8月12日はカレー記念日

カレー記念日

ほんとうだ すべて笑える 記憶になった

8月12日はカレー記念日

ダイジャエモン

投稿はこちら

カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

あなたのカレー記念日も、教えてください。
五七五七七形式で、下の句は「○月○日はカレー記念日」なので
上の句の五七五だけ送ってね!

日付は掲載日に変えさせていただきます。

みんなのカレー短歌 一覧 >>

あの頃、アーカイブ

エピソード9★朝を告げる寿司飯の匂い。

さてさて、聞いた話を形に残すことを仕事にしている「有限会社シリトリア」(→)。
普通の人の、普通だけど、みんなに知ってほしいエピソードをご紹介していきます。

【エピソード 9】

昭和30年代半ばに神戸の繁盛する料理屋の娘として生まれたアキコさん。
今回は、祖父母・父母・娘の三代にわたって切り盛りしたお店の盛衰と、
アキコさんの目を通して見た大家族のお話です。
身内と、身内同然の板さんたちだけの小さなお店の時代の前編と、
会社組織に成長したお店とその後を聞いた後編の2回でお届けします。

神戸を走る私鉄の、とある駅前。昭和の初め、
大繁盛していた一軒の料理屋がありました。
もともと魚屋さんだったご主人が奥さんと二人で始めたその店は、
小さいながら板さんを数名置き、握り寿司、箱寿司はもちろん、
法事などの会食に供される懐石料理から、お手軽な持ち帰り寿司まで。
アキコさんの祖母は、今でこそどこの町にも見かけるような、
使い勝手のいい和食屋さんを、すでに昭和3年につくってしまったのです。

駅前という地の利と、本格的な味で大人気だったそのお店は、
祖父母夫婦の次男が若いころから手伝っていました。
昭和30年代には、商社のOLだったお嫁さんを迎え、
一人娘が生まれました。それがアキコさん。
由緒あるお店の名前から一字もらったと、小さいころから聞かされていました。

店を切り盛りする祖父母と両親、
そしてそこに働くたくさんの大人たちに囲まれて育ったアキコさん。
お勤め人のお父さんのいる家庭とは一味も二味も違う、
まさに「大店(おおだな)」という言葉が残る時代の空気が、
アキコさんの幼いころの思い出を彩っています。


寿司飯(クックパッドより)

「朝はいつも、寿司飯を炊くお酢の匂いで目が覚めました。
店の2階が居住空間。祖父母と私が一緒の部屋で寝て、両親の部屋があって、
あとは住み込みの従業員の人たちの二段ベッドのある部屋。
当時はまだ店自体も小さかったから、2階も手狭だったと思います。
階段を降りていくと、朝早くから仕込みで店内は忙しく、
祖父と父は市場に仕入れに出かけていました。
創業当時はまだ若かった祖母も、市場まで大きなカゴを背負って電車で通っていたとか。
私が物心ついたころには、もうすでに車でした。
マイカーもテレビも、商売柄、町内のどこの家より早く手に入れていました。
よく近所の人がプロレスを観にきていましたね。
料理を食べないお客さんで店はいっぱい(笑)」

一般の家庭で育ち、OLを経てお嫁に来たアキコさんのお母さんは、
結婚当初から夫と一緒に店を手伝います。
この店の経営の主導権を握っていたのは、初代であるアキコさんの祖母でした。
やり手のお姑さんに仕えながら、従業員である他人とも一緒に暮らす母。
板さんの中には、佐賀県からの集団就職で来ている若者もいました。
どんなに気を遣ってもやり過ぎることはない。
そんな母親の、お嫁さんとしての気配りの塊のような姿を、
アキコさんは近くで見て育ちました。

アキコさんのお父さんは4人兄弟の次男坊。
本来ならお気楽な身分だったところですが、
ほかの3人が全員別の仕事に就き、それぞれ家庭を持って独立したため、
アキコさんのお父さんが三代目に。
とはいえ経営者というより、現場のお店の、誰よりよく働く存在でした。
ちなみに一番下の弟さんは服飾デザイナーとして東京進出をはかっていました。
景気の悪いときは母親であるアキコさんの祖母が資金援助のために、
わざわざ東京まで出向いていました。


昭和45年導入された大型ジェット機
ボーイング747(Wikipediaより)

「遠くにいる息子はやっぱりかわいくて心配だったんでしょうね。
叔父にお金を届ける時には、祖母は必ず私を連れて行ってくれました。
飛行機で行って、東京見物して帰ってくる。
だから私はずいぶん小さいころから飛行機には何度も乗っていました。
一人っ子だったこともあり、店の人たちからも、アキちゃんアキちゃんと、
いつも誰かしら周りにいて可愛がってもらいました。
母の苦労をリアルに知るようになったのは、もう少し大きくなってからでしょうか」

楽しい思い出に彩られた幼少期を過ぎ、
時代は高度成長期の仕上げを迎えようとしていました。
(来月に続きます)

 

スポンサーリンク


あの頃、アーカイブ 記事一覧へ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。また、コメントは承認制となっています。掲載まで少々お待ちください。


コレも読んでみて!おすすめ記事

今週の「どうする?Over40」

「どうする?Over40」は、8月11日(金)~20日(日)までお休みします。

ゾロメ女の逆襲

【月刊★切実本屋】VOL.4 脊髄反射的やりとり と 茄子の輝き

50代、男のメガネは

自分のことは自分でやります、ということ。

これ、買った!

眼鏡の跡を回避するもの買った!

着まわせ!れこコレ

同期会はあの街で

ミカスの今日の料理 昨日の料理

将軍様と私の昨今 : 鶏レバーの唐揚げ

おしゃれ会議室 ねえ、どうしてる?

ミキティ&桜子の『これいいよ』~日傘②~

夫婦というレッスン

つばた夫妻は革命をやってたかも、という直観はあながちまちがいじゃなかった。

いどばた。

お化け屋敷は好きですか?

あの頃、アーカイブ

エピソード14★昭和40年代の引っ越し

KEIKOのでこぼこな日常

スマホで「聞く」読書

お悩み相談!出前チチカカ湖

【File No.19】家庭的と言われるのが苦痛です。

ハレの日・ケの日・キモノの日

暑くじめじめな7月

ラジオブースから愛をこめて

ピクルス生活

昭和乙女研究所

夏はアルバイト!?

なんかすごい。

S.M.ソング

ただいま閉活中

(54)閉活総括~健康編

これ、入るかしら?

vol.40 ふくらんだ袖

四十路犬バカ日和

犬だって華麗に加齢!

眉毛に取り組む。

総集編!眉毛ケアグッズ&お手入れ用品のご紹介

さすらいの旅人ゆりの帰国&奮闘日記

グアテマラ。そこで見た不思議な光景と懐かしい味

じじょうくみこの崖のところで待ってます

シン・ゴフジンラと、ドクターK。

新春企画 輝く!カレー記念日大賞2017

輝く!カレー記念日大賞2017

ワクワクしたら着てみよう

家でもそこそこ小綺麗に〜 & ZOZOTOWNに着ない服を売ってみた2

≪往復書簡≫SEX and the AGE 

「女性の健康を守り、5歳若くなる抗加齢医療」だって。ボーっとしてたら、すごいことになってるね。

最近、映画見た?

第12回 「海よりもまだ深く」

Over40からの専門学校 略して「オバ専」

【オバ専インタビュー】今まで知らなかった「責任感」も含めて、人生が大きく変わりました。

じじょうくみこのオバサマー

四十九歳の春だから。

華麗なるヅカトーク

第8回 型、色、数! 嫌なことがあったら、また観に来る!

サヴァランのやさぐれ中すday ♪

in her SHOES ~ おばばは何を考えて? #8

器屋さんのふだん器

ふだん器-38  飛びかんな

2016 みんなのこれ欲しい!

サヴァランの「これ、欲しい!」。

2015 みんなのこれ買った!

【じじょうくみこ】低反発リクライニングソファ、買った!

ブログの言葉

「別冊 どうする・・・」はこんなことを大事にします。(過去記事より転載)

今日のこていれ

「今日のこていれ」最終回。1年間のご愛読に感謝を込めて。

いろんな言葉

空気が流れれば、クヨクヨも消えていく。

崖っぷちほどいい天気

崖っぷちより愛をこめて〜最終回はカピバラとともに。

アラフ ォー疑惑女子

「もったいないお化け」の世代間連鎖

とみちっちの単身ベトナム&中国

ベトナムって、ハノイって、どう?

晴れ、時々やさぐれ日記

ああ、感謝。巳年と午年のあいだ。

中島のおとぼけ七五調

中島。の気ままに更新「おとぼけ七五調」12

ムーチョの人生相談「ほぐしてハッケン!」

【主夫ムーチョの相談】娘がご飯を食べません・・・。

ミラノまんま見~や!

連載最終回!「駐妻のここだけの話」にしようかと思ったが…災難に遭う!

ウェブデザイナーとの対談

大きな旗は振れないけど、小旗はパタパタと振れるだけ振っていこうと思ってます。

「最高の離婚」ファントーク

<対談「最高の離婚」最終回>ホームから電車に乗ってしまってキスして・・・ロマンチックでしたね。

スパコレ

美味しい缶詰を教えて!

2014 新春企画

どうする?Over 40 新春企画「物欲俗欲福笑い」♪( メンバー編 )

フォルモサ(台湾)の女

あずみの台湾レポート「やっぱり紅が好き!フォルモサの女たち」(13)〜不景気顔卒業します

ゾロメ女の図書館小説

帰って来たゾロメ女の逆襲 場外乱闘編 連載図書館ゴロ合わせ小説  『ライ麦&博 完結編』 後編

青蓮の「マサラをちょいと」

青蓮の「マサラをちょいと~人生にもスパイスを効かせて~ VOL.12」

Tomi*さんの最適解

「Tomi*さんの最適解。 ・・・白髪とコムデギャルソンとヤフオクと」  マインド編②

YUKKEの「今日もラテンステップで♪」

YUKKEの今日もラテンステップで ~VOL.13

Member's Twitter


  • カリーナのBILOGはこちら!「どうする?年齢とおしゃれ。それからすべての生き方」

  • Cometさんこと米谷さんの著書「ウチの失語くん」が電子書籍で出版されます!
  • 植松 眞人さんの本がでました♪「いまからでも楽しい数学―先生と数学嫌いの生徒、35年後の補習授業」
  • 「出前チチカカ湖」連載中 まゆぽさんの会社「シリトリア」

Page up