第101回 アストロノオト/終末トレインどこへいく?
今季も力の入ったアニメ作品が放送/配信されています。
登場人物の成長を見届けたい「響け!ユーフォニアム3」、作画が素晴らしいJUMP漫画原作の「怪獣8号」、二度目のアニメ化でSUNTORYが協力する「BARTENDER 神のグラス」、これまたリメイクでライトノベルが原作の「狼と香辛料」など、見る前から安定して面白いと分かる作品も多数。
が、ここは(アニメ)愛と独断のOIRAKUのアニメ。若い頃修羅場をくぐってきた(私とほぼ同世代の)アニメーター監督が楽しんで作っていらっしゃるのだろうオリジナル作品をふたつ。
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豪徳寺ミラはミボージンであすトろ荘の管理人さんです。あすトろ荘は朝食付きのアパートなのだけれど、ミラの作る食事は超絶まずいのです。不満を抱えた住人達の要求で調理人を募集したところ、一人の青年、宮坂拓己がやってきます。で、拓己がミラに恋するわけですが、これって「めぞん一刻」?
総監督は、アニメ「銀魂」や「坂本ですが?」を手がけた高松信司。キャラクターデザインは、カップ麺のCMでお馴染みの漫画家・イラストレーター窪之内英策。窪之内さんの清潔感あふれるイラストがワチャワチャするのが楽しみなラブコメです。テーマ曲の作詞家が森雪之丞さんというのもツボ。
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第1回でいきなり終末に転換した世界。埼玉に住む女子高生が消えた同級生を探しに出かけます-西武電車に乗って。出発は吾野駅、目的地は30駅目の池袋。実は終末を迎えたきっかけは池袋にありました。
田舎と都会の景色が違うように、吾野駅周辺のディストピアと池袋周辺のディストピアは違うのです。池袋は落書きのようで、吾野のそれは、ちょっと涅槃図的。
監督は、大洗の街おこし起爆剤「ガールズ&パンツァー」、お仕事アニメの傑作「SHIROBAKO」などでおなじみの水島努。アニメの街池袋を擁する西武沿線、全部まとめて街おこしだ!