Posted on by プリ子
ファスナー考
意識しないぐらい、当たり前の存在。
それがファスナー。ジッパー。チャック。
古着の世界だと、そうは参りません。
古くて劣化してるのか、
いや、多分、昔のファスナーは発展途上だったからなんでしょう、
なんか、止まらない。
知らない間に、しずかーに開いてしまう。
道行くおばさまに
「あ、あなた、あいてるわよ!」と教えてもらったことも。
汗汗汗。
ファスナーの上に、ホックがあるじゃないですか。
あれを止めると、開いてしまうのを防げることに気づいた。
あれって、単に見た目を美しくするためだけじゃなくて、
ファスナー事故防止の意味もあったんだ! 多分!
そもそも、ファスナーがない時代のものもあります。
これはいかにも70年代のワンピース。
前身頃はボタンでとめて、
一番太い腰回りまでは、ファスナーで開く。
開くとこんな感じ。↓
これが、古い時代だと、ファスナーじゃなくてスナップなんですよ。
いかにも50年代のワンピース。
70年代だとファスナーの部分が、スナップになっています。
スナップやホックと、ファスナー、どのあたりが境目なんだろう?
1960年くらいかなあ、と思っているのですが。
YKKのサイト
によると、ファスナーは日本だと1950年代に発展した模様。
「オリジナル」っていう画像からすると、
ファスナーは、もともとホックを自動でかけるものだったみたい(@_@)
ホックよりは今のファスナーのほうが楽だし、
見た目がすっきりしますね。
ヴィンテージジーンズなどだと、
ファスナーの持ち手部分に書いてある会社のロゴで、
年代を判定したりもするようです。
奥深いぞ、ファスナー。