イメージとちがう?!
“ラジオは音のメディアだから想像力が大切です”、なんてよくいわれる。テレビと違って、出演者は顔を出さない。「どんな人かなぁ」とイマジネーションを膨らませながら聴くのが、ラジオの楽しさだ。
(MCはプロフィールとともに顔写真を公開するし、番組ブログなどに出演者の写真が掲載されることが多いけれど)
ラジオには「電話インタビュー」という手法があるので、ディレクターは取材対象者のところに出向かなくても番組がつくれてしまう。大変便利である。(“ラジオは俊敏性にすぐれ、タイムリーな情報を迅速に伝えることができるメディアである”ともいえる。しかも低コストです)
電話インタビューの場合、事前にディレクターが電話で出演交渉や打ち合わせを行う。実際にお会いしたことはなくても、電話を通して親しみを感じたり、意気投合することがある。尊敬の念を抱くこともある。そんな時、声や話し方、お話の内容などから相手の人格を理解できたような気分になる。同時に、相手の外見のイメージも出来上がる。ぼんやりと浮かぶこともあれば、はっきりと形をとることもある。そして、実際にお会いすると、イメージ通りのこともあれば、まったく違ってびっくりすることもある。
では、むこうの方から見ると、こちらのイメージはどうなのか?果たして私のイメージは?!
何十回と電話やメールでやり取りした方と、初めて顔を合わせた時のこと。その方のところに駆け寄って、「こんにちは!〇〇です」と挨拶すると、相手はしばらく無言・・・。もう一度、「いつもお世話になっています。〇〇です」と言うと、
「え?○○さん?」
次、5秒あけて「え、ほんまに○○さん??」
さらに3秒あけて、「ほんまにほんまに〇〇さん???」ときた・・・。
苦笑するしかない。
わかっています。私は背が低く、丸顔で、髪は短く、しかもその時はくるくるパーマで、大学生のようなカットソーとスカートと身に着けていた。さらに、出張ではなくプライベートな時間を使って会いにいったので、かなり気の抜けた顔をしていたのだ。
そして、わかってしまった。その方が想像していた私は、ロングヘアの面長で、できる女の顔をして、黒のパンツスーツとパンプスできめた、背の高い女性。あーあー・・。
声だけで人の外見をイメージするのは難しい。それとも、声だけだと、勝手に外見を美化してしまうのだろうか。難題です。皆さんはいかがですか?
アメちゃん
こんにちわ。
私もおなじような経験あります!
私は関西在住で、東京のクライアントとは
いつも電話やメールだけでやりとりをしてるんですが
以前、ずっとお仕事を一緒にしてきたクライアントさんの事務所を
初めて訪ねていったんですよ。
事務所のドアを開けて名乗ったら
相手が「は?」って感じで、しばらくぼんやりと戸惑ってて
あとで聞くと
今までの私の仕事ぶりと、「大阪から来る」ということで
ものすごくポップな人で、真っ赤なベレー帽とか被ってくるんだろう…と
思ってたんですって!
ところが、実際は落ち着いた感じの服装だったから
「この人、私を訪ねてきてるけど、誰??」と思ったそうです。
大阪の人って、やっぱりハデな印象があるんでしょうかねぇ。
ラジオを通すと、ちょっと声が変わったりするじゃないですか。
ふかわりょうさんが、NHK/FMでクラシックの番組をされてるんですけど
落ち着いた声と話し方がとっても良くて好きです。
がっちゃん Post author
アメちゃんさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
大阪人のポップなイメージ、いいですね~!
赤いベレー帽やヒョウ柄の服のイメージ、確かにあります。
もちろん、そんな服装の方はごくごく一部でしょうが、
東京とも名古屋とも違う、大阪のファッションパワー、
うらやましいです。
なんだか、限界ラインが遠い…というか、
「そこまではやっていいんだ」っていう目安になって、
自由なファッションを楽しめそうじゃないですか。
ラジオを通すと確かに声がかわりますね。
でも笑い方は変わらないですよね。
知り合いのパーソナリティが、
「居酒屋で大笑いしていたら、〇〇さんでしょ?と声かけられるの」
って言ってましたよ。