プリンタのインクはどれかしら?
職場でも、ペーパレスの推進とかでデータで送ることが増えて紙に印刷することは少しずつ減っているとはいえ、プリンタを使わない日はそう多くはありません。けれど家のプリンタとなると…。一番フル稼働するのは年賀状の季節くらいのもので、普段はたまに宛名印刷をするくらいです。なのでインクの減りもそれほど早くはなく、使おうと思ったときにはたいていそのまま使える状態になっています。
ところが、数か月前、私が所属しているとある団体でかなり大量の印刷をする必要が生じました。そのような場合、本当は市民活動○○というようなところに行ってリソグラフを使わせてもらうのが速くて良いのでしょうけれど、そこまで行く時間や重たいコピー用紙を持って行くことも面倒だったので家のプリンタでプリントアウトすることにしてしまいました。大量と言ってもおそらく200枚くらいでしたからね。
というわけで、さすがに黒インクはわずかとなっていたはずでした。そんなときに今度は6月にある語りの会の宣伝ちらしをプリントすることに。黒インクが少なくなっていたことをすっかり忘れていた私はいそいそとファイルを開き、印刷の指示を送りました。そのとたん、「ワンポイント」というウィンドが開き各色のインク残量を表す棒グラフみたいなものが出てきました。それでも「まあ、いつものこと。もしもインクがなくなっても在庫だってあるし、今日は枚数が少しだから大丈夫」と思って印刷終了を待つことしばし。
順調にプリントアウトされた紙が出てきて安心したのもつかの間、いくらなんでも終わるには早すぎまいか!というところで止まってしまったのです。おかしいなあと思いつつ先ほどのインク残量表示を見てみると黒のところが空っぽになっているではありませんか。
しかたがないので黒インク探しを開始。私が使っているプリンタのイクのパッケージは部分的に色分けされているものです。黄色であればパッケージの一部分が黄色になっていてそこに文字が書かれているという感じです。どのメーカーでも同じかもしれませんが、とにかく、中身のインクの色を表す色のついたパッケージを探さなければなりません。私は前にも書いたかもしれませんが、微妙な色の違いは判別しにくいのです。でも今回は幸いにも黒だったのでめでたしめでたし。無事にインク交換が完了しました。
はたして次になくなるインクは何色でしょう。黄色だったら見つけられそうですが、他のライトシアンやらマゼンタやら、他は何でしたっけ?のときは見つけるのは難そうです。家族もいるにはいますが、タイミング悪く外出中かもしれませんし、昼寝中かもしれませんし…。そんなときには今度は便利なスマホを使ってみようかと思っています。
フェイスタイムで友達に電話をかけて見てもらうというのが一番気軽ではありますが、他にもタップタップシーというカメラで撮影した物の色や名前を教えてくれるアプリや、私はまだ未入手ですがビーマイアイズというアプリもあります。これはそのアプリを入れている人の中で手の空いている人にヘルプをお願いすることのできるアプリだそうで、個人情報などにさえ気を付ければ便利に使えると友人から聞いています。
いろいろな技術が生まれ便利な物ができても、やっぱり心の通った人間にちょっとずつ助けてもらいながらみんな生きて行くのがいいんですよね。そんなことを思ったひとときでした。
ほっこり
色々便利なアプリがあるんですね。そういう便利なグッズやアプリができる一方で、気楽に声をかけ合える社会になるといいですね。
まゆぽ
KEIKOさんの感覚、KEIKOさんの情報、いつも新鮮で、
毎月楽しみにしています。
先月の白杖のお話、とても心に残り、
自分のブログで使わせていただき、勝手にリンクも貼ってしまいました。
リンクはご迷惑なら外しますので、言ってくださいね。
https://tampopotai.exblog.jp/
KEIKO
ほっこり様
気楽に声をかけあえる社会。本当にそうだと思います。人間どんな人だって完璧じゃない。できないことや苦手なことの一つや二つや三つ・・・だれにもあるんですもの。とんでもないのはいけませんが、少しくらいの迷惑はかけあう世の中であってもいいのでは?
KEIKO
まゆぽ様
楽しみにしていてくださること、嬉しいです。福祉とか、障害者とか、ボランティアとか、そうしたこととはとくに関係のないところで私の文章が読まれ、それがちっちゃくても何かを生み出すきっかけになればと思って続けています。
ブログを拝見しましたが、結局、私の白杖の話はどこに使ってくださってるのかがうまくみつけられませんでした。でも、上に書いたようなことですのでリンクは問題ありません。
KEIKO
再び、まゆぽ様
落ち着いて見たらちゃんと探せました。そうですね、結婚指輪と似てるかどうかはともかく…、視覚障害者の中でもある程度見えてるロービジョンの人は白杖を持ってなくて、でも、見えてなくて困るというか、誤解されることもあるんです。例えば知り合いが道の向こうで会釈したのに気付かなくて通り過ぎたら、なまいきなやつだと思われたとかあるらしいです。そういうとき「あれ?見えてないのかな?」という想像力があるといい。そして、次の機会には「この前○○だったけど、もしかして見えにくいのかなあ?」と軽く尋ねたり、聞かれた方も「そうなんだ」と軽く返せるようだといいなあと。
まゆぽ
KEIKOさま
リンクのご了解、ありがとうございました。
それにしても、わかりにくいブログだったようでごめんなさい。
リンクを貼る部分が最近改良されたため、
逆にわかりにくくなったみたいなんですよー(と責任転嫁する)。
「あ、こうだったのかも?」と思う想像力は大切ですね。
見えにくい人に「見えにくかった?」を聞くのって、
親しくないと難しいかもなあとも思いますが、
変に気を回さずに聞いちゃえ聞いちゃえなんですね。