堂々と自己PRできず半世紀越え。そして「やっかみかもしれませんが…」
長年、フリーランスのコピーライターとして仕事をしてきましたが、「これまでどのような仕事をしてこられましたか」と尋ねられるのが苦手です。普通に尋ねられればいいのですが、ビジネストークの「おお、なるほど。そうですか!」的な「お互いが一角の人物であるかのようにやりとりする」形式が苦手で、自分を大きく見せなくてはいけない感じもして居心地が悪く、手短に答えて次の話題に行きたくなります。
「どんな能力がありますか」や「これは、どの程度、できますか」という問いにも、もちろん答えますが、基本的に得意じゃありません。「このお話を伺って、このようなものをいったん作ってみますので、それで判断いただけますか」と具体的な材料を提示して判断してもらえるようにもっていくことが多いです。
自分がこんな性格なせいか、初めから堂々とよどみなく「できること」「これまでやってきたこと」を語る人に会うとすごいな、やっぱりこうでないと仕事は増えないのかな?と感心する反面、大丈夫かな?信用できるかな??と疑ってかかります。
そして、その不安が的中することも少なくありません。なぜだろう?と考えると、堂々とよどみなく自分をアピールする人は、「自分」で完結している場合が多いのだと気づきました。逡巡して言葉を選んだり、瞬間的にでも考えを巡らせて条件付きで「できること」を語る人は、「相手」に何を求められているか、相手の求める「自分」に何ができるかを語っているのです。
わたしに限っていえば、もう大人も大人、いい年も年なのでもう少し堂々としたほうがいいのは間違いないですが、「堂々としている」「よどみない」「迷いがない」態度に出会ったら、少し疑ってかかるほうがいい、と経験的に思います。そのタイプの人は、ある種のポーズで世渡りしてきた可能性があるからです。やっかみかもしれませんが…。
「やっかみかもしれませんが…」といえば(長くて下手な導入、失礼しました!笑)、木曜日には、【帰って来たゾロメ女の逆襲】リニューアルのお知らせで告知されていたように、新テーマ「やっかみかもしれませんが…」が始まります。もし、すでに記事ができていたら触りだけでも紹介してやろうと思っていましたが、まだでした(笑)。「やっかみかもしれませんが」というそそるテーマ。月亭つまみさんがどのようにやっかむのか。やっかみって、そもそも何なのか。楽しみですねえ。
今日は、KEIKOのデコボコな日常が公開されています。視覚障害のあるKEIKOさんが「魔法の杖」ではないけれど…と示してくれたものは、本当に魔法の杖のようにピヨーンとなるものです!歓声があがるそうですよ。いつもながら楽しく発見に満ちた記事です。
そうそう。もうすぐゴールデンウィークですね。オバフォーも今週の土曜日5月6日(日曜)までお休みをいただきます。ゴールデンウィーク明けには、ちょっとだけ新しい展開もありますよー。