不具合を我慢して、イエとカラダを「故障と修理の山」にしちゃいけない。
こんにちは、カリーナです。
うちの近所の話ですが、長い間工事をしていたシニア向け分譲マンションが間もなく完成します。スーの散歩で脇を通りながら、どんな感じになるんだろうとずっと思っていたら、想像以上に普通のマンションでした。
じゃあ、どんなマンションを想像していたの?と自問してもよくわからないのですが、もう少し低層をイメージしていたのかな。低層で柔らかい感じといえばいいでしょうか。自分が住むわけでもないのに、憧れを投影していたんでしょうね。「こんな感じだったらいいなー」と。住まいというのは、いくつになっても憧れをかき立てるものですね。
高齢になってから新築に越したり、家を大規模にリフォームするのは、金銭的にも労力的にも大変ですが、メリットも大いにあります。バリアフリーや車椅子の移動など介護を想定した造りもその一つでしょうが、もしかしたら、それ以上にしばらくは「故障に悩まなくてもいい、修理の面倒くささから解放される」という利点が大きいかもしれません。
というのも、うちのマンションは築40年超。わたしは20年ほど前に越してきたのですが、その7年前に先住者が大がかりなリフォームをしています。つまり、このマンションそのものは築40年超、わたしの住戸は、大規模リフォームから27年ということになるわけです。わたしも数年前に少しリフォームしましたが、それでも、あちこち故障して修理を重ねています。
冷蔵庫などの家電を除く給湯器や浴室乾燥機の故障、トイレの故障とリフォーム、細かいところではドアノブ、さらに目下、台所の蛇口の根元から水が漏れていて修理手配中です。
さらに、同じマンションに親しい友人が二人いるのですが、どちらも水漏れして階下の人に「漏れてますよ」と教えられたそう。友人宅が水を流しっぱなしにしたのではなく、マンション自体の配管が老朽化しているのです。修理費用などは管理費から出ますが、それでも水漏れしたら、申し訳ないし、面倒だし、ストレスです。もちろん、自分の家に上階から水が漏れてくることだってありますからね。老朽化というのは、いろいろ手がかかります。
同時に、自分も老朽化してくるわけです。もう、暮らしが「故障と修理の山」になってくる。自分のカラダもイエも「あちこち痛い」ってどうよ。
父母が年をとるにつれて行動が粗雑になり、物を拾わずに足でさっと払い退けたり、かがんで拾い上げたもののポイと投げたりする様子を見て「こんなにズボラで行儀の悪い人だったっけ?」とがっかりしたものですが、あれも、腰が痛かったり、硬かったりして「かがむ」→「拾う」→「起き上がる」→「歩く」→「置く」というポーズ間のなめらかな移行が難しくなっていたんですね。
高齢者がしばしばポイとものを投げる理由が、この年になってようやくわかってきました。
「いつか一気にやろう」と家の不具合を我慢していると故障と修理の山に押しつぶされて不快な環境で生きていくことになってしまいます。自分の行動が「滑らか」「迅速」でなくなるので、家の建てつけや設備は、せめて滑らかかつ迅速であってほしい。だからこそ、可能な限り、早いうちに手を打つクセをつけましょう。わたしもそうします。
台所の蛇口は、暮らしのマーケットで業者さんを探しました。
オバフォーは今週もコツコツと更新します。台風4号が近づいています。暑さとともに気をつけて!
ずん
家の問題、深刻です。私の場合、自分所有マンションに今は子供が住んでいますが、やはり築40年以上のマンション、配管の経年劣化で先日、階下に水漏れしました。同じマンションで同じような案件が多発してるため、管理組合で入っている保険が変わったようでなんと免責が10万、それは調査費、自宅の配管修理は別です。だから管理組合の保険を使っても25万ぐらいの支払いがでます。今回はなんとか自分の保険も使えたのでもう少しだけ少ない金額で済みましたが、この先どうしたらよいか考えてしまいます。自分で動ける事は早めに行動にうつしたいと思います。
カリーナ Post author
ずんさん
わあああ。管理組合の保険が変わるなんてことがあるんですか!
25万も必要なんてつらい。
私も3人のうち二人が階下に水モレしているので
他人事ではありません。
老朽化っていろいろな問題が出ますねー。