楽しい、大変バスハイク
マメオ君の通う中途障害者施設のバスハイクに行ってきました。今年で3回目の参加です。

このバスハイク、毎年この時期(梅雨入り前後)ということもあり2年前は現地では止んだものの朝の集合時には雨でバスに乗るまでカッパを着ても大変でした。昨年は朝からずっと雨、乗り降りの度にカッパを着せて脱がして・・・それだけでもヘトヘトでした。
でも二人一緒に外出できる貴重なバスハイク!今年こそ晴れますようにの願いが通じて曇り空ではありましたが時折太陽も見えるお出かけ日和でした。
今年は小田原満喫ツアー!小田原城であじさい花菖蒲まつりの散策、鈴廣かまぼこでかまぼこの手作り体験、そして地球博物館。今回は距離的には短いので少し安心。というのもマメオ君はトイレが近い。本当に近いのか心配症で行きたくなるだけなのか微妙である。今回は近場だったので途中でのトイレ休憩はなし、それだけでも助かりました。まず小田原城に着いてすぐにトイレ、その後あじさいと花菖蒲を見てからお城のそばに向かう。天守閣は階段なので断念しましたができるだけお城のそばに行こうと思い急坂を車いすで行きました。この坂が本当にキツイ。それなのにマメオ君は平然としている。途中で昭和を感じさせる子ども遊園地がありました。なんと汽車に80円で乗れるんです。乗りたかった。

さて、坂を上ってお城の入り口まで行く。下からお城を眺め今度は坂を下って戻る・・・
この坂を下る?上るのも大変だったけど下るのは危険というか緊張する。後ろ向きでゆっくりとくだったが間違って手を離せばマメオ君は一機に猛スピードで下へ行きそうな急坂。
下り終わった時にはホッとした。そのまま駐車場へ行くとバスに乗る前にまたトイレに行くと訴える。多分そうだとは思ったけれど今回は何回 行くのかな?
次の目的地は鈴廣かまぼこの里、ここではかまぼこと竹輪の手作り体験。予約の時間までまだ少しあったので少し休んでいるとやっぱりトイレ。その後手作り体験終えたらまたトイレ。そしてその横にあるお土産売り場の2階のレストランで昼食。マメオ君完食!
そしてまたトイレ。その後1階のお土産売り場へ行って少し買い物をしようとするがマメオ君は全く興味なし、何か買おうとしても「いらない」と言う素振りを見せるのでわたしも面倒になり「じゃここで待っていてね」と言うと頷くのでひとりで店内を歩く。しばらくすると左足で車いすを漕ぎ店内をうろつくマメオ君を発見!「動いてもいいけどあそこで待っていてね」と言うとまた頷く。その後しばらくして待ち合わせの場所に行くがいない。そこまで広くない店内なので走って探すがいない。きっとトイレだ!と思いトイレに行くがいない。まさかバス乗り場に行った?と思い店を出て駐車場に行くがいない。また戻って店内見るがいない。もう出発の時間も近いのでスタッフさんに事情を話してもう1度店内を走り回ったけどいない。これはリーダーさんに連絡しなければと思い店外に出ると横断歩道で信号待ちしているマメオ君発見!思わず駆け寄って「何してるのよ探したんだから」マメオ君はキョトンとした表情。急いで店に行き探してくれていたスタッフさんに連絡。無事にバスに乗れました。僅か15分ぐらいのことでしたがハラハラ、ヒヤヒヤでした。
その後、地球博物館を見学して無事に帰路に着きました。
帰宅後に確認したところマメオ君はトイレに行きたくなりお土産売り場のある1階のトイレではなくその前に食事をしていた2階のトイレに行っていたとのこと。自分でエレベーターに乗り、ようを済ませて降りてきたらわたしの姿がないので自力で駐車場に戻ろうとしていたようだ。
ここで色々いいこと、悪いこと?発覚。①そもそも自分一人でトイレにいけるのに毎回わたしに付き添わせるのでわたしは一人では無理だと思っていた。②その前に行っていたから・・・ということはわかるがなんで違うフロアーのトイレに行ったの。③なんで誰かに訴えるかわたしを探さないでひとりで行った④スマホ持っていったのにわたしに持たせていたから意味ないよね・・・・
たった15分ほどでしたがふたりにとって今後の課題と目標ができたような時間でした。
今回のバスハイクでわたしが一緒に行ったトイレが5回、マメオ君がひとりで行ったのが1回、どう考えても多いと思うけど、本人は誰でもトイレがあればとにかく行きたくなるとのこと。最近は本人の強い要望もあり普通の下着を使用している。確かに失敗されるよりはいいかもしれないけれど・・・
誰でもトイレももっと増えてほしいですね(去年も同じこと言っていたような気がする?)

クタクタでしたが楽しい1日でした。自分たちで作った竹輪で晩酌してすぐに寝ました(笑)
その後作業所に行った際にバスハイクの反省を聞かれたマメオ君はとにかく妻によく怒られたから気をつけます!みたいなことを訴えていたらしい・・・