うさちゃんトイレの変遷
ウサギはトイレを覚えます。覚えるというかトイレの場所を決めます。
トレーニングされて人間が定めたトイレを使うようになるウサギもいます。

長年お店に居た先代うさぎは頑としてトイレを使わないうさぎでした。お店の担当者に「実はトイレトレーニングができていない。(購入を)どうされますか」と言われました。一瞬脳裏にあちこち拭いてまわる自分の姿が浮かんだのですが、もはやこのうさぎはうちのうさぎ、飼うのをやめますとはいいませんでした。
家で様子を見ていると確かにケージの中で自由に排泄していました。買ったばかりの青畳のようなわらっこ座布団も四角の一辺ずつ丁寧にお尻の向きを変えてあっというまにびしょびしょにしていました。うーむ。
ところが何日もしないうちに、へやんぽする部屋の一カ所をトイレと定めたようで、へやんぽのときにきっちりすませるようになりました。
トイレの場所にペットシーツとペットシーツ誤食予防の網をおいておけば掃除も簡単でした。
もうケージのなかでは絶対しないと決意したようで(糞はしますが、オシッコはしない)、その気概は大変なものでした。ケージの中からこちらをみつめて「トイレ」とはっきり言う(聞こえてくるときがある、絶対)ことすらありました。急いで開けてやると外のトイレに一直線、網の上で「はー」と安堵の表情をうかべたりするので、下僕はへやんぽ開始時間に追われるようになりました。
お店では他のウサギがたくさん居るので自分の存在を主張したかったのかな、縄張りを示したかったのかなと推測しています。
今居るうさちゃんは完璧にトイレトレーニングができていました。ケージのなかでもウサトイレ『ラビレット』にちょこんとあがっていました。へやんぽしていてもそこに戻っていました。
それなのに、私が腰を怪我させてしまいました。直後は下半身に強い麻痺が出て、排尿も不完全となりました。
当初の「とにかく出てくれさえすればよい」「なるべくお尻がよごれなければよい」という時期、どれだけ排泄できたか見たかったのではじめはトイレシートのみ敷いていました。その後トイレシートのうえにニョロニョロみたいな仕様の『SUSUマット』や『足裏清潔マット』を敷くようにしました。トイレシーツだけだとお尻まわりや足裏が汚れてしまいがちですがこれらを使うことで格段に汚れなくなりました。
柔らかくて居心地も良さそうで、うさちゃんはニョロニョロの一本をぺろぺろしていました。最初ヒヤッとしましたが噛みちぎりはしないので自由にさせています。今も大好きで、眠くなったときなど念入りにぺろぺろしていてものすごく可愛いです。
吸水性は『SUSUマット』のほうがあり、下までしみにくいですが、毛足が長いので糞がまぎれこんでしまうのが難点です。
『足裏清潔マット』は毛足が短めなので掃除しやすいけれど少ししみるので下にシートが必要です。
でも、どちらもすごく良い。本当に助かっています。

いまうさちゃんは麻痺は残っていますが、へやんぽもBinkyもできるようになっています。排尿も、もしかしたら不完全かもしれませんができています。そして先代うさぎと同じようにへやんぽ中にケージ外にトイレ場所を新たに決めました。その場所にトイレシートと『足裏清潔マット』を重ねて敷いています。トイレシートは繰り返し使える布製のものにしました。洗う必要がありますが使い捨てシートの節約になっています。3枚持ちにしたら「乾かないと困る」という心配もなく、ローテーションしやすくなりました。うさちゃん部屋でいつも一枚は干されています。