風邪となかま
3年ぶりに風邪をひきました。
熱でぐったりしながらうさぎモーニングルーティン(ドライフード入れる、牧草替える、ケージを開ける)をなんとか済ませてベッドにううう・・と戻りました。
ウサギは新型コロナウイルスへの感受性が中レベルとあるので、世話をするときは事前に手をしっかり洗い、N95もどきのマスクをしました。
結局風邪はCOVIDではなかったのですが
いつもみたいにナデコ(頭をかきかきと掻いたりなでたりする)もせず、頭ごん(うさぎの頭におでこをつけて ごんごん という下僕の身勝手な挨拶)もせず、無言でうさぎを布団から眺めていました。
私の寝ている部屋はうさぎ部屋の隣で、へやんぽの時うさぎは私の部屋にやってきます。
さて、私の部屋でうさぎのとった対応はどれだったでしょう?
①恐ろしがって全く近寄らない
②一定の距離をとってよりそう
③いつもと全く同じ下僕のサービスを要求する
答えは②でした!
うさぎは普段、部屋に走り込んで来ることが多いです。
足音をたてて、「さあ、私ですよ!かわいい私が来ましたよ!」という顔をしているところが一点の曇りもないかんじで最高です。が
今回はぴょこぴょこと入ってくると、ベッドから1mほどのところで静かにうさぎらしく座り、そのまましばらくじっとしていたのです。
一代目うさぎもそういえば同じようでした。
3年前にも下僕は風邪でベッドでううう・・となっていました。
部屋の入り口で白い細長い体がひらめいて、あっ光!白い光が入ったようだと思ったら、一代目うさぎがベッドからやはり1mほどのところで長く寝そべっていました。
一代目も今のうさぎもどちらも「私は別にいつも通りなんだけど、今日はへやんぽで遊ぶのはやめて、しょうがない、ここにいてやるか」
と言うように落ち着いて静かにしていました。
そうか、これがうさぎの流儀なのか。一緒にいる生き物どうし。
純然たるペットなのだけれど、ペットとしての媚びを売らない感じがかっこいいです。
というわけで、下僕はお言葉に甘えて眠り、回復していったのですが、上記①②③の②から③に移行するのもまあまあ早くて、うさぎの流儀のきびしさも知ったのです。
翌日から早朝ケージをひっかく音で起こされ、ナデコを要求され、いつも通りにするよう促されました。
一週間ほどたって思いきり頭ごん&ナデコしたら、うさぎはあっというような表情をして頭をぶるぶるっと振って喜んでくれましたよ。
きびしいようでやっぱりかわいいうさぎだの。
うさぎの新型コロナウイルス感受性については 動物におけるSARS-COV-2感染 を参考にしました。