4月25日はカレー記念日

カレー記念日

両親の 命日をもう 忘れかけ

4月25日はカレー記念日

月亭つまみ

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カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

あなたのカレー記念日も、教えてください。
五七五七七形式で、下の句は「○月○日はカレー記念日」なので
上の句の五七五だけ送ってね!

日付は掲載日に変えさせていただきます。

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50代、男のメガネは

魂を手渡したのかもしれない。

 

 

もともとオリンピックはあんまり観ない。

スポーツそのものに興味がないからかもしれないけれど、

じっとテレビ画面を食い入るように見つめるだけの集中力がない。

 

ただ、それでも、ふいに付けたテレビ画面からギュッと心臓を鷲づかみにされるような感覚を味わうことがある。それは、たとえば、フィギアの羽生選手の演技だったりする。

 

羽生選手のファンは多いだろうから、あまり言いたくないのだが、どうも羽生選手の表情は怖い。なんと言ったらいいのだろう。フィギアスケートを滑るために、悪魔と契約を交わしたかのような表情に見える。

 

だって、悪魔と握手を交わして、魂を差し出したりしないと、あれだけの演技ができるわけがない、と思うほど完璧な演技をするじゃないか。もう、あれは羽生結弦という青年の表情じゃないと思うのは僕だけなんだろうか。なんというか、ほんとに人間とは思えない、フィギアの鬼神のような感じが怖い。そして、これまでの試練やけがをしたことも、全部、羽生結弦から魂をいただいちまった悪魔の筋書きのように思えてしまうのだ。

 

これは僕が子どもの頃から思っていることなんだけれども、オリンピックというのは特別な舞台で、覚悟なしで足を踏み入れちゃいけない場所のような気がする。「国を背負う」とかそういうことじゃなく、それこそ、「この競技で世界で一番になってやろう。そして、一番になるだけじゃなくて、金メダルをもらって、みんなの声援を一身に浴びたい」と思うのは普通の人間が生きているフィールドとは違う、別の次元に足を踏み入れることのような気がする。

 

そして、そのことがわかっていても、目の前に悪魔が降臨するまでには、それこそ鬼になれそうな位に練習を積まなければならないのだろうし、いくら練習を積んでも、誰も目の前に現れてくれない選手だっているのだろう。

 

怖いくらいに、競技者としての実力の差が歴然としてしまう、恐ろしい場所だ。よく最近は「おまえ、持ってるなあ」とかいう言い回しをよく使う。そう考えると、オリンピックなんて持っているやつしか集まってきていない。その中で、さらに持っているものの大きさを競うのだ。野にいる人々が「国を背負わされて可哀想」なんていう声もたまに聞こえてくるが、それは間違いだと思う。彼らは覚悟して、そっち側へ行ったんだと思う。でも、後から「行かなきゃよかった」と思う選手もいるだろうし、「行ったけど無理だった」という選手もいるだろう。でも、どちらにしても彼らはある時点で、「行くぞ」と覚悟を一度は決めたはずなのだ。

その覚悟の強さが、たとえば彼らがジャンプのために踏み切る瞬間や、カーブを曲がるために身体を傾ける瞬間に、すっと行くべき道や角度を教えてくれるのだ、という気がする。

 

 


 

植松さんとデザイナーのヤブウチさんがラインスタンプを作りました。
ネコのマロンとは?→

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クリエイターズスタンプのところで、検索した方がはやいかも。

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植松眞人(うえまつまさと) 1962年生まれ。A型さそり座。 兵庫県生まれ。映画の専門学校を出て、なぜかコピーライターに。 現在、神楽坂にあるオフィス★イサナのクリエイティブディレクター、東京・大阪のビジュアルアーツ専門学校で非常勤講師。ヨメと娘と息子と猫のマロンと東京の千駄木で暮らしてます。

★これまでの植松さんの記事は、こちらからどうぞ。

 


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コメント、ありがとー!

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    つまみ

    ああ、それね!
    私もほぼほぼ(←一度使ってみたかった言い回し。今、使ったからもう使わないと思います)同じことを感じてました。

    羽生選手、演技はものすごいし素晴らしいし、精神力には敬服するし、金メダルをとればそりゃあ同じ国ってことでうれしいんですけど、なんだか不吉さというか、ちょいちょい、この世の法則から逸脱しているモノを感じるというか、なのです。

    試合中以外の表情とか動きも、たまにサブリミナルパーセプションのように「見てはイケナイもの」が挿入されてる感じがして落ち着きません。

    それもこれも、こっちのキャパを超えた技やモロモロの力を見せてくれることに対する畏敬より上の畏怖の気持ちの現れなのかなあ。

    …でも、内村航平選手や伊調馨選手には感じない。

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    アメちゃん

    そうかぁ。
    羽生選手に対して、そういう風に感じるんですね。面白いです。
    悪魔かどうかはわからないけど
    上の方のなに者かがストーリーを作ってるなぁと思う人いますよね。
    ソチの時の浅田真央さんが、SPで16位だったのなんかも、
    その後のフリーの素晴らしさを演出するためのようにしか見えなかったです。

    アスリートじゃないけど
    政治家で「あ!この人、悪魔かなんかが入っちゃったな…」
    って感じる人はいます。
    あきらかに、以前と顔が変わってしまうのですよね。
    誰とはいいませんが、あの人とあの人は顕著。。。

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    いまねえ

    ああ!わかります。わかります。っていうか、わかりました!
    山岸涼子の漫画に出てくる妖精のように透き通るように細い美少年だなあと
    画面に映る羽生選手を見ているのですが、同時に
    なにかの折にその笑顔をみたとたん、背中に冷たいものが伝わる、
    つまみさんが表現するころの「不吉さ」を感じて
    反射的に目を背けてしまいます。
    うっかり見てはイケないものを見てしまった感を引きずる違和感、
    可愛い綺麗というより、鳥肌立つような怖さが先に立つそのほほ笑み。
    「悪魔に魂を差し出した」のくだりに、これだ!と膝を打ちました。
    だけど私も他の選手には感じません。。
    両性具有というか、性を超えたような、今まで見たことのないタイプの
    アスリートですね。

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    uematsu Post author

    つまみさん
    それそれ。ほぼほぼ、それ。
    確かに内村には感じない。
    いやなんか、オーメンみたいな

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    uematsu Post author

    あめちゃんさん
    いますねえ、政治家。
    一番上の人もそんな気がします。
    でも、あんまり高級な悪魔が入ってる気がしない。
    低級悪魔くん

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    uematsu Post author

    いまねえさん
    なんというか、血が青そうというか。
    そんな気がしてしまうんです。
    冷やっこいですね。

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