便利?不便?:いちごジャム
数日前の夜、突然、居間の照明が消えました。
リモコンの電池を変えてみても、電球を変えてみても、うんともすんとも言わない。これは、照明器具本体が壊れた?慌ててAmazonで新しいものを注文し、その夜は停電時用に用意してあったランタンでなんとかしのぎました。
注文したシーリングライトは翌日の朝一番で届きました。ありがたい。早速、壊れたライトを取り外しにかかります。
うちにある脚立では手が届かず、座卓の上に脚立を置いてその上に恐る恐るのぼりました。二段構えの高所で真上を見上げながらの作業は怖いのなんのって。ふとした瞬間にバランスを崩し、脚立から落ちてしまいそうです。
ドライバーでネジを外し、照明の本体を外したところで気付きました。引っ掛けシーリングが付いていない!シーリングライトは、まずは天井に引っ掛けシーリングという配線器具を取り付けた上でそこにはめ込むようにして取り付けられています。ところが、我が家は古い家なので、天井から出た配線が直に照明器具につながっていたのです。つまり、このままでは新しい照明を取り付けることができない。
もしかして、また今日もランタンでキャンプのような夜を過ごさなければならないの?
「照明 取付工事」でインターネット検索をすると、「電気の110番」とか「電気工事はおまかせ」といった感じのサイトがいくつか見つかったので、そのひとつに電話をしてみました。状況を伝えると、「登録業者の中からできるだけ早くお伺いできる者を見つけて、1時間以内にご連絡します」とのことでしたので待つことにしました。ところが、待てど暮らせど連絡がない。1時間超えたよ、というところでやっと電話が入ったのですが「お伺いできる業者がまだ見つかりません」とのこと。「どうしましょう?もう少し探しましょうか?それとも…」キャンセルしたところで当てがあるわけでもなく、そのまま探してもらいながら、他のサイトにも連絡をしてみることにしました。
結局、2軒目に連絡したサイトが派遣してくれた業者がいとも簡単に新しい照明器具を取り付けてくれ、ランタン生活2日目は免れることが出来たのですが、煌々と輝くライトを見上げながら「不便なものだよなぁ」と思いました。故障なんてもののほとんどは突然起きるもので、それに伴う修理というもののほとんどは「今すぐ来て!」なのです。専門業者を派遣してくれるサイトは色々あって便利だけれど、登録している業者が我が家の近くにあるとは限らない。それに比べて、昔は町内に何軒か電気屋さんがあって、家電に不具合が出ると電話をして来てもらったものでした。でも、あそこにも、あそこにも電気屋さんがあったなぁと思いつくお店は、今では全て閉店してしまっています。
電気屋さんに限らず、水道が故障した、トイレの調子が悪い、そんな時に気軽に助けを求めることができる地元密着型のお店がどんどん減ってきています。私たちの暮らしは便利になってきているのか、はたまた不便になってきているのか、わからないなぁとつくづく思うのです。
さて、今日ご紹介するのは、人によっては「手間がかかって面倒」と思うかもしれませんし、でも実際にやってみると意外とそうでもない一品「いちごジャム」です。
手間はかからないのですけどね、しっかりとした量を作るためにはそれなりの量のいちごが必要で、産地ではないところにお住まいの方にはハードルがやや高いかもしれません。私が住む場所はいちごの産地なので、直売所などに加工用の不揃いいちごが安価で並びます。みなさんももし安いいちごを見つけた際にはぜひ作ってみて下さい。
いちごジャム
- いちごはさっと洗って、へたを取り除きます。
- 鍋にいちごを入れて砂糖をまぶし、いちごから水分が出るまで常温で放置します。
一晩おくことができるとたっぷりの水が出るのですが、時間が無い場合は最低1時間置くようにして下さい。 - 鍋を中火にかけます。
- ふつふつと沸いてくるといちごからあくが出てくるので(写真の白い泡のような部分)、丁寧にすくって下さい。あくをしっかりすくうと、透明感のあるキレイな仕上がりになります。
- 水分が半分くらいに減って煮詰まった感じになったら出来上がりです。
※保存容器はガラス瓶がおすすめです。瓶と蓋は必ず熱湯で煮沸消毒をしておきましょう。
「便利と不便は表裏一体」というようなことはよく耳にしますが、誰かにとっての便利が誰かにとっては不便だったり、またその逆もあるのだよなと考えるようになった昨今です。
ミカスでした。
ぱろる
この頃、あまりパンを食べなくなったし、ジャムを作っても残るかな…って思ったけど、ミカスさんのお鍋見たら,やっぱり作ろ!って思いました〜!
買うのとは,やはり違いますよね。
この時季の路地物で作るいちごジャム🍓
たくさん作って冷凍します。
そうそう!
自由学園にお子さんが通われてた、お料理上手な女性からおそわったコツを。
2と3の工程の間で
「砂糖を含んだいちごを、手で思い切り揉み潰す」…なんですって。
粒が減る分,とろりとします。
照明。
すぐ直ってよかったですー!
近所の電気屋さん,工務店さんなども、大事におつきあいしなきゃって思いますね〜(とはいえ私も,値段の相場が見えるから、ついネットで探す派なのですが💦)
ミカス Post author
ぱろるさん
ありがとうございます!!
何度もいちごジャムを煮ましたが、どうしても「果実とシロップ」という感じの仕上がりになってしまっていました。
それはそれでいいじゃないか、と思いつつも「もっとジャムっぽいものを作りたい」と考えていました。
砂糖を含んだいちごを潰すのですね。やってみます!
ああ、うれしいなぁ。早速ジャム用いちごを手に入れなくては!!
色々な作業を頼まなければならない時、やっぱりネット検索は便利ですよね。
私もほぼすべてネットです。
でも、近所に顔見知りの業者さんを作っておくのも本当に緊急の時には大事だなとつくづく思いました。
とはいえ、やはり地元密着の町の業者さんが圧倒的に少なくなりましたよね。