くのですね?
大根葉とじゃこを炒めたの、私も大好きです。わざわざ間引き菜を買っているので、大根本体より葉の方が好きかも。欲しくない人もおられるのですね。
kokomo
ミカスさま、私も大根の葉は大好き!
ミカスさんと同じように、じゃこと炒めてもおいしいし、肉みそに入れたものもごはんのお友にたまりません。
最近、野菜の直売所やスーパーの地場野菜コーナーで、大根の葉だけを格安に売っているのを見かけました。もしかして、大根の葉はいらないっていうお客さんが多い反面、ミカスさんや私のように大根葉loverがいるからそういうことになったのかもしれませんね。それにしても「いらない」なんてもったいない....
アメちゃん
私も思わず、「はい〜?」ですよ。
あんな美味しいとこ捨てるなんてねぇ。
お嬢さん、その「ええ〜、面倒くさい。」と捨てたところで
何杯ごはんが食べられるか。。。
私も細かく刻んだ油揚げと一緒に、ゴマ油で炒めたり
チャーハンに入れたりします。
ちょっと辛みがあって美味しいですよねぇ。
我が家の近所の八百屋では
大根の間引き菜が一束100円ぐらいで売ってるので、よく買います。
こちらも油で炒めて、鰹節をまぶして食べます。
いまねえ
こんにちは、ミカスさん。
おお。。大根やら蕪の葉っぱ、美味しいですよね。
特に漬物は葉っぱのほうが好きです。
子どもの頃から菜っ葉の漬物だけで、幾らでもごはん進んでしまう。
じゃこと炒めるのもいいし、ベーコンと炒めても美味しい。。
葉っぱ野菜が高いときは貴重な緑。。
好みの問題もあるでしょうが、そもそも料理できるもの、
という発想がないのかもしれませんね?
キャベツだって外側の堅い葉っぱ、
あそこも緑が濃くて炒めると鮮やかなので塩炒めにしますが
店頭ではそこを剝いて捨てていく人も多いですね。
バターナッツかぼちゃ、我が家の畑で作りました、
少ししか収穫できなかったし
ちょっといびつで小さいけどスープに問題なしです。
ミカス Post author
okosamaさん
こんにちは!
バターナッツかぼちゃ、クセがなくて使いやすいですよ。そして、おっしゃる通り、普通のかぼちゃよりもずっと皮が薄いので、剥くのもカットするのも楽です。
ぜひお試しください。
大根葉とじゃこはベストコンビですよね。
私も、大根本体より葉が好きです。
間引き菜なんて売ってるんですね。知らなかった。
ミカス Post author
kokomoさん
肉味噌に大根葉!
なんてステキな組み合わせでしょう。
今度作ってみます。
kokomoさんも葉っぱだけ売られているものをご覧になったのですね。
葉っぱ要る派、要らない派、両派閥があるからこそ、葉っぱ単体で売られているんですかね。
次に要らない人に出会ったら、もらっちゃおうかな。
ミカス Post author
アメちゃんさん
炒飯とは、これまた美味しそう!
そして、アメちゃんさんのお近くにも間引き菜が!
うちの近所のスーパーでも間引き菜売ってくれないかなぁ。
たっぷり炒めて常備菜にするのに。
ミカス Post author
いまねえさん
確かに、大根の葉を料理して食べるという発想がないのかもしれませんね。ほとんどのスーパーでは葉っぱを落として売っていますし。
もったいないですよね。
バターナッツかぼちゃを栽培されているとは、いまねえさんの親指は緑色なのかな?(英語で、ガーデニングが得意な人のことを「緑の親指を持っている」といいます)
形や大きさと味は関係なし!
とりたてバターナッツかぼちゃ、羨ましいです。