断捨離ブームにのせられて・・・そしてムカつく出来事
マメオ君は来週、退所します。時間を気にせず外出できるのもあとわずかなので実家に行ってきました。実家は同じ県内ですが電車でも車でも1時間ちょっと、しかも駅から少し離れているので電車だとちょっと不便なので最近は車でいくようになりました。
母は今年9月に米寿(88歳)になりました。耳が遠くて最近は足腰が痛いようで歩くのもかなり辛そうです。それでも頭はしっかりしていて自宅でに家事は全て自分でやっています。愚弟(独身)も同居していますが仕事ばかりで家には寝に帰っているだけ。家のことは何もやっていません。父が亡くなって13年。母がボケないのはこの弟が何もできないので全て自分でやっているからなのかもしれません。
実家は古い一戸建てです。私が最初の結婚をした後に引っ越しをしたので私は住んだことはありません。でも離婚してからは同じ市内に住んでいて職場からも近かったので毎日のように行っていました。父が釣りと盆栽が趣味だったので生前は多くの盆栽と釣り道具があり読書も好きだったので本がいっぱいありました。釣り道具と盆栽はかなり減りましたが本はいまだにいっぱい。そして棚がいっぱいあり置物や食器がおいてある。昭和のおうちそのままの状態が今も続いています。キッチンにも物がいっぱいで二人ぐらしなら広すぎるはずのダイニングテーブルも半分はレンジや魚焼きグリルなどがおかれその横には調味料の入ったケースが・・・食事できる場所はごくわずかです。決して汚いわけではないけれど物があふれているのは間違いありません。帰る度に「片づけたら」「捨てたら」と何回も言っているのですが「これでも片づけたよ」と言ってなかなか進まない。
マメオ君の実家は元々片付いていたがここ数年は両親の具合が悪くなり義妹(時々登場)がタンスなども処分して2階などは何もない状態にまでなっている。それに比べると私の実家は10倍以上の物があるかもしれない。
まだ家事ができるとはいえ、歩くのもやっとの体。「片づけるの大変だったら手伝うからもっと捨てようよ」と言うのだが「なんか寂しいし」と言われる。
百科事典を処分しようとした時も「何か調べるかもしれない。私はパソコン使わないから」と言われ断念。今回行った時も「もっと片づけようよ」と言うと「あんたの物も結構あるのよ」引っ越しした時に私の残していた物もそのままもってきたようだ。「写真もちゃんと残してあるから」と言われ「えーもういいよ捨てたって」と言うと「私なんて小さい頃の写真は1枚もないよ。小学校の時にみんなで撮った写真が1枚あるだけ」と言われました。母の年代でも小さい頃の写真の1枚2枚は持っている人が多いようですが生まれる前に父(私の祖父)が亡くなって生まれながらの母子家庭だった母はかなり苦労してきたのだと思います。結婚して家ができて少しずつ増えていった多くの物は母にとって捨てるに捨てられないものが多くあるようです。「処分するくらいのお金は残しておくから私がいなくなってから処分して」と言われそれからは私も強く言えなくなりました。
今回は父が使っていた色鉛筆をもらってきました。これでマメオ君に塗り絵してもらいます。
断捨離ブームで捨てることが美徳のようになっていますが「想い」を捨てることはできません。母がしっかりしている間は母の好きなようにしてもらおうと思います。私も物が多かったのですが小さな団地に住んだことをきっかけになるべく物を増やさないようにしています。子供たちには迷惑かけたくないので私は断捨離します。(多分・・・)
さてマメオ君は来週、リハビリセンターを退所します。そんなマメオ君に先日役所から電子サービスの更新の通知がきたので詳細を聞こうとマメオ君のマイナンバーカードを持って役所に行きました。
職員「ご家族の更新の件ですね。カードを拝見します。あー息子さんのですか」
私「えっ、主人ですが・・・」
職員「あっ、そうですか」アハハハハ・・・・
マメオ君がマイナンバーカードを申請したのは数年前、そしてその写真はそれよりもっと前のものだと推測されます。(本当はダメですよ)確かにその写真は40代いや30代半ばにも見えるかもしれない写真。いくらマメオ君が若くみえてもとても現在60歳の人には見えない。でもでも同学年なのに「息子さん」はショック
来週の帰宅を前にムカつく出来事でした。