おもてなしフェス: カリフラワーのピクルス
皆さん、お盆休みはいかがお過ごしでしたか?
ご実家で上げ膳据え膳方生活を送られた方、それはそれはようございました。
義実家でお義母さまスタイルに合わせた日々を送られた方、本当にお疲れ様でした。
帰省されたご家族やご親族をお迎え&もてなされた方、心からご同情申し上げます。
ずっと一人で過ごしたよ(泣)という方、意外とそれが一番楽かもよ。
ミカス家はお迎え&もてなし組でした。
しかも、12日には妹一家、13日には父方の伯母たちと、おもてなしフェス2 days!
2日続けてご接待に徹しなければならないというわけです。
そうなると、心配なのは忘れん坊将軍こと母。
最近では、家事、特に炊事のほとんどは私がメインでこなしているのですが、
母の頭の中では、まだこの家の主婦は自分という意識がしっかりと根付いています。
なので、人をもてなす献立を考え、そのための買い物をし、調理をするのは自分だと
考えているのです。実際には、一人で切り盛りするのはもう難しいのですが。
自分がやらねばという意識と、それについていけない頭にもやもやとする感情。
そのせめぎあいから、人が来ることになると軽いパニックと最上級の不機嫌さが
吹き出してしまうわけです。
しかも、物忘れというのは時に自分の感情すらも忘れていまうことがあるので、
「今回は来ないで、って断ってちょうだい!」と怒ったかと思ったら
大した時間も経たないうちに「〇〇ちゃんは海老チリが好きだから作ってあげなきゃね」と
楽しそうに話すのです。
案の定、今回もそれはそれは大変でした。
母「お盆、誰か来るの?」
私「12日に××ちゃんたち、13日に伯母さんたちよ」
母「えっ?!なんでもっと早く言ってくれないのよ?!」
私(だいぶ前から言ってるし、カレンダーにも書いてあるよ)
母「ご飯、どうしよう」
私「大丈夫。なんとかするから」
母「あんたが作るわけじゃないのに、なんで大丈夫なんて言えるのよ?!」
私(いやいや、作るの私ですから)
母「〇〇ちゃんは海老チリが好きだから作ってあげなきゃね」
私「そうね」
10分後
母「お盆、誰か来るの?」
私「12日に××ちゃんたち、13日に伯母さんたちよ」
・・・・
お察しの通り、この後は無限ループ地獄です。
忘れん坊将軍の座に就くまで、母はどちらかと言えばおもてなし好きの人でした。
料理が得意ということもあり、あれこれと献立を考えては手際よく準備をし、
素晴らしい食卓を用意しました。
これまで楽しんでやってきたことを「面倒だ」と愚痴るようになった。
今まで素敵なおもてなしをしてくれたのに、最近なんだか手抜きに思える。
この休み中に会ったお母さま、お義母さまにそんな気配は見られませんでしたか?
もちろん、年を取るとできなくなってしまうことも増えます。
若い頃ほどはうまくいかないことも増えるでしょう。
ただ、変化の原因には通常の加齢だけではないものが潜んていることもあります。
それに気づいてあげられるのはあなたかもしれません。
お会いになる時は、さりげなく観察をしてみることも大切です。
結局、おもてなしフェス1st dayはエビフライ、2nd dayは揚げワンタンをメインに
しましたが、その中で意外と好評だったのがカリフラワーのピクルスでした。
洋風の献立に加えればサラダのように、
和風の献立と一緒なら漬物代わりになってくれる便利な一品です。
特に、お盆やお正月など、ご馳走が並ぶ食卓ではいい口直しになってくれます。
味を馴染ませるための漬け込み時間は必要ですが、
全体的にはさほど手間はかかりません。
『カリフラワーのピクルス』
- 酢、水、砂糖、塩を小鍋に合わせ入れ、沸騰するまで加熱します。
調味料の量は味を見ながらお好みで調整していただければOKですが、
目安としては、酢と水を同量で合わせ、そこへお好みの甘さになる量の砂糖を
加えていくといいでしょう。塩は全体の味を引き締めるためのものですから、
ほんの少しで大丈夫です。
沸騰して砂糖が溶けたら火を止め、冷ましておきます。 - 容器に1のピクルス液、種を取り除いた赤唐辛子、ローレルを入れます。
長めに保存する場合は、煮沸した密閉瓶を使うといいでしょう。 - カリフラワーを小房に分けて茹でます。
お湯に酢を少々混ぜて茹でると、カリフラワーの白が強く出てきれいに茹で上がりますよ。
茹で上がったカリフラワーは、ペーパータオルなどの上に取り、軽く水気を切ります。
カリフラワーが熱いうちに2のピクルス液に加え、1日程置いて味を馴染ませましょう。
次のおもてなしは、多分お正月。
きっと、お正月過ぎにはまた同じようなことを書いているんだろうな。
「無限ループ地獄~!」なんて言ってね(笑)
まぁ、気を大きくいきますか。
ミカスでした。