In Her Shoes ~ おばばは何を考えて? #1
~ 16年振りの帰郷。どさりと送られてきたおばばの靴たち ~
あーた!
〈 YOUは何しに日本へ? 〉って番組知ってる?面白いわよ~あれ。
ところでわたしのお靴、山口では履けない!って、あーたが断ったわたしのお靴。
今日、宅急便であーたんところに送ったから!!
うちにはテレビはない。
しかし今、うちには おばば(実母 78歳)の靴がある。
「 YOUは何故この靴たちを? 」
嗚呼、
わたしのなぞは深く
わたしのお財布は軽い。
軽いお財布を顧みるなら
これからわたしはおばばの靴を履くのが得策。(除:ダンスシューズ)
ひーふーみーよーいつむーななやー
靴や靴や汝らを如何せん。。。
いっそ靴からその日のいでたち。
絞ってみましょう。ない知恵を♪♪
なんじを、なんじを、いかにせん。。。
襟と裾がはしごレースのミモレ丈ワンピース、20年前メルサで。
スクエアネック、セーラーカラー、オフホワイトの麻。
もともとレトロなデザインが歳月を経ていっそうレトロに。
靴の透かしがはしごレースに見えなくもないという強引な理由で箪笥という地層から発掘。
ワンピースもネックレスもそして本体も
あれもレトロこれもレトロ移動はメトロ。
オープントウからは燃える闘魂赤い爪。
強引なはしごつながり
実際はざくろみたいな赤。
20年以上前、名古屋のベネチアンガラスのお店で。
オーナーは男性。話しは長いが面白い人だった。
お土産ものでないベネチアンガラスがいかに美しいか
丸山真男と埴谷雄高がいかに偉大か
日本人の美意識とイタリア人の美意識がいかにリンクしいかに相克するか
力説していた彼は同い年。
このお店、探したけれど今はもうない。
右端のガラスの指輪は、これもばば下がりのラリック(たぶん)
本日のいでたち
お題: こんにちは ♪ もろもろの古きくびきよ
【サヴァランのやさぐれ中すday 】今後の予定~
第1火曜 …「もってけBENTOU」
第2火曜 …「おばばの靴」
第3火曜 …「サヴァランは見た!」
第4火曜 …「やっぱりおやつ♡」
いつでもどこでもやさぐれサヴァラン♪
旧コンテンツはこちらです~→ 「晴れ、時々やさぐれ日記」
くるりん
項羽さま~~~! ←書き手の意図かどうかはさておき反応
…こんにちは☆新しい連載も楽しみに拝読しています♪
素敵な靴からシックなコーデ。アクセ(と赤い爪)の差し色がきれいですね。
一足の靴から組み立てるコーデ、個性や好みがほのかに薫るようで興味深いです☆
そして拝見出来た靴たちから、サヴァランさまのお母さまがどんな女性なのかにも思いを馳せてしまいました。
あ。
送られてきた靴たちの中で気に入ったものだけを残して、オクに出すのはいかがでしょうか?
売り上げでお気に入りを一足買う方が靴たちもサヴァランさまも幸せなような…ダメかしら…。
親不孝な考えでしょうか?でも娘の悩みが増えたら元も子もないと思いますです~。
ひと様のことなのにあれこれ失礼しました。今後もUPを楽しみにお待ちしていますね♪(^-^)ノシ
ふくっぺ
私は嫁ぎ先の92歳の義母からいろいろと頂いてます。わが母に比べてまあオサレ大好きな女性でしたから靴にバッグにコートにと…。同じくお財布の軽い私としては、私自身がアラ還に近くなってきて、スタンダードなモノで違和感なく使ってます。まだまだお宝が出てきそうな主人の実家です。
okosama
サヴァランさま
私もテレビを持たない子ども達にテレビの話をしては「テレビ無いから分からん」と冷たくあしらわれています。おほほ。
クラシカルでステキなコーディネートですねー。
それにしてもお母様のお靴。傷みが無い!きれいに履いていらっしゃるのですねぇ。
サヴァランさんの20年前の麻のワンピースがオフホワイトのまま保管されているのにも、びっくり。
お二人とも、お気に入りを大切に身につけてらっしゃるのですね。
サヴァラン Post author
くるりんさま
ごめんなさい~~!
「項羽さま~~~!」がわからなくって。
三国志方面かな?むすこに聞いてみます!
わたしの「こんにちは、もろもろの古きくびきよ」は
ベルばらはオスカル、バスティーユの戦い前夜の
「さらば!もろもろの古きくぶきよ!」をひっくり返したツモリ。
わかりづらくてすびばぜん(>_<) おばば靴の現金化 考えます!考えます! サイズ的には履けるものばかりなので、 ひととおり履いたら、そこからさらば組を選抜し。。 あ。靴がお米になっちゃうかも~('◇')ゞ
サヴァラン Post author
ふくっぺさま
コメントありがとうございます!
お義母さまのお宝!目を見張るような素敵なものがおありのハズ!
勝手に想像させていただいてあたまの中で夢が。ふわふわ~っと(笑)
むかしのものって
どこか詩情があったりしますよね。
それはその「もの」がもともと持っていたものなのか
あるいは「とき」が醸しだしたものなのか
判然とはしませんが好きな世界です。
母世代が大事にしたいわゆる「スタンダード」なものたちに
今のわたしの「年齢」がすんなりなじむようになったことは
ちょっとした明るい気づきであったりします。
「あら。わるくないわ」「わたし、追いついちゃったわ」
お仲間がいらしてくださってとても嬉しいです♪
サヴァラン Post author
okosamaさま
さすがokosamaさま!
そこ!そこなんです!
わたしが長年ぐやじ~~~と思っているのは。
母の靴
傷みがあまりありません。
ヒールも中敷きもそこそこの状態です。
そもそもわたし
母がヒールを削ったり、
つま先を削ったりしているのを見たことがありません。
つま先やかかとの広がりもあまり目立たず
「このひとはいったいどんな歩き方をしとるんじゃい」と
むか~しから下駄箱の前で腕組みをしておりました。
それでケツロン。
「地に足がついとらんのじゃ。だから靴がこうなのじゃ」
わたしのケツロン。
「わたしは地に足のついたニンゲンになる!!」
おかしな闘争心ですびばぜん(‘◇’)ゞ
okosama
サヴァランさま、再び。
書き手の意図とは違うようですが「愚や愚や汝を如何にせん」by項羽 。私もてっきり、サヴァランさんはこの詩を使っておられるのだと。
ベルばらは今BS再放送しているのを見て勉強?しなくちゃ。
もう、全然ファッションネタじゃないコメントで申し訳ありません(笑)
お母様、足の形が良いのでしょうか。歩き方が美しいのでしょうか。
サヴァラン Post author
くるりんさま
okosamaさま
ずびばぜん。
息子に言われました。
「おかーさん。項羽と劉邦
垓下の戦いは三国志のうんと前!史記ん中!
おかーさん。あーゆーおーけー??」
はい。これは
「虞や虞や。。。(垓下の戦い)」ならぬ
「愚や愚や 汝を如何せん」>わたし!
でございます。
たいへん失礼いたしました<(_ _)>
くるりん
再び三度またたび(笑)こんにちは☆(^-^)ノシ ←おバカですみません
まさに”四面楚歌”ですね???サヴァランさま(^m^)
自分の知らないことに精通してる家族が居る、て素敵なことですね♪
私は武侠小説が好きなので、史実関係はなんとな~くゆる~く(笑)わかる程度ですが、息子さんは年表とかきちんと把握しておいでのようですね。尊敬します☆
ちなみに…ヅカトークへのコメントを拝読していたので、『虞美人』をご存知なのかしらと思ったんです。ベルばらからの引用もありましたしね♪(^m^)b
あ、私はダイレクトに『項羽と劉邦』寄りです。宝塚は中学校の修学旅行で舞台を観たのみなので☆
でもいまだにその舞台での歌やシーンを覚えているという…さすが宝塚。おそるべし宝塚。
サヴァラン Post author
くるりんさま~
失礼つかまつりました~_(._.)_
わたしは生来のざっくりニンゲンで
三国志も史記も「中国おおむかし」でいいじゃ~ん!と言って
むすこに叱られました( ;∀;)
宝塚の「虞美人」
見たことがないんですが
わたしの頭の中にぼんやりある「虞美人」は、
春日野八千代さんの「虞美人」だったりもして。
ああどこまでも時代錯誤ですびばぜんー
修学旅行で宝塚の舞台鑑賞(*_*)
それはめちゃめちゃ羨ましいです~~~!