偏愛 : 紅茶豚
前回までのカナダ旅をちょっと引きずっちゃいますが…
帰宅してから広げるお土産も旅の楽しみのひとつ。
家族や友人へ買ったものを整理してから
自分のために買ったものをあれこれと並べてみました。
有名なお店のチョコレート、無添加の洗顔石鹸、
友人にご馳走になって美味しかったスープのキット、
紅茶専門店のチャイブレンド茶葉とティーバッグ、
同じ店のオレンジスパイスティー、
カナダにいる頃から好きだったブラックカラントティー、
可愛い缶に入ったチャイの茶葉…
ん?!
ずらりと並んだ、紅茶、紅茶、また紅茶。
<左:Tetleyのブラックカラント 右:Murchie’sのオレンジスパイス>
<左:猫ちゃんチャイ 中:Yogiのスパイスティー 右: Murchie’s のチャイ>
※この他に、もう飲み終えてしまったMurchie’s チャイの茶葉がありました
どんだけだよ、私?!
そういえば、浮かれに浮かれた空港ラウンジでも
「ほぉら、こうして濃く淹れた紅茶とホットミルクをカップに注げばミルクティー」
なんてはしゃいで、その挙句にミルクティーを床にぶちまけ、
一瞬にしてしょげ返るという失態を演じたのでした。
私、紅茶好きなんだ…。
えっ? 何を言うかって?
自分の好きなものもわからないのか、って?
いやいや、決して嫌いだとは思っていませんよ。
好きです。
でも、こんなに好きだとは気づいていなくて、
お土産の8割を占める紅茶の”群れ”に、今更愕然としています。
(しかも、すべてスパイスティー!)
でも、こうして己の偏愛に気づいた今、
これからはとことん紅茶を追求していこうじゃないかと
紅茶愛に燃える私。
というわけで、久しぶりの料理は『紅茶豚』です。
なんてストレートな名前でしょう。言い換えるなら、そのまんまじゃん!
この料理、今ではネット上のあちこちでレシピを見かけますが、
私は子供の頃に母方の伯母から教わりました。
別の伯母からは、牛塊肉のお酢煮を教わりましたが、
これらのメニューはお正月の持ち寄りパーティーの食卓を飾ったものです。
『紅茶豚』
- 深めの鍋でお湯をたっぷり沸かし、紅茶のティーバッグを加えます。
茶葉を使う場合は、お茶パックなどに入れましょう。特に茶葉が細かいと
肉に茶葉がくっついてしまいます。 - 紅茶が煮出されたら火を弱め、豚の塊(肩ロースがおすすめ)を鍋に入れます。
- 少しずらして蓋をして、弱火で30~40分煮ましょう。
- その間にたれを作ります。
醤油、みりん、酒、砂糖、酢、水を合わせ、加熱します。
沸いたら火を止めます。 - 豚肉に竹串を刺して、透明な汁が出れば出来上がりです。
火をとめ、あらかた冷めるまでそのまま紅茶液の中に置いておきましょう。 - 冷めたら薄く切り分けて、白髪ねぎと4のたれを回しかけて出来上がり。
火が通った肉をたれに漬け込んで味をしみ込ませるというレシピもあります。
私は漬け込むと肉がパサつくような気がして、
たれをかけるようにしています。
みなさんには偏愛するものはありますか?
そういえば、私、外食するといつも○○を頼んじゃう。
お店で××を見かけるとつい買ってしまう。
私のように、自分では気づいていない物が何かあるかも。
ミカスでした。