11月20日はカレー記念日

カレー記念日

片足で くつ下はけた日 調子いい

11月20日はカレー記念日

にゃまの

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カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

あなたのカレー記念日も、教えてください。
五七五七七形式で、下の句は「○月○日はカレー記念日」なので
上の句の五七五だけ送ってね!

日付は掲載日に変えさせていただきます。

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晴れ、時々やさぐれ日記

〈 晴れ、時々やさぐれ日記 〉 ああ、「大人の部」。行書と草書とそのまた先

 

 

 

――— 46歳主婦 サヴァランがつづる 晴れ ときどき やさぐれ日記 ―――

 

 

木曜の午後、お習字の教室に通っております。はじめは息子と一緒の「子どもの土曜日」だったのですが、先生のおすすめで「大人の木曜日」に移らせていただきました。

 

「大人はやっぱり、大人が書かれるのを見た方が勉強になりますからね」

 

「大人の木曜日」は、先生を含めて女性ばかり、人生の大先輩のおしゃべりの場でもあります。わたし以外の生徒さんは、みな先生の同級生や後輩ということで、公私にわたり長い長いおつきあいのようです。

 

「ま~、サヴァランさん。こんなおばあちゃんばっかりでごめんなさいね~。あなた、お若いからこんなおばあちゃんのはなしじゃ耳障りでしょう?」

 

いえいえいえ、若いなんてそんな。いえいえいいえ、毎回、とても勉強になってます。

 

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かなを書かれる方、臨書をされる方、大作に挑まれる方、みなさん、それはそれは達筆。そしてお口もなめらかでいらっしゃいます。鮮やかな水茎の跡と鮮やかな口跡。それらが同時進行なのは女性ならではとも思われます。

 

「 ○○さんのおばあちゃんは 100歳近くて寝たきりで、施設にもう何年にもなるけれど、あのおばあちゃんが稼ぎ頭で、○○年金、○○年金、そりゃあもう、たいへんなキャリアウーマンよ」

 

「 ○○医院の息子さんは、とうとう医学部には入れなかったらしい」

 

「 高校の同級だった○○さん、あのひと、最近遺産が入ったみたいだけど、税金がたいへんそうだね~。兄弟でもめてるって、××さんが言とった」

 

「 同級生っていえば、○○さん。わっかいねー、あのひと。びっくりするほど若いけど、あれはまぁ、長生きはせんね」

 

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こうやって書き出してみると、「イジワルばあさん」たちの会話、に聞こえてしまいます。実際、わたしも、「大人の部」に入れていただいた当初は、かなりドギマギしながら聞いていました。あ~、この手の会話、聞き覚えがある。そうだこれ、幼稚園ママたちが熱心だったヒソヒソ話の高齢バージョン?

 

ところがあるとき、ふと思いました。この会話は独特だぞ。温度も湿度も、思ったより低いぞ。ハラハラするような話題が、次から次へとスレスレの距離感で、おまけに深みには落ち込まない絶妙な波形で流れていくぞ。

 

 そこにいらっしゃるのは、穏やかなご婦人たちです。声のトーン、はなしの間合い、墨を磨る手つき、筆を持つしぐさ、けわしいものは何ひとつありません。キャリアウーマンのおばあちゃんのことも、医学部に入れなかった息子さんのことも、語る声にはぬくもりがあります。この温度、この湿度、これはあれだ、落語の空気だ。。。

 

「子どもはね、お手本どおりに字を学びます。大人はできるだけたくさんの種類の字をまねてみます。そのうち、自分の字が見つかります。書くたびに自分の気持ちが線に出ます。書いた字を見れば自分がわかります。だからね、根をつめすぎてもダメ。不真面目なのもダメ。結局、細くても長くやるのが一番ですから、うちに帰ってまで書くことはありません。ここ(教室)で、たのし~く書く。思うままに書く。たのし~く思うままに書いた方がいい線が出る。それでよし。それがよし。ここはそういう教室なの」

 

色の白い、笑顔のチャーミングな先生はおっしゃいます。

 

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「さ、ばあさまが待ってるから、帰るとしますかね。わたしみたいなばあさまにまたばあさまがいるんだから困ったもんです。じいさまは洗濯物をとりこんでいてはくれんじゃろ。はーまー、年とっても、ちーっとも暇なことにはなりゃせんねー。せんせ」

 

教室の壁には、子どもたちの楷書、高校生の行書、大人の方の草書が貼られています。木曜のご婦人たちの会話は、土曜の小学生には理解が難しく反発も感じるかも知れません。楷書の年代、草書の年代、そんなものもあるような気がします。

 

先日の月亭つまみさんご紹介の青木十良さんではないですが、ご婦人たちを拝見していると、「人生がほぐれる」というステージがどこかにあるような気がしてきます。「大人」と一口に表現しても、楷書の個性もあり。行書の個性もあり。草書からそのまた先へほぐれる個性もあり。。。

 

野の草の茎のような自由な線を目指したい。。。そんなことを思う「大人の部」です。

 

 

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コメント、ありがとー!

  • あ き ら

    あー、面白かったです。おもわずそのお教室に通いたくなってしまいました。
    その空気を吸いながら書に向かっていらっしゃるサヴァランさんのお姿が見えるようです。

    落語!なるほど。落語とは「業の肯定である」と仰ったのは亡くなられた談志さんですが、
    大人の部のみなさんの会話も「業の肯定」が前提になっているからこその温度と湿度
    のように思いますもの。

  • 爽子

    宿題のない、お習字教室に、わたしも行きたいです。
    家でおさらいするのが、とっても苦手です。
    生来の怠け癖で、何もしないまま、次回のお稽古日を迎えてしまうことが、多いです。
    …着付け教室は、自他ともに認める一番の劣等生なんです。シクシク

    いいなあ、よい線が書けるお習字教室。

  • サヴァラン

    サヴァラン Post author

    あきらさま
    コメントありがとうございます!
    お習字教室
    最近はかなり慣れてドギマギも減りましたが
    「ここで話題を振られたらどうしよ」とか相槌の強弱とか
    まだまだ修行中の身でございます。
    あきらさま
    ここへ桂談志さんを引っ張って下さって
    本当にありがとうございます!
    「落語は業の肯定である」
    「大人の部の会話も業の肯定である」って
    わたしの駄文を肯定していただいたようで感涙です。
    これは筆でしたためさせていただきます。
    来週のこのコーナーは、これオンリーでいきたい感じです。
    人生これ「業の肯定」

  • サヴァラン

    サヴァラン Post author

    爽子さま
    コメントありがとうございます!
    そうなんです!宿題のないお習字教室
    ずーーっと探していたんです。
    カルチャーセンターのお習字教室って
    宿題が多くないですか?
    書いてきたものを先生に添削していただくパターン。
    あれ、わたしダメです。
    このお教室は子どもは手ぶらで通います。
    お教室のお道具をお借りするんです。
    これすべて先生のひとを見る目のような気がします。
    着付け教室…
    わたし、爽子さまのお着物のお写真拝見しました。
    着付けもお習字も 笑顔一番!と思っております。

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