カモミール
連休に実家に行ってみたところ庭にジャーマンカモミールがボーボー生えていました。
近くにいくと確かに青リンゴの香り、オカヒジキを思わせる細身の葉っぱに小菊のような真ん中が黄色くて白い花びらのお花がたくさん咲いてちょっとメドウっぽい。うちのうさぎは生野菜より乾物が好きなのですが、カモミールは生のまま喜んで食べます。茎を下から食べていくのでお花部分がくるくる回りながら残り、最後に口元にちょこんとくっつくと素敵な構図になります。
狙っていないのにこのかわいさ。野ウサギが花野草を食べているところも可愛いだろうなあ。お花はポトリと落とされがちですが全部食べることもあります。
カモミールのハーブとしての効能は鎮静、リラクゼーション、健胃とあり、好んで食べるところをみるとうさぎはリラクゼーションを欲しているのでしょうか・・・。
野生のウサギは母ウサギの乳に含まれている成分から食べられる草を覚えていくと本に書いてありますが飼いウサギはどうなのでしょう。牧草の好みなどが伝えられていくのでしょうか。
野草は子供の頃近くの空き地や庭に生えていたオオバコとかハコベとかタンポポはわかります。今の家の周りでは排ガスだらけの道端や大勢の犬の散歩コースの公園に生えており、地面に近い植物なのでちょっと摘み取る気にはなれません。ヨモギなどは背が高めでよさそうですがなんと下僕は絶対にヨモギかどうか見分けられずやはり摘めません。
それで今のところ食べさせているのは実家のカモミールとビワ葉くらいです。
ビワ葉は実家で遊びで埋めたビワの種から育っているもので、生薬としての効能に肺や胃の熱を冷ますとあり炎症などを抑えそうです。ビワ葉も持って帰りました。葉の裏の産毛を落として陰干し中です。
そうしたら、なんとうさぎが膀胱炎になってしまいました。
へやんぽで今までなかった粗相をして、しかも尿の匂いがおかしいと感じていたのですがとうとう尿に血液が混じってしまいました。
ここはビワ葉だけで勝負を挑むことはせず、急いで病院に連れて行きました。検査をしてお薬が出ました。
うさぎは下僕に薬を飲まされて頭をぶんぶん振っていました。
ちょっとおかしいと思った時点で連れて行けばよかった。小さな違和感は放っておかない方がよいと重々わかっているのに・・・。
ハーブ類はウサギに安全に食べさせられるものを調べて、日頃の健康維持にうまく使っていきたいものです。