アレルギー と うさ毛
牧草がやっかいなのです。
動物を飼う時、アレルギーは困りごとの一つです。とくにこの頃は室内飼いなのでますます感作されやすくなるでしょう。
チモシーとかイタリアンライグラスとかメドウヘイなんて聞くと青空で見晴らしのよい丘陵で、いろとりどりの小さな花と牧草が風にそよいでるイメージです。これを和名のオオアワガエリとかネズミムギと言い換えると、いきなり目が痒くなってくる。
ウサギの被毛にアレルギーになる可能性もありますが、牧草はなんといってもHayfeverのもと、下僕もすでに感作されています。
一気に暖かくなってスギ花粉が大量飛散する日は喉や顔の皮膚が刺激をうけていて普段より牧草アレルギーの症状も出やすくなります。
鼻づまりや呼吸の苦しさはどちらかというと初夏や秋の花粉症の時期のほうがつらいです。初夏は天然のチモシーの花粉と重なるからでしょうか(というか、天然に生えているなら刈り取って食べさせてしまいたい)。
うさぎのお世話の時もマスクをして、牧草もじかに触らないようにします。下僕はチモシー以外のオーツヘイやイタリアンライグラスはいくらか大丈夫なのでうさぎの主食をそちらにして、固形牧草や牧草多めのペレット(コンプリート1.0とかペレボクとか)なども使います。
牧草袋の下のほうに溜まるコナコナがとくにマズいので牧草はプラスチックケースに入れ直してコナコナは早めに部屋から出してしまいます。
牧草は掃除もしにくい。絨毯などにくっつきやすいし、ケージの床網にも絡まるし、どうもきれいさっぱりにできません。
人間の部屋もうさケージも同じくらいいつも散らかっていて、まあ自分はこんな程度かと思い知るのです。
ウサギ動画に出てくるお宅をみると、きれいにしていて素晴らしい下僕だなあ、とあこがれます。
ウサギは被毛も柔らかくて、床にふわりと落ちてもすぐに舞い上がる。フローリングはきれいなようでホコリが舞いやすいと気づきました。
うちのうさぎは白と明るいグレイの被毛なので抜け毛が黒や紺の服につくと目立ちます。黒や紺は減らし、目立ちにくい灰色の服ばかり着て、コロコロクリーナーもよく使います。
それでも、職場のロッカーの中にうさ毛が落ちているのを見つけたときは「ここまで来たか」と苦笑しました。
電車の中でコートなどに動物の毛がついている人をみかけると「犬かな?猫かな? わたしはこう見えて家にかわいいうさぎがいるんですよ」と心の中で思います。