連帯の重みと親子関係
連帯とはコトバンクによると①二つ以上のものを結びつらねること。互いに関係をもちあうこと。②法律で二人以上の者が共同してある行為またはその結果に対して責任をもつこと。とある。
何度か書いたかと思うがマメオ君の息子は奨学金が払えなくなり、現在マメオ君が支払いをしている。それはマメオ君が親で連帯保証人だからだ。現在の我が家の状況を日本学生支援機構に連絡したが5年前にはまだ収入があったという理由でマメオ君に支払い能力があると判断された。現在息子は健康で普通に会社勤めをしているが、支払い能力はないとのことで今後も返済することはなく、その奨学金はマメオ君の借金となっている。奨学金を借りる時にマメオ君はこんなことになるとは夢にも思っていなかっただろうが、障害者で要介護の身となっても連帯保証人としてその責任を負わなければいけない。
話しは変わるが、私の左手の親指付け根が何年も前から痛かったのだが、加齢と使いすぎが原因と思われるCM母子関節症という症状で現在ステージ4近く変形もしているので手術を進められた。毎月のように痛み止めの注射を打っていたが、一時的な効果しかないし、手術で楽になるならと思い、来年2月に手術を受けることにしました。手術そのもそんなに大変ではないようだが2泊3日入院しなくてはならない。大きな病院なので入院時に連帯保証人が必要となり(どこの病院でもそうかな?)そのことを長女に頼んでみた。「そこまで高い金額にはならないはずだし、もちろん私がちゃんと支払うから署名をお願いしたい」と頼んだ。その結果、こんな返信がきた。
「いくら払うからと言われても万が一の時に私は支払えないからおじちゃんかおばあちゃんに頼んでほしい」と。正直とてもショックだった。そして堅実な娘だな。とも思った。確かにその書類には連帯保証人について「原則として収入があり自立して生活できる人」と書いてあるし、会社名の記入もある。娘はフリーランスで今どのくらいの収入があるのかも私は良く知らない。しかも娘も奨学金を返済している。むやみに連帯保証人に署名しないのは正しい選択かもしれない。
私に弟や母がいなければ仕方なく署名したかも?しれないが・・・・でも何よりショックだったのは「なんの手術とか、入院について何も聞いてこなかったことだ。確かにその少し前に手術について簡単な手術だし大したことないからとは伝えていた。でも親が手術すると言っているのにそのことにたいして何も言ってこない。思えばこの1年は誕生日に何か送ってもなんの連絡もない。親として最低限のことはやってきたつもりでどうして今こうなのか?ただ話をしたくないのか、かかわりたくないのか、自分たちに余裕がないだけなのか?それがわからない寂しさもあるがどうしていいのかわからず時は流れています。
娘たちはマメオ君のことが好きではないが、再婚後も実家に帰れば会っていたし、マメオ君が倒れた時には私に色々協力もしてくれた。ただ娘たちは就職してもなかなか定着せずに転職を繰り返していたし、生活にも余裕がなかったかもしてない。そういう時期に一緒にいられなかったのがいけなかったのか。でもあまり干渉されるのも嫌がっていたようだし、正直なところ本当にわからない。母親には「自分の子供もことなのに・・・」と言われてしまったがもう大人である。子供はいつまでたっても子供だが大人になってからの接し方がわからない。でも自分にやましいことはないので変に気をつかうのも違うかな?と思っている。ただ今後自分に何かあった時に拒否されるのも辛いかも。そして娘たちが拒否したくても親子ということで拒否できないことがでてくるだろう。
あらためて連帯という重さと、親子関係について考えてしまいました。人生100年時代?まだ先は長い。でも1年はあっという間です。
今年も残り1か月をきりました。我が家の小さな玄関もクリスマス仕様です。