古都で選ばれた映画を古都で観る。
奈良で2年に一度開催されている『なら国際映画祭』。この映画祭の学生映画のコンペ部門が『NARAーwave』である。この『NARAーwave』の選考を手伝っているというご縁で、『NARAーwave in 京都』というシネマテークを開催することになった。
場所は古くからの仕事仲間であるイラストレーターの中川学さんが住職を務めている京都の瑞泉寺。もともと、以前、中川さんと話をしたときに、瑞泉寺を使って映画の上映とかできないかなあと話したことがやっと実現するという感じだ。
日時は2月24日(日)午後5時から。30分前後の短編映画を3本上映することになった。いずれも、なら国際映画祭のNARAーwaveに入選した作品ばかりだ。スイス、日本、ポルトガルから寄せられた作品を京都の由緒正しきお寺で見るというのはどんな気分だろう。いまから妙にワクワクしている。
作品をもう少し詳しく紹介すると、スイスのジュネーブに住む水野さやか監督の『川崎競輪』。この作品は祖父母の住む街・川崎市の川崎競輪と競輪ファンが集まる立ち飲み屋を撮影したドキュメンタリー映画。亡き父の昔の恋人に会いに行くという奇妙な旅を描いた道本咲希監督の『昔の恋人』。ポルトガルからはイネス・デ・リマトレス監督の『DE MADRUGADA デ マドゥルガータ』。この作品は若い姉妹が祖母の記憶に思いをはせる美しい作品だ。
作風もタッチも全く違う三本の個性あふれる作品を上映できることはこの上のない喜びである。最初から人がたくさん集まることはないだろうけれど、年に何回かでも定期的なシネマテークにしていきたいと考えている。
世界中からやってきた映画を観ながら、京都のお寺でみんなが少しずつ感想を口にして笑ったり首をかしげたり。そんな時間を持つことができればとても嬉しい。お金を追いかけるしかないような仕事の毎日の中で、もっと違うものを追いかける時間を持つ。そんなシネマテークになればいいなあ、とかなり本気で思っている。
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植松眞人(うえまつまさと) 1962年生まれ。A型さそり座。 兵庫県生まれ。映画の専門学校を出て、なぜかコピーライターに。 現在は、東京・大阪のビジュアルアーツ専門学校で非常勤講師も務める。ヨメと娘と息子と猫のマロンと東京の千駄木で暮らしてます。サイト:オフィス★イサナ
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