7月19日はカレー記念日

カレー記念日

「わかりみが深い」と ついに言ってみた

7月19日はカレー記念日

Comet

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カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

あなたのカレー記念日も、教えてください。
五七五七七形式で、下の句は「○月○日はカレー記念日」なので
上の句の五七五だけ送ってね!

日付は掲載日に変えさせていただきます。

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なんかすごい。

猫のさよなら

先週、実家の猫が老衰で死んでしまった。19歳。

ひょろひょろと細長い猫で、いつまでもおチビのような気がしていたのに、にんげんより4倍も5倍も早くおばあさんになって、いってしまった。

この猫、モモは、新世紀の猫であった。
というのは、インターネット経由でやってきたからである。

5つ年下の従妹が、東京の大学に入り、上京して、一人暮らしをはじめた。
慣れない暮らしにさびしくなって、買い求めたのが、モモである。
ネットの業者から、シャム猫の血統書付きと言われて、どこかの駅の改札に、引きとりに行った。

しかし、美しく成長したシャム猫・モモの腿(シャレではない)には、謎の横縞が浮かび上がった。あんた、雑種だったんかい。

いくら払ったんだろう…と下世話な気持ちがよぎらないでもないが、とはいえ、飼ってしまえばそんなのどうでもよい。従妹もそこはまったく気にしていなかった。うちの猫はせかいいち。

しかし、一人暮らしのマンションの大方がそうであるように、従妹の借りている部屋も、当然「ペット禁止」であった。
おい!従妹よ…。

昼間、従妹は大学に通う。部屋には猫が残される。猫、さびしくて鳴く。大家に見つかる。大家、怒る。

従妹は、猫の貰い手を探すか、しからずんば退去という宣告を言い渡された。

あほんだらである。
しかし、従妹だからいうわけではないが、そういう浅はかさと、掛け値なしの愛情が同時に存在しているタイプの人間なのである。

そんなわけで、モモは母の家にもらわれることになった。
当時母の家には、タロさんとガラという先住猫(オス)が2匹いたが、どちらも気だてのいい質で、気位高めのシャム(←雑種)を抵抗なく受け入れた。

モモは、ちいさなアパートの一室から、外出しほうだい、ほっておかれほうだいの田舎ライフにすぐになじみ、生を謳歌したと思う。

母は、モモを人に紹介するとき、「我が家でゆいいつ、買われた猫よ。高級なのよー。」と説明していた。正確にはネットで買われた猫です。

この間、この世でもっとも優しい猫ガラが先にいき、我らが永遠の猫タロさんも、19歳で大往生した。実家でたった一匹の猫になったモモは、祖父・父・母・甥の愛を独占し、ときに(母だけを)流血せしめ、ますます生を謳歌した。

老いて、シャム特有の(雑種だけど)細い体が、ますます薄くペラペラになっても、テーブルに飛び乗る元気は健在で、食べたいものだけ食べ、母にまとわりつき、来客の膝を渡り歩いていた。

昨年一足先にあの世に行った祖父の部屋にも、よく入り浸っていた。
週刊誌を読んだり、何か作ったりする祖父のかたわらに、平たくねそべるモモの姿が、目に浮かぶ。19 さいと、103さい。ふたりとも、同じくらいの年だったかもしれない。いなくなってしまった。

前日まで外に行きたがって、自分で外階段をおり、またのぼって帰ってきたと母が驚嘆していた。けれど、翌朝には、もう足が立たなくなっていた。

朝に父から電話をもらって、昼頃会いに行く。
目は開いているが、見えているかはわからなかった。さわって声をかけると、思いがけず大きな声で返事をした。
顔を近づけて、匂いをかぐと、死にゆくものの匂いがした。なるべくたくさん、吸い込んでおく。

これから死にゆくものにかけるタオルの柄だろうか、母のセンスよ…。

次の日の11時、がんばりきったと母がメールをよこした。

19年、大きな病気もせず、のびのびと見事に生きた。猫のなかの猫。
どこで、どんなふうに生まれた猫だったのだろう。
流れ星に乗ってやってくるみたいなのが、似合う風貌の猫だった。

ところで、19年前って、そんなにネットって普及してたんだっけ?というのが、ここ数日モモの話をすると必ず出てくる疑問である。

甥っ子が書いたモモの絵。愛がありすぎてめちゃくちゃうまい…。

よもじ猫でもおなじみの、作戦失敗猫。

By はらぷ

※「なんかすごい。」は、毎月第3木曜の更新です。はらぷさんのブログはこちら

※はらぷさんが、お祖父さんの作ったものをアップするTwitterのアカウントはこちら。


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コメント、ありがとー!

  • まゆぽ

    まゆぽ

    モモちゃん、前の日まで階段上り下りなんてすごい猫だ。

    夏至になると猫の国へのゲートが開くらしいので、
    猫の国に行って、幸せに暮らしてください。
    うちのてんもその辺をうろうろしてると思うので、
    よかったら一緒に連れってあげてください。

    そして、万が一はらぷさんが身寄りのないばあさんになったら
    迎えてきてくださいね。

    https://tr.twipple.jp/p/13/5986bb.html

  • プリ子

    プリ子

    夏至!? 今日じゃん!
    モモちゃん、かわいいなあ。
    昔は『チロ愛死』が可哀想で見られなかったけど、猫は逝ってしまうときもどんなときもかわいいと知りました。
    今頃、栄夫さんと一緒にいるかもしれないですね。

  • はらぷ

    はらぷ Post author

    まゆぽさん

    こんばんは。
    人間の門は、夜の1時〜2時ってよく言うけど、猫の場合は夏至かあ。かっこいい。
    てんちゃんが迎えてくれてるといいなあ。
    モモはあっというまに行ってしまったけど、てんちゃんは心の準備をする時間をくれて、やっぱりあっぱれな猫だった。どっちもいい奴。

    私が身寄りのないばあさんになる確率は限りなく高く、また、だんぜん猫の国に行きたいので、モモよ、ひとつよろしくお願いします。

  • はらぷ

    はらぷ Post author

    プリ子さん

    こんばんは。夏至、昨日だった…。

    猫は逝ってしまうときもどんなときもかわいい、本当にそうですね。
    ぼろぞうきんみたいにがびがびぺらぺら(ほんとにそうなる!)になっても、目やにいっぱいでも口あけっぱなしでも、鼻をおしつけてぐりぐりしたいくらいかわいいです。
    モモは、細い足のわりに爪が大きく、出っぱなしの爪が透明に光ってて綺麗でした。

    そうですねえ、竹でも削ってる祖父の傍らに、また座っているかもしれません。
    向こうが楽しいところだといいなあ。

  • はらぷ

    はらぷ Post author

    そして、このコメント欄でお詫びをさせてください!
    先月の「偶然と天ぷら油」にコメントいただいていたのですが、お返事がすっかり遅くなってしまいました。
    ぐみさん、AЯKOさん、本当にごめんなさい!

  • AЯKO

    あ、コメントは心配なさらずとも大丈夫です。19年、うちの猫も19年生きました。私が高校か大学生の時から、私の子供達の遊びに付き合うまで、考えると長いっ!
    モモさんは確かにお祖父さんと年は同じぐらいかもしれない。そしてほとんど日本語は理解できてたんじゃないですかね。
    寂しいけれど、家族で共有している思い出を、19年分沢山与えてくれたんだよね。
    甥っ子さんの絵が画家のように上手くて吃驚しました。

  • はらぷ

    はらぷ Post author

    AЯKOさん

    このようなov40随一の遅返信コラムに、いつもコメントありがとうございます…!!

    自分の実際の知り合い(猫)で、20越えはまだ会ったことがありません。話にはときどき聞くけどね。
    しかし19年、子どもが生まれて大人になるくらいの長い年月ですよね。
    猫はそのあいだ、何倍もの早さで駆け抜けてくわけだけど…。

    祖父の取材のときにもずっと付き合ってくれて、最後にカメラマンの人が家族の集合写真を撮ってくれた時も、あたりまえのように真ん中にねそべって写真におさまりました。
    ほんとうに、一緒に生きてくれてありがとうという気持ちでいっぱいだ。

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