(40)いつのまにやら「上の人」
勤務先で出している、とある広報媒体(のようなもの)の
編集会議の司会を10年ぐらいしておりました。
その媒体は、25~35歳ぐらいの若手が持ち回りで執筆するもので、
編集会議は、互いの企画や文章にあれこれ言い合う、
あまり形式ばらないものです。
私もかつて執筆する側でした。
35歳ぐらいから司会をしていましたが、
ほかの案件で忙しくなったので、
同じ事務方の後輩(30代前半)に司会をバトンタッチして、
横で聞いていることにしました。
そしたらさー
いろんな意見が出るんですわ。
私が司会をしていたときだって、
それなりに建設的な話をしていたはずなんだけど、
「ぶっちゃけこのコーナーいらなくね?」
「そもそもこの企画なんで始めたんだっけ?」
的な、超本音がざくざく。
上層部への揶揄もちらほら。
あーーー、やっぱ同年代が仕切ったほうがいいのね(> <)
司会をはじめたときはぎりぎり同年代だったけど、
若手のメンツは次々入れ替わり、私だけが年をとり、
今や、彼らからしたら私は「上の人」
顔のデコボコも、体型のもったり感も、眉間のしわも、
好きでなったわけじゃないのに、
「上の人」感が満載。
(こんなこともありました)
ああ、もう「若手」の仲間じゃないんだあああああ。
来し方を振り返れば、私は、
若者のエキスを吸い取って「若返った~」とか思っていた、
醜悪なBBAということではありませんか。
そして、行く末を考えると、さらに驚愕する。
その会議にオブザーバーとして参加している、
「もっと上の人」「専門家!」って感じのおじさまたち(50代後半)の貫禄たるや。
私にはどうやっても無理…
自席に戻ると目に入る、
パンツスーツでキビキビと仕切っている女性管理職の迫力たるや。
これも自分には100%無理…
大きな組織で、ぐるぐる異動しながら、
えらくなったり、ならなかったりする職場。
貫禄も迫力もなくて、
40代後半、50代、一体どんな方向を目指せばいいんだろう。
若手から「上の人」だと思われるような年では、
もはや「フツーの人」ではいられない。
かといって出世コースまっしぐらでもない。
じゃあ、「できない人」!?
「できない人」になるしかないのかにゃ…?
広~い世界からすれば、井の中の蛙的な悩みですな。
※一身上のヅカ的都合により、年末までお休みをいただきます!
つかっち
わかります。同世代、働き続けて21年の私。今、全く同じ事を感じてます。
普段、仲良くしてる20代30代の子達と昼休みに一緒になった時、私がいるとなんか話が弾まない感じ。「では、ごゆっくり」と席を外した途端、後ろで弾ける笑い声。
かつては私も同席したくなかった「上の人」に、私は今なってるのですよ。
電話を取ったり、計算したり、書類を片付けたりの事務作業を愛してきたけど、この手の実務はもう若い人には負けてしまいます。
私の年になったら、全体を見て采配を振るう管理職になってないと。
年を取って会社にいるのはなかなか辛いのがわかりました。
でも、私は年を取ったけど、ボジションは女の子のまま。ああ、偉くなりたい!と思うこと、しょっちゅうです。
定年まで頑張りたい!と40代前半は思ったけど、今はそんな気にはなれない。
でも、年をとった人が会社にいることは若い世代に「あの年まで働ける」と希望にならないか?と思うのですが、ロールモデルになるにはやっぱり、専門知識か権力がないとねえ。
定年を待たずして、女子社員が退職していくの訳がわかりました。
私、辞めませんけどね。
江ノ島カランコロン
う〜ん
わたくし バリバリの「できない人」です。
「頑張ってるんだけどね…どうしてかなぁ」と今日も言われてまいりました。
私は「これこれこういうところが、自分ではいけないと思うので
そこを踏まえて もっと努力します。」と答えますが上司から「…」は消えません。
うーん まだまだ努力が足りないんだけど 消耗…
こんな「できない人」が言うのですから もっと違う「◯◯な人」を探してくださいね。
「できない人」はやめといたほうがいいですよ。
なかなか「できない人」から卒業できない私はそう思います。
パプリカ
プリ子さま
初めまして。
お写真のダイヤのキング、クイーンと続いて
スペードの4ネコちやんがあまりに可愛くて
思わず一言!
『ラブリーに生きろ!』
↑ これ、電車の中でみた化粧品CMの動画です。
プリ子さん、ラブリー!です。
いまねえ
皆さま思いは同じかと思う、まだ上の年代であります、56歳のいまねえです。。
正社員で続けている職場ではありませんで、子育て一段落した頃に再就職、とはいえ
「準社員」というビミョーな立場でパート以上正社員以下、決して昇級することはありません。
現在は若手の多い開発部署におりまして、自分の子供と同年齢の係長達に従っております、
下働きの立場ではありますが、長年おりますとそれなりの経験値も求められます。
職場環境はとても良いのですが、そこには決してうっかり飛び越えて入ってはいけない「壁」の存在、
普段は忘れていられるのですが突然、「壁」ではなく「結界」だっった!と出しかけた手を引っ込めざるを
得ない思いに陥る瞬間もあります、私は「結界」のむこう側、ほぼ「チミモウリョウー、ヨーカイ」の類。
あるいは「職場のハハ」的存在を求められ受け入れるか??別名「お局?」・・へぅっ。冗談じゃねぇぜ。
で、最近思いますに、堂々と「結界」の向こう側にいるのも良しか。
こちら側にいる日の目の当たる戦力隊が落としたり忘れたり、大きな負とはならないけれど綻びがでた、
それに気がついたらそっと補修して戻しておく、「夜中のこびとの靴屋さん」的?
ああ、、それでは可愛すぎる。どう表現したらよいか。。
「バリバリ」でもなく「管理職」でもなく「監視カメラ」でもなく。しかしそこにいるって大事だと思うんですよ。
プリ子さんが横にいて聞いている、って事を受け入れている若手の人達、決められているから仕方なく、
ではないと思うんです、私は結界があるってことを今でも完全には受け入れてはいませんが
自分がどのような立ち位置であるか意識できることは悪いことでは無いなとは思うようになりました。
よっしー
今50代半ばです。職場に女性が私一人だけなので、今まであまり意識せずにやってこられたのですが、2年程前から30~40代が中心メンバーの外部のプロジェクトに参加するようになって、否応なく年齢の壁を意識しております。先日も私以外のメンバーで「暑気払いの会」があったようで、それをメンバーのフェイスブックで知りました。皆さん会えばいつも笑顔でお話ししてくれて私としては「馴染んでる!」と思っていたんですけど、やはり気を遣ってくれてたんでしょうね・・・。あと2カ月もするとまたそのプロジェクトが再開するので、どう接すればいいのか、悩むわ~。
プリ子 Post author
つかっちさーん、コメントありがとうございますうう!
あああ…こちらは20代30代と変わらないつもりでも、向こうからすれば「上の人」なんですよね。
しかも今の若者は、いろんなソフトを使いこなして、見栄えのいい資料をささっと作ってしまったり。
かといって、自分には外に出るだけの体力も能力もなし。
管理職 / 事務 というような枠組み以外はないんですかねえ。
微妙な立ち位置でも、定年までいれば、それが次世代の希望になる!
と思いたい。。。最後まで頑張りましょう…
プリ子 Post author
江ノ島カランコロンさん、コメントありがとうございます!
本当に「できない」人には、誰も注意や指導はしないって、
私が最初に好きになった宝塚のスターさんが言ってました(またヅカかい(^-^;)
素敵なコメントをくださる江の島カランコロンさんだから、
あとえそのお仕事は苦手だったとしても、
ほかのところで必要とされているんだろうなあと思いました。
できる / できないの二項対立ではない、何かはないものですかね~
プリ子 Post author
パプリカさま、ありがとうございますー
うちの猫のおおらかな間抜けっぷりにいつも癒されてます。
ラブリーに生きろ! なんていい言葉なんだ!
できなくても、えらくならなくても、びみょーな人でも、
ラブリーなら許される! (ラブリーになれるのか? 笑)
猫とトランプというと、ポタリングキャットという猫グッズを思い出しました。
http://www.potteringcat.co.jp/trump-card-basket.html
プリ子 Post author
いまねえさん、コメントありがとうございます!
じじょくみさんのいらした珍獣パラダイスでも、「結界」について語られていましたね。
「靴屋のこびとさん」かわいい~。
「ハハ」や「お局」じゃちょっとかなすぃ。
経験が重宝されつつ、結界の向こうには行けない、
そんな「こびとさん」の働きが、正当に評価されているといいのですが。
ほかの人に対しては、
「この人は○○(役職や勤務形態)だから」ではなく、
それぞれの存在意義を認められるようになりたいし、
自分に対しては、
「今こんなふうに見られている」がわかるようだったらいいな、と思います。。。
プリ子 Post author
よっしーさん、それはつらい! 一人だけのけものかい!
しかもフェイスブックで知るというのがなんとも現代的ですね。
気を遣われている、と知ってしまった、ということを向こうも知ったであろう、
気まずい…ひとごとながら胸がチクチクします。
年代をこえて友情は成立する、とは思うけど、
大勢で、しかも仕事だと、なかなか難しいですね。