11月22日はカレー記念日

カレー記念日

落ちてゆく 枯葉のごとし 抜け毛かな

11月22日はカレー記念日

Jane

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カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

あなたのカレー記念日も、教えてください。
五七五七七形式で、下の句は「○月○日はカレー記念日」なので
上の句の五七五だけ送ってね!

日付は掲載日に変えさせていただきます。

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絶対阻止作戦 : お腹スッキリ麦サラダ

いくら自堕落な私でも、高齢者2人(両親)がいると、食事の内容に気を遣わざるを得ません。
特に母は、昨年、腰痛と憩室炎2度入院をしていて、
その再発を避けるためには栄養管理=食事が大きなポイントとなるわけです。
再発を避けなければいけない。
そりゃあそうですよね。
高齢の親に苦しい思いはしてほしくない。
が、我が家の場合、理由はそれだけではありません。

物忘れ症状が出ている高齢者が、それ以外の病気で入院をするのは
とても大変なことです。
例えば、認知症を抱えている人が
消化器の病気で消化器内科に入院することになったとしましょう。
消化器内科はあくまでも消化器の病気を治療する科です。
認知症に対応する科ではないわけです。
となると、認知症から生じてくる問題については、自ずと家族が対応する必要が出てきます。
我が家の物忘れ将軍(母)の場合、
最初は大部屋に入院するものの、
「なぜ私がこんな所にいなきゃいけないの?」と騒ぎ、
結局はわずか1日で個室へ移動&要完全付き添いとなるわけです。
毎日病室に泊まり込みです。

また、医師によっては、認知症を抱えている人に対する治療行為を疎ましがる人もいます。
母が憩室炎で入院した際には、運悪く(どちらにとってもなのでしょうが)、
そのタイプの医師と当たってしまい、回診の際に母が機嫌悪く接した途端に
「明日退院してください」と言われてしまいました。
入院2日目で絶食と点滴が続いていたというのに、
「家に帰っておかゆでも食べていれば大丈夫」と。

kayu食べていいなら、なぜ絶食させる?

確かに色々面倒な患者です。
それは重々承知で私たちは医師や看護師さんに頭を下げ続けています。
認知症の厄介な部分もあんたたちが面倒みてくれよ、とは毛頭思っていない。
ただ、医師であれば、個々の事情も加味したうえで
少しだけ柔軟な対応をしてもらえないものかと。
母を何か問題の塊のように扱われたような気がして、腹が立ち、悲しくなりました。

結局、看護師長さんや担当医師の上司である医師と話すことで
医師の対応に問題があったこと、まだ入院による治療が必要であることを確認し、
憩室炎がしっかり治るまで入院を続けました。

もちろん、すべての医師や医療関係者にこのような言動があるわけではありません。
一緒に回診に来ていた若い医師は、
「明日の退院は早いと思います。私から〇〇先生に話してみます」
と言ってくれました。
結局彼女の進言は聞き入れられず、彼女は
「私に力がないばかりに。申し訳ありません」と頭を下げました。
とんでもない。あなたの対応がどれだけ私たちを心強くしてくれたことか。
また、1人の看護師さんは、病院の退院支援室を紹介してくれました。
それによって、介護保険申請の面接を病室で受けることができるようになったり、
私たちの心配のいくつかが解決されました。
本当にありがたいことでした。
(※ある程度の規模の病院であれば、大抵、退院支援室があります。
退院後の介護が不安だという方はぜひ相談してみてください。
とても親切に相談に乗ってくれます)

というわけで、また入院ということになってしまっては本当に大変。
入院させないために、ありとあらゆる手を使わなくてはなりません。
(おとなしく入院できるなら、1週間ほど入院してもらいたいけど)
食事も、食物繊維、オリゴ糖、たんぱく質、塩分などを考えたものにしなくては・・・
と思いつつ、なかなか難しいのですが。

と、長く引っ張ったところで、今日の一品は「お腹スッキリ麦サラダ」です。
麦とヨーグルトでお腹にちょっと刺激を。

 

『お腹スッキリ麦サラダ』
mugisala

 

  1. 麦を軽く洗い、沸騰したお湯で茹でます。
    時々様子を見て、麦がふっくらと茹で上がったらざるにあげます。
    水で洗ってぬめりを取り、水気を切っておきましょう。
  2. サラダに入れる野菜を準備。
    好きな野菜を好きな形にカットしちゃえばOKです。
    ちなみに、私は、トマト、レタス、ベビーリーフ、水菜などのほかに
    キドニーやガルバンゾなどのサラダビーンズを使います。
    ビーンズLove !
    野菜の水分はしっかり切ってくださいね。
  3. プレーンヨーグルトにハーブソルトと胡椒を加えてよく混ぜます。
    これだけで美味しいドレッシングになりますが、
    ヨーグルトの味や匂いが強いと感じる方は、少量のマヨネーズを
    加えてみてください。味がまろやかになります。
    また、パンチを効かせたい方は、おろしニンニクを少し加える
    のもいいですね。
  4. 食べる直前に、麦、野菜、ヨーグルトドレッシングを
    混ぜ合わせましょう。
    これで出来上がり。簡単ですね。

 

親だけではありませんよね。
私たちも今から今後に備えなきゃ。
体力をつけて、さまざまな病気を予防するための食を考えなくちゃ。
今年の夏は記録的な暑さになるという予報も出ています。
しっかり食べて、しっかり頑張りましょう。

ミカスでした。


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コメント、ありがとー!

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    Rei

    初めてコメントします。
    病院は介護施設ではないのでしょう。何かあっては責任を押し付ける、家族側やマスコミ報道が多いことも、病院を頑なにさせる一因です。
    社会全体がそろそろ、「本当の人の寿命」を受け入れて、穏やかに旅立たせることを考えていく論理を構築する必要性を感じます。
    徒らに健康だけを唱えるのでもなく。

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    ミカス Post author

    Reiさん
    はじめまして。
    医療機関と介護施設の違いはわかっているつもりです。
    預かって介護をして欲しいとは考えていません。
    ただ、介護を必要とする高齢者も、介護ではない医療行為を受けなければならない事があります。
    その時に生じる障害をどう解決すればいいのか、それは介護をする者にとっては大きな問題です。
    そして、この問題は、介護者だけで解決するのはとても難しいことだと私は考えています。
    とはいえ、自分が実際に介護をするようになるまでは全く気づかずにいましたが。

    「本当の人の寿命を受け入れる」という事の本当に意味するところが私にはわかりません。
    ひょっとしたら、それは「終末医療」の領域に入る問題でしょうか。
    だとしたら、この記事と絡めて私がコメントをするのは筋が違ってしまうのでやめておきますね。
    でも、Reiさん、コメントありがとうございます。
    更に考える機会を与えていただいた気がします。

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    nao

    数年前、認知症の症状が出ていながら病院嫌いでなかなか受診できなかった義母を
    やっとの思いで大学病院の精神科に連れて行ったところ
    若い男性医師が、義母に物忘れしていることを自覚させようとやっきになり
    プライドの高い義母と言い合いになってしまったことがありました。
    専門の筈の医師でさえ、人によってはそんな感じです。
    頭ごなしに言われ義母は傷ついただろうし、それなのに付き添いの私が何もフォローできずに情けなかったです。
    その病院には通えなくなり、まもなく義母は脳卒中で亡くなりました。
    もっとうまく出来ることはなかったか、と今も思うことがあります。

    ご両親は食欲はありますか?
    これから暑くなりますが、ぼちぼちがんばってください。
    あ、以前紹介されていた「カブのスープ」すごく美味しかったです!

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    ミカス Post author

    naoさん
    病院嫌いのお義母さまを認知症の診察に連れ出すだけでもどれだけ大変だったか。
    プライドを傷つけられたお義母さまが感情を吐き出された場面で、naoさんの感情も少なからず揺れたことでしょう。上手くフォローできなくても仕方のないことです。でも、もっと上手く出来なかったかと悔いるnaoさんの気持ちもわかります。
    私は、毎日悔いています。自分が嫌になります。
    多分、これは親が亡くなってからも続くのだろうと思います。

    今のところ両親共にしっかり食べてくれています。
    ただ、母は去年の夏に食欲が落ちてしまい、ひと夏で10キロ近く痩せました。入院したせいもあるのでしょうが、今から暑さが心配です。
    カブのスープを冷たくして飲ませようかな。
    作ってくださってありがとうございます!

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    いまねえ

    若くして認知症を発症する事例も耳にしますし
    我が夫婦もアラ60世代となればそれぞれの両親ばかりでなく
    自分たちの明日の姿として今回の記事を読みました。
    連れ合いの仕事が知的障害、自閉症の人相手だったこともあり
    特に重度の人の通院介助は大変だと聞いたことがあります。
    どんな人ももれなく病気になるし怪我もするし歯も痛くなる。
    ただでさえ病院の門をくぐるのは不安なのに
    意思疎通が困難で現状認識が容易でない場合、治療も恐怖の
    対象でしかなくなるだろうと思う、自分もそうなると思います。
    家族は常に戸惑う「素人」なんだと思う、
    親がまだ元気でいてくれる私は介護とか認知症とか
    まさしく何もしらない「ど素人」です。
    自分が将来直面するであろう「介護」での戸惑いに翻弄される
    我が姿が見える気がしますが
    今はこのように皆様の思いを読みながら
    そうなのか、そういうことがあるのかと思いながら
    これだけ高齢化・認知症がクローズアップされているなか、
    認知症の人の通院や入院相談・支援窓口があるといいな、
    そんな視点で病院をみてみようかななどと思っています。

    ミカスさんの簡単で美味しそうな料理
    今回は食欲落ちるこれからに最適ですね。
    今度は写真と一緒にご報告したいわ。

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    ゆうちゃ

    お母様を問題の塊のように扱われた、ミカスさんの悲しいお気持ちはよくわかります。
    数年前に亡くなった母は精神病を患っていたので、内科的な入院を引き受けてくれる病院が無く、途方にくれたことが何度もあります。白内障手術の相談をした眼科医に「あんた、おかしいよ」と軽く言われた母が、檻のついた病院に入れられると言って失踪したこともありました。日帰り手術の話がいつの間にか警察のお世話に…
    誰が悪い訳でもないので、やるせない疲労が蓄積される毎日でした。
    自分の話を長々とごめんなさい。
    ミカスさんのお料理、いつも楽しく拝見させていただいています。お買い物のコツとかがありましたら、ぜひ教えていただきたいです♪

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    ミカス Post author

    いまねぇさん
    そうですね、もう、自分のことも考えなくてはいけませんよね。
    介護する側、もしくは自分が介護される側になった時に私たちが慌ててしまうのは、
    いまねえさんがおっしゃるように私たちが「素人」だからなんですよね。
    もちろん、介護や高齢者に関する諸々に関する情報はテレビや新聞などで目にしています。
    そのたびに「なるほど」と納得・理解したつもりにはなっていたのですが、
    やはり、「当事者になる」ということに関しては「ど素人」なんですよね。
    総合病院クラスになると、支援窓口があるところが多いです。
    入院の状況によっては、支援窓口の有無も病院選びの基準のひとつになると思います。

    作ったお料理の写真も一緒にコメントを頂けたら、さらにうれしいです。
    私が紹介したレシピだけでなく、いまねえさんオリジナルレシピをご紹介いただくのも
    大歓迎。
    お待ちしています!

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    ミカス Post author

    ゆうちゃさん
    眼科での出来事、お母さまもゆうちゃさんも本当に辛かったでしょうね。
    切なくて、ちょっと涙がでました。
    「自分の話を長々と」なんて仰らなくていいですよ。
    差支えのない範囲で経験をシェアしてくださることで、
    みんなで考えるヒントになったり、悩んでいる方の力になったりするのですから。
    「誰かに聞いてもらいたい、でも、身近な人には話せない」
    という人がこっそりとやってきて気持ちを吐き出す場になってもいいと思っています。
    それにしても、小児科があるように「高齢者科」があるといいのにとつくづく思います。
    高齢者を診る科=認知症を診る科というだけでなく、内科、整形外科、歯科、精神科、等々を網羅する
    「シニア総合病院」ができたらどれだけの人が救われるか。
    難しいことはわかっていますけどね。

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