Posted on by がっちゃん
radikoと深夜放送
ラジコは本当に便利だ。パソコンでもスマホでも、クリアな音で簡単にラジオ放送が楽しめる。しかもタイムフリー機能を使えば、一週間前までさかのぼって聴くことができる。「昨日の放送、どうだったかな?」とか、「先輩が気合を入れてつくった番組、聞き逃した!」というような場合にも、デスクでひょいひょいとチェックできるので、ありがたい。
ラジコ配信が始まって、他県のリスナーさんからもメッセージをいただくようになった。日本は広い。私たちの上空は晴れていても、北国では雪が降っているという。ローカル局の放送が全国どこでも聴取できる時代、たくさんの局の中からわが番組を選んで聴いてくださることに、感謝の気持ちでいっぱいになる。
「ふるさとの放送局だから」「方言が懐かしいから」「地元企業や商店のコマーシャルが聴けるから」なんて理由で楽しんでくださる方も多いようだ。ラジコを通して故郷とつながっていただけるなら、こんなに嬉しいことはない。
ラジコ配信にはノイズがない。ストレスフリーである。でもクリアな音に慣れた今、ふと思う。深夜放送のノイズがなつかしいな、と。
夜、枕元でお目当ての番組を聴こうとしたら、韓国の電波が混じって、日本語が遠くに消えてしまいそうになる…。仕方なく起き上がり、ラジオをもって部屋中をうろうろ。窓際に置いたり、傾けてみたり…。青春時代の深夜放送は、混信との戦いだった。
外国の電波が届くということは、日本の電波も遠くまで飛んでいるということ。ラジオ局に受信報告をすると、受信証明とお礼をかねて、ベリカードが送られてくる。海外からも日本のラジオ局に受信報告があるという。電波で世界はつながっている。
そう考えると、電波って、ロマンティック。10代の頃の私がもうちょっと感受性が強ければ、日本語に混ざって聞こえてくる外国語に、世界の断片を感じとることができたかもしれない。……なんてね。
つまみ
がっちゃんさん、こんばんは。
ラジコやポッドキャストによって、ラジオのポジションが画期的に変わりましたね。
聴き手にとってもそうですが、作り手側もいろいろ変化があったのだろうなあと思います。
>青春時代の深夜放送は、混信との戦いだった。
まさにまさに!
十代まで福島で過ごしましたが、日中は東京のラジオはほとんど入らず、夜、深夜になればなるほど聴きやすくなったものでした。雨の日の方がよく聴けた記憶もあります。
外国の放送も確かに聴けました。韓国語、中国語、あと、モスクワ放送も。
モスクワ放送は、日本語で「こちらはモスクワ放送です」と言っていたような。
そういえば、「欽ドン」は、夜9時台に付近の県のいろんな局でやっていて、チューニングをちょっと変えると、1日で3回ぐらい聴けたことを覚えています。
高校時代は会津でしたが、会津はそれまでの中通り(福島市)より、関西のラジオがよく聴けました。
MBSなどを聴いたものです。
ああ、十代のラジオ生活の思い出がどんどん出てくる!
アメちゃん
そうそう!
中高生のころ、夜中にラジオを聴きながら受験勉強してると
よくお隣の国の放送が聞こえてました!
私の実家は、田舎でしかも国道沿いなので
真夜中のしーんとした中、遠くから長距離トラックが走ってくる音が聞こえて
そこに外国語のラジオ放送が相まって
何か、異次元というか時空のゆがみというか
そんな気分がしましたねぇ。
ラジコはほんとありがたい機能で
気に入った番組は、2回聴いたりしてたんですけど
私のiMacのOSのバージョンが低くて、とうとう聴けなくなりました……。
バージョンをあげると、仕事で使ってるソフトが使えなくなるし
スマートフォンは持ってないし
かといって、ノートパソコンで聴くほど執着もないから
まぁ、ラジオでいいか〜と
完全ラジオ生活にまた戻りました^^。
音の入り方に合わせて、窓辺にラジオを持っていったりしてます〜。
でも、ラジオのちょっとこもったような音って好きなんですよね。
「アナログ・コネクション」とか「オトナのJAZZ TIME」みたいに
レコードで音楽を流す番組は
クリアじゃない方がいい感じだなぁと思います。
いまねえ
がっちゃんさま
・・うっかり「ガッチャマンさま」と変換しそうになりました。
こんにちは。
「ベリカード」初めて知りました。
私も中高校生時代のラジオは
混信との闘いですね。
どうしてもお目当てのラジオ番組よりも
外国語の放送のほうがより高い頻度で
入ってきてしまう。
外国語放送の向こう側に、
目的の番組を探し出して聞いている、
加えてザーザー雨のような音もかぶさって
聞きづらいと思いつつそれが日常だった。
クリアな音、というのは想像だにしなかったかも。
混信雑音つながりで思い出すのが、
子どものころ祖母の家では
「有線」が各戸にあって
地区の農業情報や案内を放送していたのですが
これがまた電波が悪いというのか、
ザージャーいう音の合間に人の声が聞こえる、
私には何を言っているのかわからなかったけど
伯母はそれをちゃんと聞き取るのが不思議でした。
今もその有線は機能しているのかな。
祖母も伯母も亡くなり訪ねることもなくなりました。
混信、雑音は思い出の音で記憶にしっかり残ってます。
爽子
がっちゃんさん、こんにちは!
本当に、おっしゃる通り、深夜放送を聞いていて、肝心なところで北京放送が入ってきて、京劇みたいに聞こえる、強弱の波のある歌声が響くことしばしばありました。
弟なんかは、ベリカード欲しさに、電波を探し求めていたほど。
それにしても、つまみさんは、福島にいて、MBSが聞けたなんて!
大阪の福島区しゃないのに!
ヤングタウンのこちらヤンタン、毎日放送でぇーす♪て、歌、覚えてますか?
つまみ
爽子さん、その歌、覚えてない(^^;)
でもきっと、聴いてたんでしょうね。
ヤングタウンは聴いてました。
谷村新司とばんばひろふみという、文化放送「セイヤング」の強力タッグもヤンタン、やってませんでした?
あと、桂三枝、鶴瓶、なども聴いた気がします。
TBSラジオで「ヤンタンTOKYO」というのをやっていました。
鈴木ヒロミツとか。
アン・ルイスや太田裕美がびっくりするような攻めの発言をよくしていました。
がっちゃん Post author
つまみさん
「こちらはモスクワ放送です」って、私も覚えています。
ソ連の日本語放送だったんですかねえ。
中学に入ってすぐ、ラジカセを買ってもらって、
夜にチューニングすると、いろんな音がきこえてくる。
「大人になったな~」と実感したものです。
それにしても、福島で関西の番組がきけたんですか。
そりゃ、大人への扉がパッカン!開きますね。
がっちゃん Post author
アメちゃんさん
長距離トラックの走行音と、外国の電波がまじりあう音って、
なんかいいですね~。幻想的です。
そして「こもった音」の魅力、たしかにありますね。
味わい深いというか、ノスタルジックというか。
最近はAM局も補完放送(災害時などに備える)として、
FMでも電波をだすようになってきました。
どちらで聴くかで番組の印象が変わってくるでしょうね。
音にも時代を感じますが、アナウンサーのしゃべり方にも時代を感じることがありますね。
抑揚や間の取り方で、昭和っぽくなったり。
昔の東京五輪の時のナレーションって、今とぜんぜん違いますもんね。
がっちゃん Post author
いまねえさん
お婆さまの家の有線放送のお話、めちゃ面白いです!
頻繁にノイズ交じりの農業情報が放送されていたら、
かなり賑やかですね。
それにしても、叔母様のリスニングスキルはすばらしい!
有線放送、今もあるのかしら。
雑音は、思い出とつながっているんですね。
がっちゃん Post author
爽子さん
北京放送=京劇!確かに!!
躍動感ありますもんねえ。
弟さんはベリカードを集めてらっしゃたんですか。
さすが男の子。
ラジオも分解できたりして?
ベリカード、最近は局のキャラクターなどが印刷された
ポストカード形式が多いようですが、
昔もそうだったんですかねえ。