7月18日はカレー記念日

カレー記念日

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7月18日はカレー記念日

月亭つまみ

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カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

あなたのカレー記念日も、教えてください。
五七五七七形式で、下の句は「○月○日はカレー記念日」なので
上の句の五七五だけ送ってね!

日付は掲載日に変えさせていただきます。

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アラフ ォー疑惑女子

「ある程度の年齢になったら、上質なものを身に着けないと」って本当なの?

 

よく「ある程度の年齢になったら、上質なものを身に着けないと」と言うけれど、これっていつの時代から言われているんだろう。最近、私はこの言説に疑問を感じるようになってきた。もしかしたらこれは、バブル崩壊前の、一億層中流の時代だから言えたことなんじゃないだろうか。
なぜなら、ほとんどの時代において、庶民は子供から年長者まで質素だったはずなのだから。

 

現代日本の基盤は、だいたい高度経済成長期に出来上がっている。昔からずっと続いてきたことのように思われているものも、実は高度経済成長期以前は一般的ではなかったというものも多い。例えば専業主婦などがそうだ。専業主婦が一般的になったのは高度経済成長期からで、それ以前の庶民は、農家でも商家でも、共働きどころか一家総働きだったし、子供はある程度の年齢になったら奉公に出されていた。

 

そういえば、今日、日本人が抱いているキモノ観は、実はほとんど戦後にできたものだという。戦後、着物業界が、経済的に豊かになり上昇志向になった人々に着物を買わせるために、
着物を「知性・教養・お上品」というイメージで売り出したことによって、人々の間で「着物は難しくて、大変なもの」というイメージがついてしまい、徐々に敬遠されるようになってしまったそうだ。だいたい、庶民が普通に着物を着て生活していた時代では、着物があんなに高かったはずはないし、あんなにややこしい決まりごともなかったはずだし、タオルでグルグル巻きにするような補正もしていなかったはずだ。戦前の人々の写真を見てみると、随分ゆるく着付けてあることがわかる。

 

着物の例を考えると、「ある程度の年齢になったら、上質なものを身に着けないと」という言説も、随分あやしい。もしかしたら、庶民に「上質なもの」を買わせるために、戦後の服飾業界が仕掛けたイメージ戦略があったのかも、なんて思えてくる。まぁそこまでいかなくても、私は、「ある程度の年齢になったら、上質なものを身に着けないと」説が一般的な価値観として通用するのは、一億層中流時代だけという仮説を立てておきたい。

 

 別冊・上質なものa

 

「ある程度の年齢になったら、上質なものを身に着けないと」というのは、まず必然性があって選んだ結果として上質なものを身に着けることになり、「ああ、やっぱりある程度は値段の張るものを買わないとダメね」という結論に至るものなのではないだろうか。「100均で買ったパンツはすぐに破けてしまうから、せめてよりどり3枚で1000円くらいのパンツじゃないとダメね」という話とだいたい一緒で。それから、何事も初心者のうちは、初心者向けの値段の安い道具で、色々練習して使い倒すということをする。そして、上達してきてから良い道具を使うようになるものだ。

 

だから、その過程を経るということをしないで、「とりあえず値段が張って上品なものを身に着けてみました。だって、『ある程度の年齢になったら、上質なものを身に着けないと』って言うから…」となるのは、もしかしたら何か違うのかもしれない。一般論というのは、多くの人がそれぞれの過程を経てたどり着いた結果だから、大抵の場合は正解なんだけれども、その過程を
自分で辿らないで、一般論の表面的な部分だけを取り入れると、何事もあまり説得力のない
結果になってしまう。「ある程度の年齢になったら、上質なものを身に着けないと」という一般論が、ただの表面的なものと化しているとしたら、それはたぶん、「上質の形骸化」なのだと思う。

 

もしかしたら、大人の「上質・エレガント路線」というのは、若者の「モテ系・愛され路線」のようなものなのかもしれない。主流ではあるけれど、あくまでも主流なだけであって、別に主流に
乗っからなければいけないというわけではない。そういった「主流路線」は、ともかくそれに乗っかっていれば安心、という錯覚を起こさせやすい。流行に乗っかっていればそれで安心、というわけではないように、大人の「上質・エレガント路線」も、それに乗っかっていれば安心、というわけではないと思う。

 

ここ最近、比較的若い世代を中心に、普段着に着物を気楽に着たいという人が、静かに増えてきた。彼ら彼女らが好むのは、アンティークやリサイクルなどの、比較的安く手に入る着物だ。そこには、戦後にできたキモノ観を解体し、着物がただの服だった時代を踏まえて、現代の
キモノ観を問い直す流れがあるように思う。敷居が高くなってしまった着物の「常識」を吹き飛ばす新しい着物愛好家たちは、形骸化してしまったものを打ち破る勢いを感じる。

 

ということは、「ある程度の年齢になったら、上質なものを身に着けないと」という価値観も、そろそろ打ち破られても良いんじゃないだろうか。だって、もうそういう時代じゃないんだから。どのみち、理にかなっていない価値観なら、自然に衰退していくものだしね。

 

 

文章・イラスト 宇野ゆうかさん
こちらも、ぜひ、お読みください。宇野さんのブログ 「yuhka-unoの日記

★過去の記事はこちら。
「見た目アラフォー疑惑女子の、異質街道まっしぐら人生」
「美魔女の取り上げられ方についての問題提起」

カリーナが宇野さんを紹介したブログ記事はこちらです。↓↓
視点を変えて女性の「年齢」やもろもろを考えたい!

 

 

 

 


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コメント、ありがとー!

  • gh

    バブル世代ですが化粧もせず、質素な服で学生生活を過ごしました。服には関心がありませんでしたが、最近は上質な服の良さも実感しています。私の周囲の主流はチープナチュラル派です。これはこれで居心地悪いので気にせずに好きな服を着ています。昔よりファッションの選択肢は増えているのがありがたいです。年齢にかかわらず「こうあるべき」は苦手かも。。。

  • Tomi*

    いたく同感です!!
    私は「ある程度の年齢になったら、上質なものを身に着けないと」という価値観から「イチ抜けた〜」をしたクチですが、抜けてしまったら気持ちが楽になりました〜(〃´o`)=3 ホッ

    『もしかしたら、大人の「上質・エレガント路線」というのは、若者の「モテ系・愛され路線」のようなものなのかもしれない。』
    そうそう!そしてそれに乗っかっている女性がいかに多いことか!
    キモノ観も「なるほど〜!」と膝を打ちました!

    イラストがとっても素敵〜〜♪
    かの雑誌を踏みつけてるところが私的にツボです(^w^)

  • ドーリー

    「別冊」って、記事はもちろんだけど、イラストがとても好きです!
    このイラストも、隅々まで楽しんで見続けちゃいます。

    私は以前、ちょっと高価な服は「よそいき」として大事にし過ぎて着やしない、というバカっぷりだったので、今は「これ好き!いっぱい着よう!(使おう!)」になりました。
    「ある程度の年齢になったら、上質なものを身に着けないと」じゃなくて、
    「ある程度の年齢になったら、もういつ何があるかわからないんだから、自分が本当に好きで気持ちのいい物を身に付けてたい」になってます。
    着物を気楽に楽しめるのもステキですね。
    嫁入りで持たされて、しまったままの着物の存在をふと思い出しちゃいましたぁ・・・

  • 七蓮しずく

     おぉーっ!!!本当に痛快な内容で、『そうそう…』と納得しつつウケてます。

    あ、忘れてました(汗)
    宇野ゆうかさんの記事へ、初めてコメント入れさせてもらいます。

     バブル世代に社会人になった者ですが、
    派手派手なブランド物が流行っていたわりに、
    私個人の価値観が微妙に違うので、自分の価値観で、服飾方面はシンプル路線で通してました。

     「着物」と言えば、何故か…
    タオル使って、祖母にギューギューの巻き寿司状態にさせられた『七五三のお参り』の悪夢を思い出す始末。
    20歳目前の頃、母親が勝手に注文した『成人式用の振袖』さえも、それが解った時点で、大モメして注文自体をキャンセルさせました(苦笑)。
    実際に、成人式に着たのは、小柄すぎる体形の為、Sサイズコーナーで探し当てた『シンプルで、合理的な襟が外せるスーツ』でしたよ!
    (とても機能的だったので、その後は約10年は使用)

     見得はりたいヒトはともかく、上っ面だけの『上質』は必要ないと思います。
    ≪本当に、それが、その人に必要か? そのヒト自身が、本気で気持ちよく、好きで着こなせるか!?≫
    そこが、大事なんじゃないか…と思います!!

    気に入ったシンプルなモノは、安価でも、10年以上着てるモノもあります♪
    (これぞ、究極の倹約スタイルでしょうか!?)

  • かえるちゃん

    こんにちは♪
    昨年、我が家にしてはかなり奮発した時計を主人にプレゼントしたところ、上質スイッチが入ってしまい、以後押さえ込むのに必死な妻でございます
    おしゃれに目覚めて、小綺麗になったのはいいのですが、買い方が無邪気すぎる

    ちょっと良いものを着ると、立ち居振舞いもちゃんとしようと思うし、楽しいのだそうで、小遣い貯金でなんとかなってる(たまにヘルプ要請あり( ̄^ ̄))ようだし、
    パチンコに消えるよりはいいか、と

    バブルを知らない世代を目覚めさせてると、危険かも!ですよ

    ちなみに、妻はバブルで散財した苦い経験のある世代なので、ほどほどに、身の丈にあったもので楽しみたいと思ってます
    でも、長く綺麗に着れるのはちょっと良いものに多いのは、確かだなぁ

  • みきみき

    イラストも文章もナイス!!、素敵ですです
    アンティーク…、確かに今、若者にブームですね
    私も一時期ハマりそうに(ゴホゴホッ)
    でもあの着物って若者ならカッコイイのですが、年が行くとなんだかイマイチに…
    今はもう着ようとは思わなくなりましね
    それが大島でも(年に合う)…何なんでしょう(ないわけではないですよ^^)
    世の中の流れが何処に向かってるのか
    ゆうかさんの鋭い観察眼、楽しみにしてります
    自分の体がパッとしなくなる現実にどこかセンスがあってぱりっとしたものも欲しい…
    こうしてみると皆さんの意見もすごく楽しいです
    うんうん~(^▽^)

  • 桂子

    至極共感しながら読みました。
    この「ある程度の年齢になったら上質なものを」という価値観、そこらじゅうの30代、40代、50代の主流だと思います。

    でもかなりの違和感を感じざるを得ない…だってこの価値観が成り立つのって

    ・右肩上がりに給料があがっている(年齢を重ねるごとに経済的に豊かになる)
    ・いわゆる適齢期に結婚しすぐに子供が生まれている(ある程度の年齢にはすでに子育てが終わっていて経済的に余裕がある)

    という前提あってのことですよね。
    ゆうかさんもおっしゃっているように、これってまんま高度経済成長期!
    この時代にこんな前提な人達っていったいどのくらいの割合で存在するんでしょう?
    なのになんで雑誌の中だけでは主流??最近創刊された新しい雑誌でさえなんで?
    消費させようとする魂胆かって思ってしまいます。

    中流から滑り落ちてワーキングプアの方が近い、高齢出産な私はもはや金銭的についていけません…
    ので、自分の出来る範囲で楽しく機嫌良く幸せな気分で過ごせる服を身に着けたいなあと思っています。

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