Posted on by Comet
症例をみる
2年生になると、より実践的な授業が増えてきます。
いま取り組んでいるのは、症例検討のグループワーク。
臨床現場での言語聴覚士は
失語症の患者さんに対して、さまざまな検査をし
その結果から失語症のタイプなどを診断して
訓練の計画をたてます。
そのための第一歩として
まず検査のやりとりを録画した映像を見て
そこから何がわかるか、グループに分かれて検討する。
ということで
先日ある高齢の方の検査の録画を
7〜8人のグループで拝見しました。
終了後、各自がとった記録をつきあわせたところ
……あれ、私だけ違ってる。
「“帽子の絵”を見て、名称を言えるか」
という検査の結果が
私以外、みんなNGになってます。
私「“帽子の絵”はOKじゃないの?」
20代男子「何か言ってたけど『帽子』じゃなかったから」
20代女子「そうそう、何かわからないこと言ってた」
「シャッポ」って言ってたの。
私「シャッポを脱ぐ、って聞いたことない?」
20代数人「ないでーす」
シャッポはフランス語なんだよ、とマメ知識を披露しつつ
皆さんの記録用紙「帽子の名称」の欄を
OKに変えてもらったのでした。
*そもそも、なぜ言語聴覚士を目指すことにしたのか。
長い長い理由はこちらをご覧くださいませ。
*オバ専キャラクターを描いてくれたのは
籔内美和(やぶうちみわ)
1978年大分生まれ、香川育ち、東京在住。
オフィス★イサナのデザイナー兼イラストレーター。
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花緒
シャッポ!
ずいぶん前に亡くなった親戚の伯母さんが使っていたような(‘_’*)
きっと私もその場に居たら分かったと思いますが…。
cometさん、いつもご本人の世代よりも昔の事をよく御存じのような気がします。
なんか爆笑です(^o^)
こりんご
これこそ私たちオバフォーの利点ですよね?
私も…母から空襲の経験を詳しく聞いていたので、
大阪大空襲を経験した認知症のお客様と話が合い、ついには
「あんたは戦時中何歳やった?」
と聞かれました。
…いやいや、生まれてませんて。
Comet Post author
花緒さん
さすがに私も自分で「シャッポ」と言ったことはありません(^ ^)
「シャッポを脱ぐ」も言ったことないですが、
口に出してみたらちょっとかわいいので
使ってみたくなりました(^ ^)
Comet Post author
こりんごさん
わかりますー!
第二次世界大戦の話を「現在と地続き」と感じるのは
子どもの頃、親に戦争の話を聞かされていたからこそ。
私のクラスメートにとっては
「歴史上のできごと」ですから(^ ^;