終の住処はどこなのか?
わたしたち夫婦は現在、駅近の賃貸住宅に住んでいます。以前も書きましたがマメオ君に障害が残ってしまったために車いすでも生活できるここに住むことになったわけです。住めば都といいますが、部屋の広さは今まで住んだどこよりも狭い。築40年近い団地だが駅に近いので家賃はそれなりに高い、でも快適なんです。そしてわたし達夫婦にはそれぞれ所有している古いマンションがあり、それぞれ自分たちの子供が住んでいます。そしてマメオ君は本当は実家に帰りたいし、義父も自分に何かあったらここに住んでくれと言っています。しかし現実問題として実家に住む場合にはかなりのリフォームが必要。実家もまあまあ便利な場所にあるのだが周辺の道路に歩道がなく車の往来も激しいので車いすを押して買い物にいったりすることはかなり困難です。どちらの実家の親も持ち家にはこだわります。年老いて住む家がないことは何より困ることだから家さえあればどうにかなると言われてきました。
わたしもずっとそう思ってきたのですが持ち家にこだわりすぎて何かを我慢するよりも自分たちが快適と思える環境に住みたいと思うようになってきました。しかしあとはお金の問題があります。持ち家ならば固定資産税とリフォーム費用が必要になります。但し、リフォーム費用はそれぞれの状況によって大きな差があるのでなんとも言えません。そして自分たちが住めなくなった時に売却するか相続するかなどの問題はでてきます。
賃貸の場合住んでいる限り家賃を払わなくてはいけません。それがいつまで続くかそこがわかりません。でも設備などに関しては管理会社に依頼すればいいし、住めなくなった時も解約すれば後の面倒な手続きなどありません。わたしたちのように再婚同士でお互いに子どももいる場合は賃貸で相続問題などがない方がいいのではないかと思っています。
最近NHKの「正直不動産」というドラマを楽しくみていました。持ち家、賃貸、人によって状況は違いますがその人にとって快適に住める家を探してくれる、主人公の山Pが素敵でした。100パーセント希望を叶えることは難しいけど何を優先するかが大事なのかもしれません。わたし達の場合まだまだ問題がやまずみですが自分たちが一番楽しく過ごせる場所で生きていきたいです。さて関東も梅雨入りしました。梅雨は嫌いですが紫陽花の花は大好きで先日は鎌倉の長谷寺へ行ってきました。まだまだ五分咲きという感じでしたがとても綺麗で癒されました。
マメオ君とは近所の散歩で紫陽花を一緒に見ています。
いまねえ
ずんさん、こんにちは。
前回の在宅デトックスでご一緒させてもらいました、
いまねえです。
その時今のお住まいが(期せずして)バリアフリーだと
お話しされていたのを覚えています。
終の棲家問題。人の数だけ様々に悩みのあるテーマ。
我が家は持ち家、一軒家+庭と畑。
今は土仕事が楽しみな連れ合いが維持していますが
それも将来老いて体力がもたなくなったらどうしよう、
草ぼうぼうになった庭や畑はストレスだろうななど
考えることはきりないです。
家や土地が財産、代々引き継ぐもの、と言う時代では
なくなっていますし私も子供達にはそれぞれ居心地の良い
環境で暮らしていってくれたらと思っています。
今回、ずんさんが書かれたように
「自分たちが一番楽しく過ごせる場所で生きていきたい」
老いも若きも、これが一番大事なところですね。
ずん Post author
いまねえさん
コメントありがとうございます。先日はお話できてうれしかったです。本当に自分たちが楽しくストレスなく住むのが一番だと感じているのですが、マメオ君は実家を守るとか長男だからと・・・頑固なのです。まだまだ色々ありそうですがきっといつかわかってくれるでしょう。