Posted on by カリーナ
< いろんな言葉 > 何人ものスターたちが、卒業すると魔法がとけていく。
輝かしい夏もいつか終わる。
何人ものスターたちが、卒業すると魔法がとけていく。
ただの若い社会人になり、私の身近な人間になる。
~林真理子 「災い転じて美女となす」より
わたしは、アメリカのオーデション番組が好きでよく見ていますが、
そこには「才能ある素人を輝かせる魔法」が働いています。
「アメリカンアイドル」にしろ、「Xファクター」にしろ(どちらもオーディション番組)、
人気投票の期間には、独自の魔法が働いて
優勝を競う男女をキラキラと輝かせるのです。
(多くはデビューと当時にその力を失います)
中学校や高校もどこか似ていますね。
そこには独得の魔法が働いて
何人かの男の子と女の子をキラキラと輝かせます。
それは、芸能界以上のスターといってもいいかもしれません。
同じ本のなかにはこんな文章もあります。
女というのは、15歳の時に
どういうポジションにいたかということですべてが決まってしまう。
どちらもうなづけるな。
だとしたら、「学校」という場所がなかったら
わたしたちの自己評価はどう変わったのでしょうか。
「学校」という同じ年齢の男女が長い間一緒に過ごすという環境が
私たちに及ぼす影響って計り知れないなあと思います。(by カリーナ)
にこりん
15歳の時にいたポジションで、後々のすべてが決まってしまう、かあ~。うーむ。
でも、逆転もあり、ですよね。
10代の時、教室の片隅で埋もれていた女子が、30代40代に同窓会でばったり会うと、あら不思議!すっかり垢抜けて落ち着いた魅力が!
そして、片や男子にモッテモテだった女子が、なんだか生活に疲れた下品な印象・・・。
私が思うに、文中の“すべてを決める”のは、「自信」なんだと思います。
一方、ポジションが低かった女子は、なんとなく自己評価が低いままになってしまうことが多いけれど、その後の人生で自信を挽回できればその後の人生で高ポジションへシフトできるのではないかと。
みもり
その「ポジション」を決めているのは、なにものでもない、
その時いけていて、今もいけていると信じている
女子の目線ではないだろうか?と。
40代過ぎて、まだ、そんなものに縛られている人たちと離れ
自分の道を生きていく人は、そんな「ポジション」をなんとも思わなくなっている…と思います。
15才の価値観なんて、今思えば、かわいいもんです。
ポジションとか、ステージとか、という言葉に違和感をもつからかも、しれません。